トラフィック(2000)

ALLTIME BEST

劇場公開日:2001年4月28日

解説・あらすじ

スティーブン・ソダーバーグ監督がアメリカ社会に蔓延する麻薬問題を題材に撮りあげた群像サスペンス。マイケル・ダグラス、ベニチオ・デル・トロ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズらが共演し、アメリカとメキシコを股にかける巨大麻薬コネクションと麻薬取締局の戦いを、3つの物語を同時進行させながら描き出す。メキシコ最北端の街ティファナの警察官ロドリゲスと相棒サンチェスは、犯罪取締官サラザール将軍に命じられ、麻薬カルテルの一員フロレスを逮捕する。オハイオ州の判事ウェークフィールドは麻薬取締の最高責任者に任命されるが、彼の娘キャロラインは麻薬中毒に陥っていた。サンディエゴでは麻薬王アヤラが逮捕され、妻ヘレーナは初めて夫の正体を知る。2001年・第73回アカデミー賞で監督賞、脚色賞、助演男優賞(ベニチオ・デル・トロ)、編集賞を受賞した。

2000年製作/148分/アメリカ
原題または英題:Traffic
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2001年4月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

受賞

最優秀助演男優賞 ベニチオ・デル・トロ
最優秀脚本賞 スティーブン・ギャガン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演女優賞 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
最優秀監督賞 スティーブン・ソダーバーグ
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映画レビュー

4.0 さすがソダーバーグ監督

2025年8月28日
PCから投稿

アメリカ × メキシコの麻薬戦争

大統領に近い議員→マイケル・ダグラス
夫は組織の親玉→キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
野心ある麻薬組織の男→デニス・クエイド
アメリカ側の麻薬捜査官→ドン・チードル
メキシコ側の捜査官→ベニチオ・デル・トロ

メキシコからあるルートを経てアメリカに流れる麻薬
それを食い止める立場の議員、魔の手は娘にも…
米国内組織のボスはある件で不在になり
右も左も分からない妻は途方に暮れる
非道な組織と闘うメキシコの捜査官
アメリカ側の捜査官はくじけず地道な活動を
物語りが進むにつれ彼らの中で変化と成長が…

メキシコの捜査官は、ある夢との取引を提案し
物語は終わりに向かう。

メキシコの乾いた映像は美しくもあり
ベニチオ・デル・トロは徹底的に渋い。

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星組

4.0 公開当時、劇場で鑑賞したがイマイチ良さが分からず。だが久しぶりに見...

2025年2月27日
iPhoneアプリから投稿

公開当時、劇場で鑑賞したがイマイチ良さが分からず。だが久しぶりに見直してみると本質が理解出来た。
ベニチオ・デル・トロが良い。デルトロの相棒マノーロの彼女が「映像研には手を出すな!」金森氏に激似だった。

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Mk.plass

3.5 深刻さ、根深さ、報い

2024年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

 メキシコの警察官ロドリゲスとサンチェスは、サラザール将軍から麻薬組織のフロレス逮捕を命じられる。アメリカオハイオ州のウェークフィールド判事は麻薬対策の連邦最高責任者に任命されるが、娘が麻薬中毒に陥ってしまう。サンディエゴの裕福な家庭のヘレーナの夫が突然逮捕され、彼女は初めて夫の正体を知り。
 タイトルにインパクトがないのが残念、しかし重厚で見ごたえのある作品でした。麻薬問題の深刻さ、根深さ、報いを痛感します。ヘレーナの転身は理解できないけど、実際にそういう事件もあったのだろう、と思われます。それぞれの地域の場面を、フィルターを変えて描いているのが分かりやすくてよかった。
 「敗戦を知らない孤島の日本兵」というセリフがあります。横井さん小野田さんの事例が、アメリカで皆が知っている常識なのかと思われます。

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sironabe

4.0 2度目の鑑賞

2024年10月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

久しぶりに鑑賞しましたが、今なを色あせない素晴らしい作品。
ドラック世界の闇深さは、恐ろしさ愚かさを素晴らしい編集で表現しています。
ラストのシーンで更に感慨深くなります。

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asakam38