ベリッシマ

劇場公開日:1981年8月1日

解説・あらすじ

 娘をスターにしようと奔走する母親の姿と映画界の内幕を、風刺の効いたテイストで描いた作品。子役に起用されるにはコネが必要と聞いた母親は、早速撮影所に出入りする若者に取り入ろうとするが……。闊達な母親を見事に演じているのは、戦後のイタリア映画界を代表するアンナ・マニャーニ。原案は 、ネオリアリズムの代表作である「自転車泥棒」の脚本を手掛けたチェーザレ・ザバッティーニ。

1951年製作/115分/イタリア
原題または英題:Bellissima
劇場公開日:1981年8月1日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5 魅力的な母親役

2025年7月18日
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ルキノ・ビスコンティ監督/1951年/伊

この監督のもので、こんなに賑やかな(というか、うるさい)ものがあるとは。イタリア庶民の女性たちは、毎日こんなに大声を張り上げて絶え間なく喋るのか? それとも作品にメリハリを与えるための演出? 確かに生き生きとしたものは伝わるのだが、わたしには苦痛だった。我慢して観たのは(途中休憩を挟んだ)、結末がどうしても気になったし、母親役の個性的な美しさに惹かれし、さりげないシーンが面白くて捨て難かったから。

煩さを除けばよい映画だった。
母の娘に対するあつい愛情。娘の将来を思い奔走し金も使うが、娘の笑顔を親として守ってやらねばいけないことも忘れなかった。
映画という金づるに群がる社会に対し、映画を作る立場から警笛を鳴らしているのはおもしろい構図。

大地に抱かれるような、おおらかで、情が深い母親像がよかった。
イタリア映画は情を感じさせることが多い。これもそうだった。

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あまおと

2.0 ビスコンティ映画と言うよりは、ザ・イタリア映画!

2021年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ビスコンティ物として
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
に続き観賞。

イタリア映画らしい、登場人物の
ガチャガチャした会話?の連続
に閉口しつつ、
最後は娘の素朴さが採用の決め手になって
シャンシャンの筋書きかと、
半ば退屈加減的に観ていたが
見事に裏切られた。

そうか、最後は親としての目覚めか、と。

娘が笑い者の主役では、
と契約を破棄することによって
夫との関係も復活するというオチに
拍手しつつも、
全盛期のビスコンティのレベルまでは
まだまだの作品に思え、
ビスコンティ物と言うよりは、
ザ・イタリア物といった感じの映画だった。

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KENZO一級建築士事務所

2.5 終始続く怒鳴りあい

2013年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

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Cape God