ショコラ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「ギルバート・グレイプ」などの名匠ラッセ・ハルストレムが、「イングリッシュ・ペイシェント」のジュリエット・ビノシュ主演で描いたファンタジックなドラマ。ジョアン・ハリスの同名小説を原作に、不思議なチョコレートを売る母娘が因習に囚われた村に変化をもたらしていく姿を描く。古くからのしきたりに縛られたフランスの小さな村。北風とともにこの土地にやって来たヴィアンヌとその娘アヌークは、孤独な老女アルマンドから店舗を借りてチョコレート店を開く。村人たちはヴィアンヌが作るチョコレートの不思議な美味しさに魅了され、心を解きほぐされていく。しかし厳格な村長レノ伯爵はそれを快く思わず、村人たちにヴィアンヌの悪口を言いふらしてチョコレート店への出入りを禁じてしまう。「ギルバート・グレイプ」でもハルストレム監督と組んだジョニー・デップが、ヴィアンヌと交流する青年ルー役で共演。ヴィアンヌの娘ルー役は「ポネット」で注目された子役のビクトワール・ディビゾル。

2000年製作/121分/G/アメリカ
原題または英題:Chocolat
配給:アスミック・エース、松竹
劇場公開日:2001年4月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第25回 日本アカデミー賞(2002年)

ノミネート

外国作品賞  

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ジュリエット・ビノシュ
最優秀助演女優賞 ジュディ・デンチ
最優秀作曲賞 レイチェル・ポートマン
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映画評論

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写真:AFLO

映画レビュー

3.0恍惚のチョコレート

2023年3月9日
スマートフォンから投稿

少しの理解や、少しの歩み寄り。少数でも暖かく見守ってくれる人がいれば、人生やっていけるのかな、と思わせてくれる。めくるめく美味しそうなチョコレート達のショーケース。粒チョコはもちろん美味しそうなんですが、お肉のチョコレートソースがけなんてメニュー初めて見ました。

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ホビット

堅苦しい看板を下ろした大人のファンタジー

2024年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 一人一人の好みのチョコが分かる不思議な力を持つ母娘のチョコレート店が村の古い因習を明るく打ち壊して行くお話。

 現在ならば "Diversity" とか "Inclusive" と言った看板を掲げたくなるのでしょうが(勿論それはそれで意味がある事)、そうした縛りから自由な大人のファンタジーとして、ウフフの可笑しみと暖かさに満ちた映画でした。辛いニュースが続く新年に明かりを灯すに相応しい物語だな。これも映画館のスクリーンで観るべき作品。 (2024/1/6 鑑賞)

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La Strada

5.0心がふわ〜〜っとする映画

2024年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を心掛けています。
====================

保守的な田舎町にある日やって来た訳ありの美女としっかり者の女の子。
彼女らが作るのは人の心を解き解す不思議なチョコレート。

よそ者に懐疑的な田舎町の人々は最初こそ遠巻きに観ていたけれど
彼女らのチョコレートを食べるうちに、
心の中に溜まっていた様々な思いを解放する様になってゆく。

訳ありの美女を演じるのは、ピンクの綿菓子を擬人化した様な
美してく柔らかな若き日のジュリエット・ビノシュ。

そこへ文字通り船で流れてくるのが
派手なメークなんかしていない、スッピンの超美しい
若き日のジョニー・デップ!!

この2人を観てるだけでも目の保養〜〜

ジョニー・デップはジプシーの青年で、心優しい良いやつ。
でも、ジプシーと言うだけで何かと色眼鏡で見られてしまう。

(ちなみに「ジプシー」は差別的な表現なので
今では「ロマ」と言うのが正しいのですが、
ヨーロッパの歴史的背景に疎い私は「ジプシー」と言う方が
何だかロマンティックに感じてしまうわ。)

余談は置いといて、

流石に田舎の閉塞性はなかなか打破できないのだけど
それでも、人々の心の中の
「何かを変えたい!何かから解き放たれたい!」
そんな願望は少しづつ風の流れを変えてゆく。
そう、頑な人々も名もない一人一人も本当の自由のために
いつか風の流れを変える力になる。

(だから選挙にはちゃんと行きましょう!)

大人の寓話的な話ですが、人生に大事なものが
さりげなく散りばめられている
流石のラッセ・ハルストレム監督らしい
心がふわ〜〜っとする映画です。

ぜひご覧ください。

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星のナターシャnova

5.0全体的な色味が渋く、北風の寒々しい感じがよく出ている。 だからなの...

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全体的な色味が渋く、北風の寒々しい感じがよく出ている。
だからなのか、チョコレートの甘さとホットチョコレートの温かさが手に取るように伝わる。チョコレート好きにはたまらない場面の数々。

封建的な町の住人の心を解く店主の話術はスマートで見事。憧れる。
キリスト教の正しさにとらわれる人々は醜くもあり滑稽でもあり。

ジョニーディップは正統派の二枚めでとてもかっこよかった。

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zoumyao

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