劇場公開日 2025年9月19日 PROMOTION

ファンファーレ!ふたつの音 : 特集

2025年9月16日更新

【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】
“ほっこり系”と油断してたら…感情が持ってかれた。
心の奥でずっと鳴り止まない物語。体中に力が湧いてく
る――ラスト5分の余韻は、あなたの生涯に刻まれる。

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この映画は「良い映画」なんかではありません。


「最高に、とんでもなく、途方もなく良い映画」です。



タイトルは「ファンファーレ!ふたつの音」(9月19日公開)。本作の第一印象を「よくある感動作」だと思ったあなたはとても幸運です。

なぜならその予想は大きく外れ、感情が“持っていかれる”映画体験が、劇場で待っているから――。

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喜びと泣き笑いに満ち、体中に生きる力がわいてくる。明日も頑張ろう、いや、明日と言わず今からすぐに頑張れる、そう思えるひとときを。

やがて訪れる珠玉の“ラスト5分”。あなたは何を感じるでしょうか。


【予告編】さあ、はじめよう。

【感動の物語、約束されています】秀逸な設定、極上の
音楽…“好き”と叫びたくなる珠玉の一本、ついに公開!

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「ファンファーレ!ふたつの音」をぜひとも観てほしいので、その魅力を詳述していきます!


●【瞬時に「観たい」となるストーリー!】
生き別れた弟と出会った、スター指揮者のティボ。弟の隠れた才能に気づき、不器用な彼の未来を全力で応援しようと決める──
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世界を股にかけて活躍する有名指揮者ティボ。しかし、白血病という突然の宣告が、彼の華やかな日々を一変させます。

そしてドナーを探す過程で知ったのは、衝撃の事実でした。自分は養子であり、生き別れた弟・ジミーがいること。かつて炭鉱で栄えた町でつつましく暮らすその弟が、驚くほど純粋で、誰も気づかなかった音楽の才能を秘めていること――。

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育った環境も、考え方も、全てが正反対の2人。しかしティボは、自分にできるすべてをかけて、弟の未来を応援すると決意します。出会うはずのなかった兄弟が、奇跡の旋律でつながっていく――。

あらすじを読むだけで胸の奥が熱くなり、指先までその温度が伝わってくる、そんな映画なのです。


●【口コミで爆発、一級品質の大ヒット作!】
目のこえた観客も唸らせた! 口コミで評価がアツく拡散→260万人を動員する大ヒットに! そして多数の観客賞も受賞!
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本国フランスで公開されるや、口コミが瞬く間に拡散した本作。映画ファンはもちろん、普段は映画館に足を運ばない人までを動かし、観客動員は驚異の260万人を突破したといいます。

さらに、世界中の映画祭で絶賛を浴びた高評価作でもあります。第77回カンヌ国際映画祭に正式出品され、第50回セザール賞で作品賞・主演男優賞など主要7部門にノミネート。第72回サン・セバスチャン映画祭では観客賞を受賞するなど、そのクオリティは“保証済み”。

目の肥えた批評家や、忖度のない観客たちを唸らせる完成度――日本の観客をも、大いに楽しませてくれる作品がやってきます。


●【結論:これ絶対好きなやつです】
「グリーンブック」「最強のふたり」「英国王のスピーチ」「コーダ あいのうた」を愛したあなたへ…誰もが泣き笑い拍手を送り、誰かに勧めたくなる!
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もしあなたが、上述の名作に心を揺さぶられたなら、この「ファンファーレ!ふたつの音」は間違いなく“刺さり”ます。

泣き笑いし、拍手を送り、観終わった瞬間には「誰かに勧めたい!」という衝動に駆られるはず。人生でそう何度も味わえない、“観て良かった”が心の底から言える一本を、堪能してほしいです!


【レビュー】“ただの感動作”ではありません。期待を
軽く超え、鮮烈なカタルシスがあなたの生涯に刻まれる

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続いて、実際に鑑賞した編集部員の感想をご紹介します!


●【並大抵の感動作ではない】
あり得た人生へのあこがれ。ぬくもりのなかに潜む痛みが、観る者の胸の奥をノックし続ける
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普通の映画だったら、こんなに心に残り続けていない。



「ファンファーレ!ふたつの音」で特筆したいのは、ただ温かい“だけ”の物語ではなく、同時に“残酷さ”をも突きつける点だ。

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兄ティボが「3歳からピアノを教える」ような裕福な家庭に引き取られた理由は特になく、簡単に言えば「ただタイミングが合ったから」だった。

方や、弟ジミーは「5歳にして母親を亡くし、親元を離れて生きなければならなかった」。

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だからこそ、ジミーは兄との思いがけない運命を歓迎しつつも、どこか鬱屈とした思いを抱えるという“残酷な現実”が、物語の節々で示唆される。

その文脈で観ると、兄弟が河川敷で並び、ケバブとビールを楽しむシーンが心に染み入る。もしも2人が、幼少期からともに生きられたら。あるいはもっと早く出会えていれば、こんな瞬間が“普通”だったのかもしれない。パラレルな人生を夢想する、あり得ないからこそ痛烈なノスタルジーが、胸を疼かせて仕方ないのだ。

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ぬくもりの中に潜む痛み。喜びの裏にある悔しさ。その感情のコントラストは、ただの感動作に終わらない深みを物語全体に与えていた。ゆえに「ファンファーレ!ふたつの音」は“とてつもなく良い映画”なのだと断言したい。


●【今、観るべき一本でもある】
根底に流れる“理不尽な社会問題”への警鐘。映画の撮影を超えて、“現実”を突き動かした力強いテーマも強く印象に残る。
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さらに言えば、物語の芯に“現実社会への問い”が刻まれていることも、本作を特別だと感じた理由のひとつだ。

劇中では、炭鉱町の閉塞感や社会的な格差がキーポイントとして描かれる。ジミーが所属する楽団には、勤め先の工場が操業停止し、急に職にあぶれた者がたくさんいるのだ。

そんな状況を会社はどうにかしようともしないし、メディアも積極的に取り上げない。考えてみれば世界中に、このような状況はありふれている。しかし報じられないからこそ多くの人に認識されない“ステルス貧困”があることを、この映画は「目を逸らしてはならない」と教えてくれているような気がした。

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物語には印象的な“デモ”シーンがある。興味深いことに、同シーンの撮影現場に居合わせた市民たちが、本物のデモだと勘違いし、沿道から声援を送り、車道ではクラクションを鳴らして連帯を示したそうだ。

映画を超えて“現実”が揺れ動く瞬間があった本作は、心を温めるだけでなく「このままでいいのか」という問いを観客の胸に残す。ゆえに、これは“今”観るべき一本なのだと思う。


●【ラスト5分、予想を超える】
「素晴らしい物語だ」…で終わらない。場内が明転しても、席を立てなかった。号泣?感涙?一言ではいえない涙がある。
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本作は確かに音楽映画の側面を持つが、その体験に、どの作品とも異なる意外性も感じた。誰もが耳にしたことの“ある有名な楽曲”が、まったく新しい意味を帯びて響くからだ。

音楽が観客の魂をも震わせる“物語そのもの”となる。同じ旋律が徐々にトーンを上げて繰り返され、そのたびに高揚感のギアも徐々に上がっていく。やがてその気持ちの昂りは「素晴らしい映画だ」という浮遊感につながっていく。

耳を傾け、恍惚の表情でスクリーンを見つめていると、すべてを飲み込む“ラスト5分”がやってきた。

涙が流れた。しかしそれは号泣とも感涙とも違う、一言では表現できない涙だった。感情のすべてが混ざり合い、得も言われぬ余韻だけがそっと残る、そんな5分間――。

映画館の明かりがついても、私がそうだったように、あなたはしばらくその場に座り続けるだろう。そしてなんとか映画館を出られたとしても、ふとした瞬間に物語がよみがえり、胸の奥で旋律が流れ続ける。

音楽とは誰かのために奏でられるもの。「ファンファーレ!ふたつの音」は、あなたの人生に刻まれ、忘れられない記憶となる。

大げさに聞こえるかもしれないが、本当のことだ。映画館でぜひご堪能あれ。

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