もののけ姫

ALLTIME BEST

劇場公開日:2025年10月24日

解説・あらすじ

「天空の城のラピュタ」「魔女の宅急便」などを手がけてきたスタジオジブリの宮崎駿監督が原作・脚本も務め、室町時代の日本を舞台に、荒ぶる神々と人間との争いを描いた大作アニメーション。

室町時代。北の果てのエミシ一族の村に暮らす青年アシタカは、村を襲ったタタリ神を退治した際に死の呪いを受けてしまう。呪いを絶つ方法を求め、西に向かって旅に出たアシタカは、やがて「タタラ場」と呼ばれる精錬所を目指すことになる。そしてその道中、森の中で犬神に育てられた少女サンと出会うが、人間を嫌うサンに森から去るよう警告される。やがてタタラ場へたどり着いたアシタカは、人間たちが生きていくために森を切り開いたことでサンと犬神の怒りを買っていることを知るが……。

声優は、主人公アシタカ役に「風の谷のナウシカ」でアスベルを演じた松田洋治、「もののけ姫」と呼ばれるサン役に「平成狸合戦ぽんぽこ」にも出演した石田ゆり子。そのほか、田中裕子、美輪明宏、森繁久彌、森光子、小林薫、西村雅彦らベテラン、実力派俳優が多数出演。カウンターテナーの米良美一が歌う主題歌も広く知られる。当時の日本映画歴代興行収入記録を塗り替える興収193億円という大ヒットを記録して社会現象となり、アニメーション作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞の受賞をはじめ、様々な国内の映画賞を受賞した。

2025年10月には、スタジオジブリが監修した最高画質の4KデジタルリマスターでIMAX上映。

1997年製作/133分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2025年10月24日

その他の公開日:1997年7月12日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.5 やっぱりジブリは安心できる

2025年10月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

知的

難しい

驚く

IMAXで再上映されると聞き、絶対に観にいこう決めていました。過去にテレビ放送で一回見ましたが、ほぼ忘れていたので思い出す意味も兼ねて劇場で鑑賞しました。

4Kリマスターということもあり、大自然の背景がより鮮明になっていました。手書きの絵とは思えないぐらい美しく、もはや動くアート作品と呼んでもいいレベルで圧倒されました。

あのテーマ曲をIMAXのダイナミックな音響で聞いたときは、周りに包まれているような臨場感で興奮しました。まるで、大きなコンサートホールで生演奏を聞いているような感覚でした。

物語はすごく難しく、全体像を把握することができませんでした。それでも、獣との共存や人間の愚かさを描いた宮崎駿は流石だと思いました。

いつ見ても色褪せない作品で、観終わったときは「やっぱりジブリは安心できるな!」となぜか笑顔になれました。IMAXとの相性も良かったので、この機会にぜひチェックしてみてください!

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共感した! 6件)
Ken@

5.0 人間と自然の対立を描く映画ではきっとない

2024年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 20件)
宇部道路

5.0 2026年の正月映画でもいいよ

2025年12月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

驚く

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 12件)
モアイ

4.5 得体の知れない何か

2025年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

約30年振りに劇場にて4Kで再鑑賞。やはり、スクリーンで鑑賞すると迫力と臨場感が桁違いです。本当に来て良かった。

私は信仰を持っておらず、神様を信じてはいないのですが、漠然と八百万の神は居ると思っています。それは、子供の時から山や海、森などには何かが潜んでいそうで、得体の知れない何かへの畏れを感じていたから。得体の知れない何かというのは、私だけが感じたものではなく長い間人類が感じてきた普遍的なもの。それを概念化したのが神なのではないかと。

この八百万の神を制圧しようとするタタラ場(文明社会)に生きる人間と、山に生きるサンは一見正反対に見えます。しかし、人間が生きる文明社会も山がないと成り立たない。今も解決していない、いや今後も解決しそうにない人類の抱えるジレンマをサンとエボシ御前で表している様でした。

山と共に生きるサンも
サンを救いタタラバの人を救うアシタカも
開発を進めるエボシ御前も
全てが人類の象徴。

しし神様は、あらゆる生命体を司る崇高な何か。
私の生も死も、しし神様次第です。
台風、噴火、地震、津波などもしし神様の領域。
だから、たくさんの死をもってたくさんの生を生み出します。

個人的には人間よりも、犬神モロ、乙事主様、しょうじょう達の存在がブッ刺さりました。思いっきり人間族でいることに罪悪感を感じましたし、全ての生き物が人間族を恨み憎しみ、苦しみを訴えかけてきた錯覚に陥りました。人間族でいることが恐ろしい。

「俺たち人間喰う」
「人間にもなれず山犬にもなりきれぬ哀れで醜い可愛い我が娘だ」
「わしの一族を見ろ。みんな小さくバカになりつつある」

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ミカ