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わが敬愛するフランク・キャプラ監督作の中で唯一未見だった作品‼️今作もまたフランク・キャプラ監督の数多くの名作たちと同じく、人間の善意に満ちたホントに微笑ましい作品‼️競馬が大好きで、持馬のブロードウェイビルに深い愛情を注いでいるダン。彼は大事業家の娘と結婚し、紙箱会社を任されて社長となるが、安泰な生活に興味を失くし、会社を辞め家出までして愛馬の調教に熱中。妻の妹でダンに密かに想いを寄せるアリスも駆けつけで手伝う。レースが近づき、周りの人たちも僅かな金をブロードウェイ・ビルに賭ける。そしてブロードウェイ・ビルは見事優勝するが・・・‼️主役のダンを演じるワーナー・バクスターは、私的には傑作ミュージカル「四十二番街」の演出家の役が印象深い人ですが、今作でも愛馬の事になると一直線なダンをハイテンションに演じていて好感度高し‼️そしてアリスを演じるマーナ・ロイ‼️自らの想いをダンになかなか気づいてもらえないアリスが時折魅せる表情が寂しげで、ホントに可愛らしく、美しい‼️そしてアリスの父で実業家を演じたウォルター・コノリー‼️この人は「或る夜の出来事」でもクローデット・コルベールの父親を演じていて印象的だったのですが、今作でも次第にダンの生き方に感化されていく役柄を印象的に演じています‼️クライマックスのレースシーンがスゴい迫力‼️そしてキャプラ監督らしい金持ち階級への皮肉がユーモアたっぷりに込められていて、家を出て行くアリス、そんなアリスを迎えに来るダン、そしてすべての事業を手放した父親が、「私も連れて行け!!」とダンとアリスを追いかけるラストのすがすがしいヒューマニズム‼️ホントにキャプラ監督はステキだなぁ‼️