千と千尋の神隠しのレビュー・感想・評価
全161件中、81~100件目を表示
ガキの頃はジブリとかダサいと思ってた
ダサいのは俺だった
ハクみたいなカッコいい奴になりたい
大人になり誘われて映画館で鑑賞。
ジブリだからーとか、アニメだからーとか偏見をぶっ壊してくれた
楽しいのに色々と考えさせられるし、様々な考察があるのも納得出来る作品だった
「金ロー」もいいけど…
「一生に一度は、映画館でジブリを。」と題して、全国300館以上で¥1,100の激安価格にて再公開された本作。
私も本作は金曜ロードショーでしか見た事がなかったので(笑)、映画館にて再鑑賞。
結果、映画館での鑑賞体験は、TVとは全く別物でした♪
ハクにもらったおにぎりを、涙ながらに食べる場面でもらい泣き。
最後の、振り返ろうにも振り返れない、あの別れの切なさに涙。
で、こんなに泣ける映画やったっけ?!(笑)やっぱ映画館で見て良かった♪
他人から食べ物の施しを受けて、それを泣きながら食べた事ってありますか?若い頃の忘れていた思い出が蘇りました。
作家の頭の中の映像を実体験
言わずと知れた大ヒット作。映画館のスクリーンで観るのは初めて。
和風と中国風を混ぜたような飲食店街、湯屋ならぬ油屋の壮観、海の上を走る電車、カオナシ、釜爺といったキャラクターの造形などなど、宮崎駿という作家の頭の中に浮かんでいる映像を実体験している感じ。
テーマとしては、人間の欲(食欲、金銭欲など) 、環境問題(河川の汚染など)を背景に、働くことの尊さを描いているようだが、とにかく次々と面白いキャラクターが登場して、ぐいぐい物語展開していくので、一気に見入ってしまう。
あえて注文を付けるとしたら、銭婆が登場してからの大団円に向かう展開が、ちょっと性急で無理やり感があったところと、千尋とハクがかつて出会っていたエピソードをもう少し大事に描いてほしかったというところ。
見終わった後に、そういえば子供の頃の一番の恐怖は、親とはぐれることで、童話で読んだ「安寿と厨子王」はトラウマになったよな、とふと思い出した。
改めて見ると、深いストーリー!
アカデミー賞など、国際映画祭を
総なめにしたのもうなずける!
一人っ子で甘えん坊の千尋。
ひょんなことから、神の世界に紛れ込み、
両親は豚に変えられてしまう。
ハクの助けのもと、両親を助けるため、
湯婆婆の元で「千」として働くことに。
働いていく中で、礼儀正しく、
しっかりと芯を持った少女へと
成長していく様が素晴らしい!
窯爺や湯婆婆、青蛙、顔なしなど、
一癖も二癖もあるキャラクターは、
とてもユニークでおもしろい!
そして、湯屋や神々が集まる商店街、
海の中の電車など、
アニメとは思えない映像美!
ジブリの素晴らしさが満載です!
最後に「いつも何度でも」の歌が流れるとき、
神隠しにあった、あの時間には
もう戻れないんだな、と
ほんのり寂しさが込み上げる。
この余韻が良いですね!
素晴らしい
映画館で観たのは初めてだったが、とても面白かった。映像や音楽が素晴らしいのは言うまでもないが、千尋に降りかかる大きな試練と、取り巻く様々な人々(神々?)の優しさに心打たれる。知らない人ばかりの中でいきなり朝から晩まで立ち仕事、でもめげずに前向きに立ち向かい、周りの人もちょっとずつ助けてくれる、そして仕事に成功してみんなに認められ…最初は挨拶もできなかった千尋が成長していく姿に涙腺が潤む。そしてあの顔なし!好きな子にプレゼントしても相手にされず暴れて、怒られてしゅんとなって、うまく喋れなくて、見栄っ張りで強欲だが素直なとこもあって、あー見たことあるよ、この人(鏡で…笑)。千尋と二人でバスに乗っているシーンは、この映画の中でも1、2を争うベストショットと思った。
千と千尋の神隠し
今年31本目、千と千尋の神隠し。
「一生に一度は映画館でジブリを」
ジブリの粋な計らいで観に行きました。
言うまでもなく良作。言わずと知れた名作。
初めて観たのはいつだろうか。小学生?中学生?
映像の綺麗さと、圧倒的脚本に息を飲む。
最初は何にも出来なかった千尋だが、見事な成長っぷりを見せる。それは、出会った人が良かったのか、千尋の潜在能力なのか。
みるみる成長してく千尋に感動。
釜爺みたいな、おじいちゃんがほしい。
リン姉様。ハク龍の凛々しさ。血がリアルなところがまたいい。
カオナシかわいい。
ジブリの魅力はみてもみても、尽きない。
都市伝説とか、調べてみるのも好き。
また、年齢を重ねたら観たい作品。
※個人の価値観で書かれてます、ご了承ください。
地上での〝剣ヶ峰〟体験
過去に一度だけ富士山の、ということは日本の最高地点である〝剣ヶ峰〟に立ったことがあります。胸突き八丁と呼ばれる最後の800メートルほどの急坂を文字通り両手両足を使い、這いつくばりながらやっとの思いで山頂に着いた後、更に数キロ、火口に沿って登っていく〝お鉢巡り〟の先に、それはあります。
幸運なことに、天候と時間(休憩)と体力回復に恵まれたため、チャレンジする機会が得られました。
山頂でひと息、いや、ふた息以上ついてから更に1時間以上かけてやっと辿り着いたのが、かつての測候所付近にある日本最高地点、3776メートルの場所です。
その時、急に思い当たったのです。
うん?ちょっと待てよ。今この瞬間、日本の頂点にいるのは、もしかして私一人だけ⁉️
いわゆる富士山頂全体を通して考えても、その時、その3700メートルを超える高みにいるのは一億2千万人のうちの数百人程度の人たちだけです。
その高揚感たるや‼️
登山素人の私にとっては言葉にできないほどもの凄い感動体験でした。
『風の谷のナウシカ』
『もののけ姫』
『千と千尋の神隠し』
この三作品を短期間のうちに大きな劇場で連続鑑賞した直後の感情の高ぶりを表すのには、それしか思いつかなかったのです。
日本最高峰の三座(三峰)、富士山、北岳、穂高岳をひと夏のあいだに極めたとしたら……、
富士山以外の山を知らないので見当もつきませんが、
きっと、それぞれの頂きからしか見ることのできない景色は、これ以上ないような高揚感をもたらすことと想像します。
他の映画を挟まずこの3本を続けて観ることで、
なぜ豚なのか(マルコも豚を選んだ)。
なぜカオナシがヒトの欲望をいくら喰らおうとも満足できないのか、なぜ千尋に出会い導かれることでしか満たされないのか。
なぜ千尋やハクが名前を奪われ、取り戻すことが確固たる再生と成長の象徴になり得るのか。
そんな様々な命題について、あれこれ考える理屈より先に自分の中で、腑に落ちてくる感覚が生まれました。無論、初めてのことです。
宮崎駿監督がずっと思い続けていたことのほんの一部かもしれないけれど、もしかしたら感得することができたのかもしれない。そんな感覚にすらなりました。
(こういうおこがましいというか、独りよがりの幸福感、人によっては相当ウザいだろうな、と分かってはいるのですが、なるべく正直でいたいので🙏🏻)
今、この地上での〝剣ヶ峰体験〟は特別料金なので三本観ても3,300円。
感染防止対策が浸透しており、おしゃべりや飲食のガサつき音も少なく、いつも以上に集中して鑑賞できるのも今回の特長のひとつです。
よ・き・か・な。
普通の女の子の勇気
当然何回も観ていて、あまりピンときていなかった作品であったけど、この機会にスクリーンで一度観てみようと軽い気持ちで観てみたら、はまった!!!
千尋の気持ちにすんなりと入っていけたのが大きいかもしれない。
娘の行動原理から千尋ならこう動くだろうとストレスなく観れたのは今までと大きく違う。
この作品は普通の女の子が勇気を振り絞り行動して一人の人になっていくのを描いている。
キャラクターの描写はそのアニメーションの動き(転ぶ、つまずく、力が入らない、など千尋の要領の悪さ)で観客に伝わる。
湯屋のシーン、電車のシーン、魔女との対峙のシーン、一人の天才クリエイターの頭の中の様子を覗き見している感覚を味わう。
なんていう豊かな映像体験でしょう。
とにかくようやくわかった。
これは凄い映画だ!
一生に二度は映画館でジブリ作品を!
ジブリ第2弾を、またまたカミさんとレイトショーへ。
ちょうど子育ての真っ最中、次男と長男が幼稚園のときに、父(じいじ)と親子3代の大家族で観に行った映画館でしたが、始まって早々、千尋の両親がブタになったシーンで長男が大泣きし、全員退場で、時間が経ってまたみんなでレンタルDVDかりて何度も何度も観て、泣いた映画。
やっと最初から最後まで、夫婦2人になったけど、スクリーンで続きを観ることが出来ました。
テレビ画面でストーリーはばっちり知ってても、いろんなシーンから伝わる臨場感は劇場でないと味わえない。
わたしのなまえはニギハヤミコハクヌシ。
あんなに泣いたシーンは、意外とすんなり来て泣けなかったけど。
細かなシーンでいちいちぐっと来てよかったな。
あと2本残ってるけど、あと1本を次回の楽しみに!
ステイホームから抜け出した坊・・・
バブルがはじけていっぱい潰れたテーマパーク。その残骸の一つがこの町だ。『もののけ姫』なんかに比べると、かなりテーマ性は薄くなってるので、大ヒットした理由もよくわからないままのめり込んでしまう。とにかく序盤で両親ががつがつ食って豚にされたことが、人間の「欲」というものを戒めようとしている気がしてならない。
なにしろ、吉原遊郭のような、特殊入浴風俗のような、神様専用の不思議な風呂屋。初めて観たときには、子供向けと思わせておいて、ソープ嬢にさせられる不運な少女の物語だと思ったくらいでした。なにかとこじつけると、これは資本主義社会の醜い部分を描いたものであるとも思えるし、湯婆婆による独裁的巨大企業に迷い込んだ少女の成長物語ともとれる。名前と奪ってしまい、個人の価値や権利を全て企業の犠牲にさせる。最下層の者は奴隷並に扱われる封建体制の国なのだ。これを突き詰めていくと、ハクの存在なんて他国の王族を拉致して洗脳された人間のように思えるし、湯婆婆は世界侵略を押し進める大国主義の独裁者なのかもしれません。
そんな設定の奥深さを子供たちにはわからないように、仕事に対する千尋の成長ぶりを描いた作品にするいつもながらの手腕にもビックリです。カオナシや湯婆婆などというキャラが印象深いけど、三つの頭が凄かった・・・・置物にほしいくらい。
カオナシというのは株で大儲けした成金なのだろうか。宮崎勲監督本人に言わせれば、人間の誰しもに潜んでいる欲望(特に金銭欲)を具現化したものらしいから、電車に乗ったときに搾取され続けて廃人と化した労働者の影みたいな人たち(自殺説もある)を見て、自分の本来の姿を感じ、心が優しくなったのかもしれません。
「油屋=遊郭」論争とか、千尋とハク兄妹説とか、色んな意見も飛び交う作品でもありますが、そのメタファー論が飛び交う要素を作り上げた監督の手腕も見事。あまりにも都市伝説が多いのもこの作品の魅力なのでしょう。
公開時には観なかったので、今回の再上映に感謝。細かい部分までくっきりと映し出される綺麗でファンタジックな映像を満喫しました。「回春」なる文字も堂々と書かれていたし、やっぱりそっちなんだよなぁ・・・
千と千尋の神隠しは何度も見ても感動する作品だと思いますそれにラスト...
千と千尋の神隠しは何度も見ても感動する作品だと思いますそれにラスト30分が一番感動しています
また千と千尋の神隠しが映画館で見れるは思いませんてした
毎年スクリーンで観させてくださいっ。
2001年の制作ですが、未だに色褪せない作品で、数年に1度📺でやっている"金ロー"とは違い、大迫力の映像と音響に引き込まれた感動・感心・感嘆の124分でした。
一緒に観に行った娘は、「鳥肌たった〜。一旦、記憶を無くしてから観たかった〜。」と大満足❗
凛々しい! なんと凛々しい!!
凛々しい! エンディングで、"湯屋" を去る時の千尋のその表情の、なんと凛々しいことか。
ひとりの少女の成長物語として、こんなにもすごい映像が撮れるなんて。
実は、ジブリ作品をちゃんとスクリーンで観ることはなかった。41年前に、東京で 「カリオストロの城」 を観たのが、スクリーンで宮崎駿監督作品をみた最初にして唯一。まだジブリという集団はできてない頃だ。その後、スタジオジブリがスタートし、ナウシカ、ラピュタ、魔女の宅急便、紅の豚、もののけ姫、千と千尋の神隠し … 。それこそあまたの作品を観てきたが、おそらく自分は、そのすべてを地上波で観てきた。それで十分に感動していたので、「スクリーンで観ていない」ということにちっとも気がつかないままでいた。
今回、コロナ禍後の劇場再開で、ジブリ映画をかけてくれている。ふと思い立って観た。心から、観てよかった。それはオープニングから。最初に現れた千尋、へちゃむくれた千尋、子供らしく不満たらたらの表情、そして "湯屋" につながる廃墟に入っていくときの心細そうな表情。そのひとつひとつが素晴らしい。地上波で流してみたときには観ているつもりで流していたたくさんのことが、真っ暗なスクリーンの中に次々に現れる。この風景、あの風景、こんなにもすばらしいものだったのか、と。
映画館で集中してみることの素晴らしさをあらためて味わうとともに、ジブリ映画がいかに劇場で観るべき映画かということを痛感した素晴らしい経験だった。
このチャンスにいくつものジブリ映画を観よう。こんなに新鮮な気持ちで観られるのだから!!!!
エンガチョ
宮崎駿監督の作品にはいくつか傾向があるように思う。
風の谷のナウシカ、もののけ姫のように、明確な主題を押し出したストーリー重視な作品。
となりのトトロ、千と千尋の神隠しのような世界観やキャラクターが重視され、物語的には非王道?な作品。
いくつかある傾向の中で、この二者は非常にはっきり傾向が見てとれる。
後者は、姉妹が変な生き物に出会った話、少女が八百万の神が住む不思議な世界に迷い込んだ話、という、あとはどう説明して良いかわからない、とにかく演出の妙で突き進む話である。
千と千尋の神隠しはとにかく巨匠宮崎駿の演出力、キャラクター構成力が冴え渡る傑作である。
正直、話の内容はよくわからない。何故最後に、父親と母親がいないことが分かったのか、千尋の成長といえばそうなのだろうが、明確な説明はない。カオナシとは何なのか。リンは人間ではないのか。ハクはどうして川の神なのか。銭婆の生活を見るに、契約印など何故必要なのか。よくわからない。
が千尋がハクを救おうと一生懸命になっていく姿には心を打つものがあるし、ハクからもらったおにぎりを涙ながらにほおばる千尋に不覚にも涙が出た。
よく理解はできないのに間違いなく面白い、千と千尋の凄さはそこにあると思った。
1番好きなシーンはネズミ坊が千尋の足跡を踏み、エンガチョする場面である。
独特の世界観
映画でもテレビでもDVDでも今まで見たことが無く、今回初めて映画館で観てきました。
かなり独特の世界観を持つ映画だと感じました。
ただ内容のほうは期待していたほどではありませんでした。やはりSFとかファンタジー系のアニメ映画は自分には合わないのかな。絵はとても綺麗でしたが。
なぜ湯屋でなく油屋なのか?
まずお湯のゆうという字を使う所を油という字をなぜ使っているのか?_
これは見た目と外見が違うということの暗示だと思った.
カオナシとは何なのか?
これはつまり見た目はなし,取り込んだものによって見た目と中身が出来上がるということの感じだと思った.ちひろはひろという字を取られて千というナンバーになってしまったが本質は千尋のままだ。ハクは元は小川だったが今は蓋がされてしまって暗渠となってしまっているが本質は川である。
この物語はつまり外見と中身は違う,中身によって外見は変わってくるということを言いたい物語だと思った.いや外見は変わらなくても変わって見える!・・・主人公は最初ステ腐れていてどう見てもブス. しかし物語が終わった時はこの主人公は誠に魅力的で輝いて見える.宮崎駿アニメの中で最も魅力的なキャラクターとなった.つまり中身が外見を作るのだ. そして人間の中には本人も知らない未知のパワーが秘められているのである。
物語の構成は最初は主人公の心境や性格や与えられた課題を追って行き,途中から脇役であるハクの物語へ展開していく.主人公切り替わり型脚本のひとつの見本のような素晴らしい完成された作品だと思う.お金も存分にかかっていて宮崎駿監督作品の中でもカメラが実によく動く作品である.宮崎駿の最高傑作といったら客観的に言ってこれだ!!ということになるだろう.
私の主観的には違うけどもね.
最高
すごーく久しぶりに鑑賞。
歳を重ねて改めて気付いたことがたくさんある。たくさんのメッセージが込められてて、自分の身にこれまで起こった辛かったこととか、頑張ってきたことを思い出して励まされて、自然と涙が出てきた。これからも頑張ろうと思った。
観る度に新しい発見があって、本当にいい映画。やっぱりジブリは別格。
全161件中、81~100件目を表示