ボーイ・ミーツ・ガール(1983)

劇場公開日:

ボーイ・ミーツ・ガール(1983)

解説

ジャン=リュック・ゴダールの再来といわれたレオス・カラックス監督の長編デビュー作。親友のトマに恋人を奪われたアレックスは、彼を殺す決意を胸に夜のパリに出て行くが、同じく失恋した少女、ミレーユと出会い恋に落ちる。のちに「汚れた血」「ポンヌフの恋人」へと続いていく、ドニ・ラバン演じるアレックスを主人公にした3部作の第1作。

1983年製作/104分/フランス
原題または英題:Boy Meets Girl
劇場公開日:1988年7月16日

スタッフ・キャスト

監督
製作総指揮
アラン・ダーン
製作
パトリシア・モラー
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(C)THEO FILM

映画レビュー

4.5アンファン・テリブルのセルフポートレート(?)

2024年1月20日
Androidアプリから投稿

部屋で大音量デッド・ケネディーズからの、懐かしや、小学生の頃にPCでプレイしていたspace cadetのピンボール(実機!)のピコピコ音の流れに個人的に痺れた。 プレイに興じていたアジア系の白のワイシャツ姿のサラリーマン達が見つめる中、メンテナンスで台の蓋が開けられ、中身をクローズ。複雑に絡み合うコード、チカチカ点滅する光。序盤のここまでで持っていかれました。 マジックミラーで隔てられたかのように、主人公の存在はほとんど無視されていて、ポーズや動作が固定された人物達はゲームのNPCのようだった。現実感のない夢のようなパーティー(主役級に綺麗な手話通訳!)。中年や老人達の中に入ると、顔にニキビ跡の目立つ主人公アレックスの子供っぽさが一層際立っていた。 監督が主人公に自己投影している節も感じられるけど、23歳が撮ったとは思えない仕上がりだった。アレックスを演じたドニ・ラヴァンも当時22歳で、カメラテスト映像で主人公の1つのセリフを挙げて、そこには反抗心と反抗への絶望感が込められていると分析していて、ナルホドなあと思った。

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抹茶

2.5色味なし(白黒)

2022年4月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

冒頭 何が起こるんだろう?と思わせた フロントガラス突き破ってスキーを積んだ車をママが子供を抱きながら運転+電話 このあとなんの関わりもなかったのか不明 白黒映画なので本来何色のチェックかわからないが、彼女の好きな色?のスカーフとのこと 随所に白黒の市松模様だったりギンガムチェックだったりジム・ジャームッシュ風(カラックスが先) アパートの大音量パンクロック音漏れのインターフォンに向かって詩を詠む男性と その後おもむろにベッドから降りてタップダンスをする女性 ゲーセンの音はパンクというよりテクノ懐かしいピンボール 電飾の派手なマシンに集まるのは白シャツの日本人? アンプル剤多用のアレックス この頃のドニラヴァンはまだ子供だったけど 怪物の素性が窺い知れる怪演 青春映画そのものだけどタイトルがtrfで笑

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mamagamasako

2.5アレックス

2022年4月19日
iPhoneアプリから投稿

若くてかわいい! フィルムが古いから途切れたのかそういう編集なのかもわからないくらいよくわからなかった。

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hyvaayota26

4.0"Holiday In Cambodia"

2022年3月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

≪WE MEET LEOS CARAX!≫ ミレーユが音楽をかけると流れてきたのはアメリカのハードコア・パンク"DEAD KENNEDYS"で、ほぼフルにジェロ・ビアフラの声が聴こえる中でのベルナールが詩的に吐く台詞との違和感、作品全体の雰囲気から白黒の映像を踏まえたLookに意表を突かれる選曲、デヴィッド・ボウイの方がまだしっくりくる。 アレックスとミレーユが会話するパーティでの場面が長尺でゴダール監督作『気狂いピエロ』の序盤でのパーティを思い出す、個人的に。 何が起こったのか、混乱してしまう終盤に違う角度から見せる同じ場面の唐突さ、バッドエンドでありながら意味深に歪んだ恋愛体質??

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万年 東一

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