わが青春に悔なし

劇場公開日:

解説

戦前の京大・滝川事件と戦中のゾルゲ・スパイ事件のふたつをモチーフに、ひとりの女性の反戦活動を描いたドラマ。“永遠の処女”原節子が芯の強いヒロインを好演。大学教授の一人娘・幸枝は学生たちのマドンナだった。野毛と糸川も幸枝に思いを寄せるライバルだが、野毛は反戦運動に身を投じ、糸川は取り締まる側の検事にと正反対の道を選ぶ。幸枝は信念を持って行動する野毛に惹かれ結婚するが……。ファシズムの吹き荒れる時代、自ら信じる道を強く生きる女性の姿を謳い上げたドラマ。

1946年製作/110分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1946年10月29日

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映画レビュー

4.5タイトルなし

2023年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原節子がいい。
蔑視の視線を写すシーンとかいい。
省みて悔いのない生活。
敗戦直後といえばしょうがないかも。でも、ちょっとベタすぎか。

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えみり

5.0もし、次の戦争があるなら、それから…

2023年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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777

4.0原節子が素晴らしい

2020年10月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

GHQ検閲下で作られた作品。ゾルゲ事件を基に作られているが、当のアメリカではこの映画の公開のすぐ後に「赤狩り」が始まる…プロパガンダなんてろくでもないね。

しかしやはり黒澤映画。
ダイナミックな演出。ストレートな表現。ポイントはちゃんとおさえていて映画として申し分ない面白さ。

そして原節子。黒澤映画に出演したときの彼女にはいつも驚かされる。前半の良い家柄のご令嬢から後半の百姓まで、同一人物とは思えない役の入り込み。
自我に目覚め、生きることを噛み締める女性像を好演。

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柴左近

4.5タイトルなし

2020年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

時代倫理が違っても一級の作品のみ作る黒澤明は偉大。野毛と幸枝の中盤の二人芝居が秀逸。何故そのタイミングでライトをつけるのか。その灯りは後にどのような効果を生むか。「太陽はひとりぼっち」の冒頭のようだ。圧倒された。

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kazuyuki

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