白痴(1951)

劇場公開日:

解説

黒澤明自身が敬愛するドストエフスキーの名作「白痴」を映画化した美しくも激しい愛憎劇。純真無垢な美しい亀田青年、彼を愛するふたりの女・綾子と妙子、そして妙子を野獣のように愛する無骨な男赤間。4人の間には、神々しいまでの愛と激しい憎悪が燃えあがる。原作に忠実であろうとするあまり、当初前後編4時間25分の長編として完成したが、難色を示した松竹側と黒澤監督が対立。切るならフィルムを縦に切ってしまえと、激怒した逸話は有名。結局現在観ることのできるのは大幅にカットされた166分バージョンのみである。

1951年製作/166分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1951年5月23日

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映画レビュー

4.5恥ずかしながら初見。

2023年11月26日
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マサシ

5.030年ぶりに観ても 全く分からない

2023年8月23日
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悲しい

これほどまでに分からない映画も珍しい
黒澤にしては珍しくロケとセットの
写真の質感が明らかに違いがある
ロケは演出無しで街の人々をそのまま
撮影して使ったものでしょう
陸橋と蒸気機関車のシーンは素晴らしかった
雪の演出も妥協が多く感じられました
黒澤明が映研の学生レベルになってしまった
最高の反面教師的映画
同時期の野良犬とは月とスッポン

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nensho

5.0辺りが凍る吹雪と身を焦がす激情

2020年10月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

黒澤明の作品の中でも特にエネルギーが凄い映画だった。とんでもなく寒い札幌が舞台のはずなのに寒さは感じない。それどころか黒澤明のドストエフスキーへの熱量が映画全体から滲み出ていて暑苦しいぐらいだ。

今作で特筆すべきは何と言っても原節子の演技である。小津安二郎の作品に出演する彼女の面影は無く、孤高の女を演じきっていて度肝を抜かれた。素晴らしい女優だったんだなと再認識。案外黒澤明との相性も良いのかもしれない。 三船敏郎とのツーショットも嬉しい。

とてつもない善人は世の中では白痴というのは本当かもしれない。所謂普通の人々は、その善意を信じることができないし、バカにするか異常者扱いする。信じたとしても自分だけのものにしたがる。主人公亀田は最期どうなってしまったのか…。

叶わぬ夢かもしれないが、いつか4時間超の完全版を観てみたい。

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柴左近

3.0長尺だが最後まで問題なく見ることができた、4時間半だとどうかわから...

2020年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

長尺だが最後まで問題なく見ることができた、4時間半だとどうかわからないが。三船以外の3人が素晴らしく思えた。特に原節子。わが青春に悔なしもそうだが、黒澤作品も相当に相性が良い。観念的な話と人物たちなのに見られるのは何故だろう。

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kazuyuki

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