皇帝円舞曲
劇場公開日:1953年7月15日
解説
商標登録された犬のパロディやフロイトによる犬の精神分析など、コメディ要素が散りばめられたミュージカル映画。アメリカ人の蓄音機セールスマンがウィーンにやってくる。珍しい蓄音機を爆弾と間違えられたり、貴族の娘に
一目惚れしたりと飼い犬を巻き込んで一騒動起きる。伸びやかに歌い上げる、ビング・クロスビーの歌声は聴きごたえ十分。しかし、後に「ミュージカルを作る才能がない」と語ったとおりビリー・ワイルダーにとって唯一の音楽劇となった。
1948年製作/106分/アメリカ
原題:The Emperor Waltz
スタッフ・キャスト
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2022年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
だいぶ前に買ったDVDだが、「ビリー・ワイルダー監督作だが…」と思いながら、なかなか観なかった作品。
確かに、ジョーン・フォンテインはカラー映画で美しく、彼女とビング・クロスビーの恋愛、そして犬どうしの恋愛は、ともに身分差のある恋愛をリンクさせたあたりは上手いと思う。
ビング・クロスビーの歌が、ジョーン・フォンテインと同様、耳に付いてしまう(笑)
ジョーン・フォンテインの緑・黄色・ピンク・純白などのドレスも綺麗。
それなりに楽しいドラマだが、他の傑作群と比べてしまうと、やや平凡かも…。
2019年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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冒頭では舞踏会に窓から侵入して伯爵夫人に近づくシーン。あれはセールスマンよ!と観客が噂する。シリアスなドラマかと思えば、かなりコミカル。蓄音器を入れていたブラックボックスが爆弾だと騒ぎになったり、犬についてのエピソードがたっぷり。
アメリカの庶民とオーストリアの貴族との恋。蓄音器を売ることと別れることを天秤にかけたものの恋は冷めやらぬ・・・なんだか最後の展開が強引すぎるけど、雑種犬について納得したということか・・・
バイオリンの町がなぜだか幻想的。