初恋のきた道

ALLTIME BEST

劇場公開日:2000年12月2日

解説・あらすじ

「紅いコーリャン」「あの子を探して」などで世界的に高く評価される名匠チャン・イーモウが、中国の農村の美しい自然を背景に、少女の初恋をみずみずしい映像美でつづったラブストーリー。

華北の自然豊かな村。都会で働く青年ユーシェンは父の訃報を受け村に帰郷するが、母は伝統の葬儀をすると言い張り周囲を困らせる。その様子を見て、ユーシェンは両親の恋物語を思い出す。都会からやって来た若い教師チャンユーに恋をした18歳の少女チャオ・ディは、手作りの料理の数々を通して恋心を伝えようとする。やがてその想いは彼のもとに届くが、文化大革命が起こり2人は離ればなれになってしまう。チャオ・ディは町へと続く1本道で、愛する人を待ち続けるが……。

本作が映画デビューとなるチャン・ツィイーが主人公の少女チャオ・ディを好演し、彼女の出世作となった。2000年・第50回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。

1999年製作/89分/アメリカ・中国合作
原題または英題:我的父親母親 The Road Home
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2000年12月2日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0 紅の時代が懐かしい

2026年3月27日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

カワイイ

コン・リーと別れたチャン・イーモウが最初に監督した『キープ・クール』は日本にはだいぶ遅れて来て、その次の監督作である『あの子を探して』のほうが先に日本公開された。だがコン・リーとのコンビ時代にだいぶイカれていた僕は、素人ばかりを出演させた、いかにも“いい話系”を予想させる『あの子〜』に興味が持てず、劇場公開時には見逃してレンタルビデオになってから観たので、本作のほうを先に映画館で観た。本作も“いい話系”を予想させたが、主演のチャン・ツィイー(チャン・ツーイー)がスター性を感じさせる子だったんで映画館で観ようという気になったんだろう。

だが、やはりダメだった。初期のコン・リー時代を“紅の時代”と称し、それに対して『あの子〜』から本作、そして『至福のとき』へと続く三部作を“桃色の時代”と称する呼び方がその頃にあったが、初期コン・リーとのコンビ作に心酔していた僕はその“桃色の時代”の作品群には今ひとつノレなかった。チャン・ツィイーも確かに可愛かったものの、僕は初期イーモウ映画でその情念全てをぶつけてくるようなミューズを演じていたコン・リーに魅了されてたんで、やはり今ひとつどうしてものめりこめなかった。僕がチャン・ツィイーに魅了されたのは本作よりも後に観た『グリーン・デスティニー』の鼻っ柱の強いお嬢様役ででした。イーモウ監督作でも『HERO』『LOVERS』の彼女はとても魅力的だった。とはいえ当時チャン・ツィイーをコン・リーに代わるチャン・イーモウの新たなミューズとする見方もあったが、そうはならなかった(イーモウの新たな愛人などとする下世話な憶測もあったが、父娘ほど年の差があることを考えればバカげた下衆の勘ぐりだっただろう)。それは中国映画の状況が変化したからで、トップ女優をいかに名匠とはいえ1人の監督が独占できる時代ではなくなったのだ。ツィイーは中華圏ばかりでなく、米国・韓国・日本と世界に招かれるスターになっていく。

なお本作は文化大革命の時代を舞台としているが、実際には本作のような甘い展開はあり得ないことのようで、そういう意味では一種の愛のファンタジーを描いてるらしい。日本では大ヒットしたが、中国本国では中規模のヒットだったとのこと。あと邦題は秀逸。原題は直訳すると『私の父母』だが、チャン・ツィイーが鮮烈すぎて、観た人もモノクロで描かれる現在のシーンの息子が語り手で、両親の若い頃の話がカラーで描かれているというのを案外忘れてるかもしれない。モノクロのお母さんがチャン・ツィイーのその後です。

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バラージ

3.0 チャン・ツィイーの魅力抽出にエネルギーを取られ過ぎ?

2026年2月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

かつてロードショーで観たはずだった
のだが、何故かパンフレットはなく、
今一つの印象の作品だったのかも知れない。

キネマ旬報ベストテンで第4位に選出された
この作品、現在が白黒で、過去をカラーで
描いていたなんてこともすっかり忘れていた
が、今回の鑑賞では、カラーパートよりも
白黒パートに感動を覚えた。

カラーパートでは、
余りにもチャン・ツィイーの魅力の描写に
力が入り過ぎ、ストーリーとは距離を置いた
彼女の繰り返しの描写に違和感があった。
初々しい少女の心象を描いていた中で、
愛らしい印象のチャン・ツィイー
だからとの抜擢だったとは思うが、
さすがに二十歳の彼女では無理があり、
作られたかのような初々しさに
感じてしまった。
興行上の都合はあるだろうが、
ここは、思い切って、より低年齢の新人女優
を採用した方が良かったのでは。

しかし、白黒パートでは、
母親の想いを汲んだ息子の決断や、
教え子たちや村人の父親の葬列のシーンに、
お金では買えない
人としての想いがあることを改めて
教えられたようで、感動を覚えた。
また、父親のをなぞるような
息子の授業の声に引き寄せられ、
少女時代に戻ったように駆け寄る
母親の姿に、更なる感動も。

結果、作品全体としては、
ビリー・ワイルダー監督の「麗しのサブリナ」でも同じ印象があったのだが、
惜しいかな、チャン・ツィイーの魅力抽出に
エネルギーを取られ過ぎた演出に、
名作の地位を逃してしまったような作品
のように感じてしまった。

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KENZO一級建築士事務所

4.0 邦題のセンスも褒めたい

2026年2月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

癒される

カワイイ

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TRINITY:The righthand of the devil

3.0 一途な想い・・・

2026年1月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

カワイイ

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ratien