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■修学旅行で飛行機に乗って、フランスのパリへ向かおうとする高校生たち。だが、そのうちの一人アレックスは搭乗した旅客機の椅子に腰かけた途端に、飛行機が爆発するリアルな夢を見て離陸直前に機から逃げ出す。アレックスの様子を見て不審に思った同級生クレア、親友のトッド、テリーとその彼氏カーター、ビリーや一人の女性教師ヴァレリー・リュートン先生の計7人は搭乗を見合わすが、彼らを残して飛び去った飛行機は離陸直後に大爆発を起こしてしまう。
だが、アレックスと一緒に旅客機を降りて命拾いをした者たち7人は、次々と不可解な死を遂げていく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、レビュータイトルにも記した通り、作品設定と脚本が秀逸である故に、一気に恐ろしい物語に引き込まれるのである。
・当初、FBIはアレックスを疑うが、逆に聡明なアレックスは飛行機爆破の原因が”何らかの理由での燃料漏れであり”もし乗っていれば、その燃料漏れのルートの席に乗っていた、親友のトッド、テリー、ヴァレリー・リュートン先生・・、の順で死が忍び寄る事を見抜く。
・そして、トッドは水で足を滑らせ、洗面所でロープガ首に絡まり縊死し、テリーは恋人カーターのチキン故にアレックスに食ってかかる姿に激怒した瞬間、バスに轢かれ、ヴァレリー・リュートン先生は、何者かが仕掛けた様な次々に襲い掛かる出来事で死亡し、自宅は爆発する。
・アレックスは生き残ったクレア、カーター、ビリーとカーターの車に合流するが、チキンなカーターは”どうせ、次が俺の順番だから、死ぬんだ!”と車をブッ飛ばし、(ここで、一句”死ぬんなら、独りで死ねよ、カーター君。”)列車が近づく線路で止まり、皆を道連れに死のうと”表面上”するが、彼を残して皆車を降りるのである。(そりゃ、そーだ!)
で、カーターも降りようとするが、何故かドアはロックされ出られなくなった際に、アレックスの決死の行為で間一髪助かるのである。
そして、アレックスは死神の”死の粗筋の順番が変わった事を知るのである。”
・だが、そんなカーターの姿を見たビリーの首は、大破した車の破片が列車に当たり飛んできた時にサックリと切断されるのである。
・次は自分だと思ったアレックスは、山小屋に籠るが、離陸直前にクレアと席を代わらなかった事を思い出し、クレアの自宅に駆け付け高圧電線が何故か切れたクレアを自宅から救うのであった。
<そして、六か月後、生き残ったアレックスとクレアとカーターは、何故かパリに旅行に行き、リラックスして、酒など飲んでいるのだが、死神はあくまでも、自分の筋書きを変えずにバスを突っ込ませ、看板が落下する中、カーターはアレックスを助けるが、彼の背後には看板が迫って来るのであった。
今作は、作品設定と脚本が秀逸なハラハラドキドキのサスペンスホラーなのである。そして、死神はキッチリと仕事を行う、完璧主義者なのである。>