パットン大戦車軍団

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劇場公開日:

解説

第2次世界大戦のアフリカ戦線でナチス・ドイツ軍を相手に闘ったアメリカの名将、ジョージ・S・パットンの波乱に満ちた半生を、「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー監督が映画化した戦争スペクタクル。パットン将軍をジョージ・C・スコットが熱演しアカデミー主演男優賞に輝いたが、これを辞退したことで話題になった。他にもアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞など、1970年度の最多7部門を受賞。

1970年製作/172分/アメリカ
原題または英題:Patton
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1970年6月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第28回 ゴールデングローブ賞(1971年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ジョージ・C・スコット

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 フランクリン・J・シャフナー
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映画レビュー

5.0英雄、あるいは戦争狂い…去り際の哀愁

2024年12月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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しゅうへい

3.5風格と高揚感を備えた、伝記映画の傑作だ。

2024年11月25日
PCから投稿

本作以前に無かったわけでは無いが、実在の人物のある一時期、その人物の最も重要な時期に焦点を当てた作品だ。本作の商業的な成功は、伝記映画のスタイルの1つを、幅広く定着させたと思う。 欧米では知名度が高い人物で、劇中で前提の説明が殆ど無いので、鑑賞前にパットン将軍の生涯や人間関係、国際情勢など、背景知識を予習したほうが良いと思う。 なんと言っても、ジョージ・C・スコットの特筆すべき名演技が光る。また、フランシス・フォード・コッポラが脚本を執筆し、後にエドマンド・H・ノースが加わっている。無駄が全く無く、様々な出来事や人物像を、適切に表現している。 戦略的な軍事の天才であると同時に、不適切な言動を繰り返して物議を醸し、キャリアを遠回りしたが、輝かしい軍功を重ねた実在の人物を、実に堂々たる風格で、高揚感をもって描き切った、伝記映画の傑作だ。

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瀬戸口仁

2.0戦争に取り憑かれた男…

2024年10月14日
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鑑賞方法:TV地上波
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KEI

3.0人間パットンを描いたのではなく、より危険な状況の現代を訴えた反戦映画にも思え…

2024年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映画館とTVで それぞれ一度ずつ観た映画だったが、 パットンの人間性に迫った内容で、 戦争時においてのみ功を奏するような 過激な人物像描写の域を出ない作品 との印象を持っていた。 しかし、アカデミー主要4部門他を獲得 した作品でもあるし、 前回の鑑賞から時間も経っていたので、 改めて、彼の苦悩なりは描かれていたのか に注目して、 TV放映を機に久々に鑑賞した。 改めて観てみると、 「バルジ大作戦」以上の大作感だったし、 パットン将軍の絡み部分を中心とした 第二次世界大戦ヨーロッパ戦線の ダイジェスト版との装いに感じた。 しかし、 途中での多少の自省の場面はあったものの、 期待した彼の人間としての苦悩 なりは何も描かれてはいなく、 今回も、終盤近くにドイツの情報将校の語る 「戦争がないと生きられない男だ」との 言葉そのままの人間描写で終わってしまった ような印象だった。 しかし、この映画化に際して 遺族の協力を得られなかったとも言われ、 実在の人物像としては そんなことは無いように感じるのだが、 多分に、 彼を徹底的に“戦争好き”とした この作品の意味は、 人間パットンを描こうとしたのではなく、 実は、反戦意図の作品であって、 終盤近くでの従軍記者?の質問に答えた 「兵隊も将軍も抜きの…ただ、 生き残った者と死んだ者だけ」 との戦争に関する発言は、 まさに「兵士抜きの兵器」にさらされている 現代の我々が直面している戦争に対する、 より危険な状況を訴えようとする反戦映画 だったのではないだろうかと思わされた。 それにしてもこの作品、 アカデミー賞を7部門で受賞した 米国では評価の高かった作品だが、 日本では 「イージー・ライダー」 「明日に向かって撃て!」 「M★A★S★H」 が上位を占める中、38位と下位に沈んだ。 一人の人間性に迫った作品で、 アカデミー賞を独占した作品が キネマ旬報の評価でここまで評価が低い ことも珍しいような気がするが、 日本人の受け止めとしては、 人間パットンへの肉薄が偏り過ぎて、 単なる戦争巨編映画 と捉えられたからなのだろうか。

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