レオン 完全版

劇場公開日:

解説

リュック・ベッソン監督作品「レオン」に、22分の未公開映像を加えた完全版。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作が映画初出演となったナタリー・ポートマン。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じている。

1994年製作/136分/PG12/フランス・アメリカ合作
原題:Leon The Professional: Uncut International Version
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1996年10月5日

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(C)1994 GAUMONT/LES FILMS DU DAUPHIN

映画レビュー

4.0マチルダを中心に22分のシーンを追加、ベッソンがこだわるも全米では未公開の完全版

2021年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画ファン中心に56万人を動員したが、2週間前に封切られた「フォレスト・ガンプ」の大ヒット(推定動員500万人超)で今いち印象が薄かった「レオン」の日本興行(95年3月)。その1年半後に公開された「完全版」は単館規模ながら超ロングランを記録してリベンジを果たし、ベッソンの名は広く知れ渡った。
復活した22分は大きく分けて2つ。マチルダが殺しの助手になるパートと、DEAから脱出した夜レオンに告白するシーン。特に監督は後者のフッテージにこだわったが、米のリサーチ試写では児童ポルノだというクレームが殺到し削除していた。そもそもオーディションの時からナタリーの両親は殺人、銃、喫煙、性愛などの要素に難色を示していたが、監督は本人の意思を尊重してくれと主張、最終的には11歳だった彼女自身が出演を決断した(最近のインタビューでナタリーは「あれは性的対象とみなされ不適切だった」とコメント)。
通常版は50カ国以上で公開されたが、この完全版は前述の理由から米では公開されず、仏、日、独、露など6カ国でしか配給されていない。
なお冒頭の標的「太った男」の情婦役は当時ベッソンの妻であったマイウィン。彼女は「フィフス・エレメント」にも異星人オペラ歌手に扮している。

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ホンダケイ

3.5バランスよし。良いエンタメ映画。

2024年3月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

様ざまな要素がバランスよく詰め込まれ、いろいろ楽しめてエンタメ映画としてはかなりよい感じ。

12歳の少女とレオンの関係は曖昧だけれど、そこがいい。自由な人間関係は、こうだと決められるものでもないと思う。寂しかった二人に心の接点があった。しゃれた話。

バランスが良すぎる映画だとわたしの場合は退屈に感じがちだけれど、この映画は俳優たちの演技がかなり楽しめて退屈はしない。
特にスタンフィールド役。あの、ピリピリしてキレてくる感じ。気持ち悪い、でも見たい。絶妙だった。彼が100点満点、マチルダ役が90で、レオン役が80点ぐらいといった感じ。レオン役はもう少し口元を締めてるともっと渋くてよかった…。トニー役もなかなかひとクセありそうな感じが最後まで気になった。マチルダの家族、スターフィールドの子分、それから最後の学校の先生に至るまで、なかなかだった。

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あまおと

4.0決して”家族的な愛”の物語ではない

2024年2月23日
iPhoneアプリから投稿
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 Karin

4.512歳のナタリーが魔性すぎる件〜〜

2024年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

随分以前にテレビでチラ見しただけで
今回初の映画館での鑑賞。

もう〜〜サイコー!!

何と言っても当時12歳のナタリー・ポートマンが魔性すぎて
観ていて女の私でさえ、ちょっと魅了されてしまったわ!

移民としてアメリカに来た孤独な中年の殺し屋と、
唯一の愛する存在を殺されたやはり孤独な少女が
仇を打つことで共に生きようとする映画。

公開当時の配給会社「日本ヘラルド」がつけたキャッチコピーは

「凶暴な純愛」  カッコイ〜〜イ!!

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

今回の完全版は公開当時はカットされていた部分が
ちゃんと入ってるとのこと。

どんなに「えげつない」のかな?と思ったのですが
未成年に銃を持たせるシーンや、
ちょっとおませなセリフがあっただけで
映像的にはそんなにキツくは無かったです。

そんな事より、19歳で移民としてアメリカに来たレオン。
殺し屋の仕事は完璧とも言える程こだわりが強いのに
字もろくに読めず、人と話すことも苦手で
今で言う発達障害なのかもしれないけど、
移民の先輩として頼りにしていたトニーも
結局はレオンを良いように利用していて
レオンの心根の純粋さを理解していたのは
昔の死んだ恋人とマチルダという孤独な少女だけ〜

なんて、悲しい〜〜

だから、ラストの展開にみんな涙するのよね〜

更に私は帰り道のショッピングモールの
キッチン用品売り場でピンクのミトンを見かけて
思わず涙が湧いて来てしまった〜〜
なんという天使なレオン〜〜

@お勧めの鑑賞方法は?
映画館で「凶暴な純愛」に身を委ねてください!!!!

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