ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ

劇場公開日:

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ

解説

歌手・俳優・映画監督・小説家など多岐にわたり活躍し、後世に名を残したセルジュ・ゲンズブールの初監督作品。ゲンズブールが1969年に発表し、性行為を思わせる歌詞など官能的な内容で物議をかもした反面、イギリスや日本など世界各国で大ヒットを記録した楽曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」をモチーフに、ゲンズブールが自らメガホンをとり映画化した。ゴミ処理をしながら町を転々とし、仕事仲間以上の強い絆で結ばれているクラスキーとパドバン。2人は立ち寄ったカフェで、ウェイトレスとして働くボーイッシュな女性ジョニーと出会う。クラスキーとジョニーはお互いに興味を持つのだが……。ゲンズブールが監督のほか脚本、音楽も担当。ジョニー役は、モチーフとなった楽曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」をゲンズブールとデュエットしたジェーン・バーキン。日本では1983年に「ジュ・テーム…」のタイトルで初公開されたが、赤裸々な性描写のシーンは修正が加えられ、英語版での上映だった。1995年のリバイバル上映およびビデオ発売以降、タイトルは「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」。ゲンズブール没後30年となる2021年には、「4K完全無修正版」でリバイバル公開。

1975年製作/90分/R18+/フランス
原題または英題:Je t'aime moi non plus
配給:セテラ・インターナショナル
劇場公開日:2021年5月29日

その他の公開日:1983年12月(日本初公開)、1995年7月

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5ゴミ廃棄場のようなゲス男と、カフェ暮らしの 薄い女の、数日

2023年9月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ポリ袋をいつも振り回してるやきもち焼き屋のパドヴァンが愉快。僕は出演者ではパドヴァンが一番好きでした。 《ポリ袋 VS エルメスのバーキンハンドバッグ》の闘いは、結局パドヴァンの「多目的再利用エコバッグ」の勝利で終わりましたね。 映画は、のっけからホンキートンクのピアノで始まります、 ファンキーな出だしです。 黄色いトラックも、寂れたバーガーショップも、お洒落でいい感じじゃないですか。 予告トレーラーでは、いいお年になったジェーン・バーキンさんがウフフと恥じらいながら薦めてくれたこの映画。 「トリュフォーがね、『俺の本など読まずにこれを観ろ』と言ったのよ」。 うひょー、ミーハーな僕にはこの台詞は格好良すぎて痺れるのだが。 さーて、 どんだけ眉間に皺寄せる難解な哲学映像かと思いきや、大したことなかった。 てか、いくらか嫌悪感が勝ったかもしれないです。 推しの映画館=塩尻市東座での せっかくの上映を見逃したので、なんだか支配人さんに申し訳なくて、で、こっそりDVDを買ってはみたものの、 頭を抱えてしまった。 2023.7.16. ジェーン・バーキンの急逝後、YouTubeやTikTokはジェーン・バーキンの追悼動画で溢れかえり、時代のアイコニックだったという彼女の話題で巷は盛り上がっている。 でも、そこまでの映画かなー? 当時はいかにセンセーショナルブルであっても、時代は変わってゆくのだと今さらながらに思わせられた映画でもあった。 「アイズ ワイド シャット」では、別の男に裸身を委ねる実の妻=ニコール・キッドマンに、共演者=夫トム・クルーズが、「相当の苦しみとストレスがあった」と本人が語っていたが、そんなに嫌なら そんな映画やらなきゃいいのによ。 けれど本作の夫セルジュ・ゲンズブールにとってはそこは違うらしい 放埒は芸術なのか。 丸出しは美なのか。 芸術家が倒錯を成せば、それが時代を拓く前衛になるんだろうか・・ たぶんそれを平気でやっちゃう(?)ゲンズブールさんの生き様も、当時の世相に衝撃的に受け入れられたのだろうが。 アメリカの荒野で撮影されたフランス映画。 そのあたりの半分空想物語のようなフワフワ感とか。あれは当時若者たちを席巻したヒッピームーブメントを感じさせて、とても面白く感じた部分。 でも、 結局は、良いようにされて捨てられた女のおはなし。 男たちがゲイであったかどうかは どうでもいい関係ねー話。 女にはほとんど台詞が与えられない。 学生運動のセクトの中で、女子は「母ちゃん」と称ばれ、公衆便所なんて言い方もあった時代。 目を捉えて離さないジェーン・バーキンのファニーフェイスは、確かに本物だったけれど。 ・ ・ なお、 ゲンズブール自作自演の主題歌 Je t'aime moi non plus は いろいろ訳詞を見ていたところ「Je t'aime」と「moi non plus」を2つに区切ってあり、「non plus」を「さあね」と訳してあるものがあった。 ジェーン・バーキン「愛してるわ」 ゲンズブール 「俺かい?さあてどうだかね?」 ってこれ、どうなんだろよ・・ ジェーン・バーキンの台詞ならいざ知らず、男たちの側の言い分ならばあんまり良い感じはしないよ。 そう、 この映画からは愛が まったく感じられなかったです。 表題そのままに 愛の無い映画で《愛不在の世界》を描いているのなら分かる。 掘られた挙げ句、 もしかしたら「予告トレーラー」まで、男どものプロデューサーにああいう風に言わされて、 バッグにぶら下がるおもちゃのアクセサリー・チャームにされて、 あの年になるまで笑っているなら、 ジェーン・バーキンってなんだったんだろう。 はくちび? ジェーンはジェーンでもリブのジェーン・フォンダなら、この映画には激怒だろう。 ·

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きりん

3.0若きジェーン・バーキンの異常な可愛さが印象的でした。 とてもいい顔...

2022年11月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若きジェーン・バーキンの異常な可愛さが印象的でした。 とてもいい顔してました。 それだけで観賞価値あります。

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tuna

3.5【中性的なジェーン・バーキンの肢体が印象的な作品。セルジュ・ゲンズブールが愛した女性を美しく描いた作品。小学生時代に、ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュを聴いた時の衝撃は、忘れ難い。】

2022年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

興奮

■トラックでごみの回収をしながら暮らすクラスキーとパドヴァン。  2人は立ち寄ったカフェバーで酒飲みの主人ボリスに反発しながら働くボーイッシュな少女・ジョニー(ジェーン・バーキン)と出会う。  その夜、クラスキーとジョニーはダンスパーティで意気投合するも、クラスキーはゲイで、いざというときに男になれない・・。 ◆感想 ・今作は、2021年に、4K完全無修正版として、劇場で観たが余り心に響かなかった。理由は明確で、物語構成が単調で”無修正”を前面に出しながらも、シンプル過ぎたからである。 ・但し、ジェーン・バーキンが当時恋人だったセルジュ・ゲンズブールの初監督の映画だとして、全裸を晒した演技には敬服する。  更に言えば、日本の大島渚監督の「愛のコリーダ」の湿性溢れる映像とは異なり、同じく全裸なのだが、今作のジョニーと、クラスキーの性交シーンには、乾性があり、エロティシズムの描き方に、フランスと日本では、随分違うものだな、と思ったモノである。 ・映画館で観た際にはレートは、R18+であったが、余りそれは感じなかったかな。 ■小学生時代に、ジェーン・バーキンの喘ぎ声の入ったジュ・テーム・モワ・ノン・プリュを聴いた時の衝撃は、忘れ難い。(そりゃ、そーだ!)  当時から女子にはモテていたが(ホント、スイマセン・・)、”別の大人の世界がある!”と思ったモノである・・。 <私は、小学生時代にフレンチ・ポップに嵌り、ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンズブールの娘である、シャルロット・ゲーンズブールの“魅少女シャルロット”に嵌り、それ以来彼女の映画&音楽のファンである。そして、遡って彼女の母親のアルバムを聴いて・・。(以下、自粛)  今作を観ると、フランスの性分化の習熟度合は、随分前から出来上がっていたのだなあ、と思った作品である。 <2021年6月 センチュリーシネマにて鑑賞> <2022年8月4日 別媒体にて再鑑賞>

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NOBU

2.5セルジュ・ゲンズブール

2022年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

監督は才人、セルジュ・ゲンズブール、主演がスレンダー美女のジェーン・バーキンの歌謡ドラマかな。 歌はいいのだが、映画は裸満載のちんぷんかんぷん。 中性的な魅力のジェーン・バーキンを楽しむだけかな。

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いやよセブン

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