スターリングラード
劇場公開日 2001年4月14日
解説
1942年9月。1カ月にわたり、ナチス・ドイツの猛攻にさらされてきたスターリングラードに、新兵として赴任してきたバシリ・ザイツェフ。彼はウラルの羊飼いの家に育ち、祖父に射撃を仕込まれた天才スナイパーだった。やがて彼の射撃の腕はソビエト軍の志気を高めるために利用され、バシリは英雄へとまつりあげられていった。
2001年製作/132分/アメリカ・ドイツ・イギリス・アイルランド合作
原題:Enemy at the Gates
配給:日本ヘラルド映画
スタッフ・キャスト
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2021年9月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
劣勢の時ほど狙撃兵やゲリラ戦に持ち込むのが効果的なのだと勉強になりました
素晴らしかったです
ジュードロウいけめん
しばしば聴かれる音楽がシンドラーのリストと似た曲調かと思い調べたところ、「テーマ曲は、ユダヤ人のあいだで古くから伝わる民謡をベースにしているそうです(サビの部分は全く同じです)」とどこかのネットで見ました。
2021年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
第二次世界大戦時に発生したスターリングラード包囲戦。その最中であった狙撃手同士の闘いを描く物語。
実話をもとにした映画です。近代戦の最中にあった西部劇のような決闘シチュに興味が惹かれます。
映画は、主人公と彼を付け狙うドイツ人スナイパーの対決を軸に、三角関係を絡めて進みます。
セットも大掛かりでしたし、戦闘シーンも迫力があるものでした。
ただ、内面の描き方が少々弱く感じました。公式レビューでは、「英雄になったことへの疑念」等の文章もありましたし、人間ドラマに対する期待感も強くありました。しかし、心理描写自体にも、そこに行きつく過程の描き方にも不足を感じました。
三角関係を省き、主人公の煩悶をもう少し深く描いて欲しかったですね。
私的評価は標準です。
2021年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
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「プライベート・ライアン」のノルマンディ上陸の殺戮シーンも凄かったが本作のオープニングも悲惨を極めている、ショッキングなのは敵の攻撃で死ぬのではなく撤退する味方を臆病者と罵り撃ち殺す軍部の機銃掃射。戦意高揚の為にプロパガンダに祭り上げられた狙撃兵バシリ・ザイツェフは255人を狙撃した実在の人物だが映画はほぼフィクションである。
悲惨を極めたスタリーングラード攻防戦だが勝利したソ連側の視点と言うより米英の自由主義国の制作だから批判的に描かれているのが特色だろう。前半こそ戦争映画だったが主軸はスナイパー同士の決闘のような趣きで緊張感を盛り上げている。どうしても殺漠としすぎるのでロマンスを挟みたくなるのだろう、商業映画だから脚色はわかるが感情操作に子供を使うのは頂けない。以前、観ていたがジュード・ロウとエド・ハリスの名演、テレビでやっていたので再鑑賞してしまいました。
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最近、仕事でよく目にしていた地名だったので、思わず手にとってしまった。
そして、物語中に出てくる地名や、その当時の両軍の動きなども、必要以上に知っているのがちょっと切なかった…。
内容は、ソ連に実在した伝説的スナイパーの話。
「スナイパー」という人種がどういうものなのか、初めて知った気がする。
一発にかけるエネルギーと集中力は想像に絶する。
現代の国同士の戦争ではありえない接近戦。
戦う間もなく、吹き飛ばされていく人たち。
でも、今でも、ミサイルで死ぬ人より、マシンガンで死ぬ人のほうがずっと多いんだもんね。
恐ろしい。
そして、子供や女性まで戦闘に参加していたのに驚いた。
日本も、もし本土に上陸されていたらそうなってたのかも。
準備はしてたわけだしね。
メディアについても、考えてしまった。
一狙撃兵が、プロパガンダのために「伝説の英雄」に仕立て上げられていく。
その生贄になった人物の心の動きもよく出てた。
敵役の凄腕スナイパーにエド・ハリスを持ってきたところは大正解。
最後に2人が顔をあわせるシーンは、ちょっとゾクッとした。
ターニャが生きてたのは……。
なんにしろ、冷戦時代だったらアメリカ資本でソ連軍の映画なんて撮らなかっただろうね。
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