過去のない男

劇場公開日:

解説・あらすじ

夜行列車でヘルシンキに着いた男が、暴漢に襲われて重傷を負い、極貧の一家に拾われて命は取り留めるが、記憶喪失に。日雇い労働をして暮らすようになった彼は、救世軍で働く女性イルマと出会い、心を通わせていく。アキ・カウリスマキ監督作の常連ヒロイン女優オウティネンが、本作で02年カンヌ映画祭主演女優賞を受賞。フィンランドのムード歌謡=イスケルマの名曲の数々とともに、監督がファンだと公言するクレイジーケンバンドの「ハワイの夜」が挿入歌として登場。

2002年製作/97分/フィンランド
原題または英題:Mies vailla menneisyytta
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2003年3月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第75回 アカデミー賞(2003年)

ノミネート

外国語映画賞  

第55回 カンヌ国際映画祭(2002年)

受賞

コンペティション部門
グランプリ アキ・カウリスマキ
女優賞 カティ・オウティネン

出品

コンペティション部門
出品作品 アキ・カウリスマキ
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映画評論

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(C)Sputonik OY

映画レビュー

4.0『無表情だけど人間らしい』独特な世界観にハマった!

2025年1月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

初のカウリスマキ監督作品視聴!
出てくる人みんな無表情なのが最初はとっつきにくいなと思ったけど、ストーリーがすすんでいくにつれて
みんな人間らしく泥臭く、ハートフルな人たちなんだってことが分かってきて、愛着が湧いてきた!
目配せやちょっとした表情の変化で魅せる演技が魅力的だった!

暴漢におそわれるのからはじまり、トレーラーハウス暮らしを強いられたり、銀行強盗にまきこまれたり、警察に捕まったり…波乱万丈なんだけど、主人公がいつも飄々と堂々としているのが面白かったし、潔くてかっこよかった!常にまっすぐ前を向いていたのが印象的だった!

淡々とした印象の映画だけど、展開が結構多いし起承転結がしっかりてて見やすかったなぁ。ある程度歳を重ねた2人のしっとりとした恋愛映画としても素敵だった。
音楽もよかった!

お気に入りのシーンがちょこちょこあって、中でも、警備員のおじさんから犬を預かるシーンが好き!
「賃料を用意しなかったら犬のハンニバルが噛み殺すぞ」っておじさんが言ってるのに、ハンニバルがめちゃくちゃ可愛く「くーん」って鳴いてるのがシュールで面白かった🤣

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とも

4.5人の心が温かい

2024年12月27日
PCから投稿

泣ける

前居者が凍死したという北欧のトレーラーハウスは寒そうだが、人の心が温かい良い映画だった。自身も貧しいのに手を差し伸べて、主人公を介抱し、凍死から救ってくれるような人がいる社会は尊いなと思えた。

この作品は、どん底でも諦めず頑張れば報われる受け入れられる、と言いたかったんじゃないだろうか。
非常にリアルに丁寧に人生を再出発する様を描いていて、心に沁みるような、深夜に一人で見たいような映画だった。

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cubon

3.5きついと優しい

2024年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何事も一筋縄ではない。

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mikyo

4.0じわじわ来るおかしみ

2024年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

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sironabe