青い春

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

漫画家・松本大洋の同名短編集を松田龍平主演で実写映画化した青春映画。「ポルノスター」「ナイン・ソウルズ」の豊田利晃が監督・脚本を手がけ、原作に収録された複数のエピソードを基に不良高校生たちの閉塞感に満ちた青春の日々を鮮烈に描き出す。男子校・朝日高等学校の3年生になった九條と幼なじみの青木は、仲間たちと一緒に授業をサボって屋上に集まり、柵の外側に立って手を叩いた回数を競い合う危険な度胸試し「ベランダゲーム」をする。新記録を出した九條は学校を仕切る権利を手に入れるが、彼にとってはゲームも学校を仕切ることも無意味なことだった。漠然とした不安と苛立ちを抱えながら退屈な日常をやり過ごす彼らに、やがて進路選択という現実が否応なく突きつけられる。

2001年製作/83分/日本
配給:ゼアリズエンタープライズ
劇場公開日:2002年6月29日

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映画評論

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映画レビュー

2.5人が死に過ぎ

2024年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

2本立て、評価が良かったので鑑賞
・・・んーあんまり響かなかった
あんなひどい学校あるのって感じ
良かったのは、
thee michell gun elephantの歌と
KYON2だけでしたね

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かちかち

5.0新井浩文さん

2023年7月22日
iPhoneアプリから投稿

実力派目覚ましいですね!俳優っすねー

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ミスター

4.0誰もが経験して、経験しなかった高校三年生。夏。

2023年6月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

多くのBGMやエンディングテーマで使用されているthee michell gun elephantが好きで、原作を読んで、観たい観たいと思いながらやっと鑑賞

俳優各々に若いなぁ〜と思うのは皆そうだと思うので置いておいて。

何かを成そうと思いながら、遠そうですぐそこに迫った将来を手探りで考え、悩みながら暴力や目の前のスリルに感情をぶつける毎日。男子校でいわゆる不良達のある"非"日常がテーマではあるが、その苦悩や絶望に共感し、そこに青春性を見出すことが出来る人は多いのではないだろうか。
主人公である九條の表情は虚ろで、どこか純粋で。最後には突き動かされる感情には音楽も相まって感動した。
幸せは求めていて、それは自覚している。それでも破滅的に行動してしまうのは幼なさではなく純粋が故なのかなと思った。

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ezio

3.5

2023年1月19日
iPhoneアプリから投稿

しゃらくせえなと思いながらも最後まで見てしまったのは松田龍平の色気ゆえか新井浩文の危うさゆえか。俺の地元の高校もあんな感じで、窓が割れたりうるせえ野球部の先輩が来たり露骨なヒエラルキーがあったり、話を聞く限りじゃ「バカ」の一言で片付けられそうなところだったけど、こうやって蓋を開けてみれば鬱屈とした文学青年で溢れかえった進学校ともさほど変わらないのかもしれない。そこにはホモソーシャル的な友情があって、どうしようもなく個人的であるがゆえに息の詰まるような葛藤があって、そして死の予感がある。立場や経路はどうあれ多くの若者が最後に辿り着いてしまう、それが青春という名の袋小路なんだろう。ところどころに誇張があるにせよ、俺は本作をけっこうリアルな映画なんじゃないかなと思った。ただ、俺はやっぱりフィクションとはいえ若い人間が青春の蹉跌に蹴躓いてそのまま死の淵に転がり落ちてしまうのを見たくない。就職できなくても夢が実現しなくても甲子園行けなくても死んでほしくない。だから俺は校庭の花に全てを賭けていたし、それが無に帰したとき本当に落ち込んだ。映像の美しさに惑わされて言葉を慎むのはやめよう、だから敢えて言おう。俺はもっとどうにかなったんじゃないかと思う。

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因果