スラップ・ショット

解説

「明日に向かって撃て!」「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル監督、ポール・ニューマン主演の痛快スポーツ・コメディ。全米プロ・アイスホッケーのマイナーリーグに所属するチャールズ・ダウン・チーフスは、連戦連敗でリーグ最下位。選手兼コーチのレジは、なんとかチームを再生させようと新人3兄弟を加入させる。ラフ・プレーを連発する彼らのおかげでチームは連勝、ファンの支持も得て人気チームとなるのだが・・・・・・。

1977年製作/123分/アメリカ
原題または英題:Slap Shot

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第1回 日本アカデミー賞(1978年)

ノミネート

外国作品賞  
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

4.5万年駄目チームを鼓舞して奮闘するニューマンが笑え(て泣け)る....

2024年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、その他、映画館、TV地上波

公開当時、渋谷パンテオンの大スクリーンで鑑賞し、印象に残った作品ではあるが、特段の大ヒットとはならず。
ジャンル的に、なんと表現するか難しいところではあったことも関係しているかもしれない(特に我が国においては)。

ポール・ニューマンとTV「命がけの青春/ザ・ルーキーズ」で人気だったマイケル・オントキーン主演、珍しくアイスホッケーものの、駄目チームを何とかしようと奮闘するコメディ・タッチの作品。
特に、三つ子風(年子だが)のハンソン3兄弟というが笑えた。

個人的にはポール・ニューマン主演に、監督ジョージ・ロイ・ヒル、音楽エルマー・バーンスタインというお気に入りの顔ぶれで、外せない作品だった。

因みに、渋谷パンテオンでの上映は 1977年10月29日から12月16日まで続いており、その間の日曜日に鑑賞している。
ついでに、12月17日からはお正月映画扱いの『ガントレット』が始まって1978年1月27日まで上映され、これも同館で鑑賞している。
1978年7月1日から一般上映となる、SW第1作の半年程前の時代のことである。

参考までに丁度この時期に一致して、アメリカでは既に1977年6月から公開済みだった『恐怖の報酬』の不振が伝わって、急遽海外版に短縮版化される決定がインフォメーションされ、公開時期も先送りになったことで、同じユニバーサルの『スラップショット』よりも後回しになった形に。
渋谷パンテオンでは、1978年3月25日からの上映となり、結果的に我が国でも一年遅れに公開時期を待たされたSW/EP4よりも少し前の公開タイミングとなった。
本来ならば、米国で直後に公開されたSW/EP4に殆どの劇場を明け渡す結果となってしまった『恐怖の報酬』は、当時としてもユニバーサルとパラマウントの共同制作の超大作作品として期待されていてたのが、時代の流れにそぐわなくなってしまった悲運の作品と成り果てた。

同館での’77年のラインナップを見ると、1976年12月25日から以降、次のような順番に公開されており、

ダーティハリー3
サウス・ダコタの戦い
キャリー
エアポート77/バミューダからの脱出
ベン・ハー
遠すぎた橋
シンドバッド虎の目大冒険
八つ墓村
スラップ・ショット

本来ならば、リヴァイバル公開された『ベン・ハー』〜『シンドバッド虎の目大冒険』付近の何処か『スラップショット』よりも早い時期に『恐怖の報酬』の公開が考えられていたようにも思える。
高校生時代で、ロードショー公開時に映画を観られる予算にも限りがあったため、このようになっていたとしたら、『スラップショット』はロードショーでは観ていなかった可能性があるので。
(実際に、逆に”短縮版”となったと知った『恐怖の報酬』の渋谷パンテオンでの鑑賞を見送った。)
色々と、当時の複雑な思いがよぎる。
上記作品中の『ダーティハリー3』、『遠すぎた橋』、『スラップ・ショット』を同館で、『エアポート77/バミューダからの脱出』は同系列だった松竹セントラルで観ている。

エンディング・ロールに流れる主題歌が印象的で、鑑賞直後にサントラ扱いジャケットで分かりやすかったユナイト・レーベル(キング)のシングル盤を購入し、再三聴いた。
しかし後に気づいたがこの曲は既発曲で、2年前の'75年にはリバティー・レーベル(東芝)盤で歌唱者のマキシン・ナイチンゲールのジャケットで発売されていたものだった。

要するに、後付けでエンディング曲に採用されての扱いだと分かったが、兎に角気に入っていたので、’80年代のレンタル・ビデオ時代に久々の鑑賞を果たした時には仰天した。
というのは、エンディング・ロールにには全く別の主題歌が流れたのである。

そういえば、TV放送された際にも本来の上映時間123分から、放送枠の本編正味95分だと30分近いカットが施されたので、エンディング曲はモロに切られていた気もする....

ずっと気になっていたので後で調べたところ、上記の如く既発曲を採用した関係からかこの当時楽曲の権利関係がクリアできず、VHS版では別の曲に差し替えざるを得なかったようである。
2002年以降のDVDの発売から、現在では本来の状態に戻っている。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
アンディ・ロビンソン

3.5たのしい

2019年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
吉泉知彦

3.0一部のファンにはカルト的人気作品のよう。 とあるアイスホッケーチー...

2019年7月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

一部のファンにはカルト的人気作品のよう。
とあるアイスホッケーチームの物語。暴力、お下劣シーン満載のコメディです。
三兄弟が全てを持っていってしまいます、なかなかの強烈キャラ。あとはハンラハン嫁の古典的アメリカン◯ードくらいかな。アメリカでは嫁がレズというのは相当な屈辱のようです(笑)
私はこのカルトにはハマらなかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はむひろみ

3.0大傑作『スティング』の後でこれか

2019年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合:60点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 チーム売却の危機を迎えたホッケーチームの話だが、ホッケーの戦術や試合の真面目な話は出てこない。喧嘩で相手を潰していくという無茶な展開を滑稽に描く。だから得点をとる場面は少ないが、人を殴る場面は満載。

 監督はポール・ニューマンと組んで『スティング』といった名作を残したジョージ・ロイ・ヒルだが、本作は物語も演出もかなり落ちる。少年漫画をこの時代風に喜劇映画にしたような内容で質感は低い。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Cape God