アイランド(2005)のレビュー・感想・評価
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医療ホラー・アクション映画
マイケル・クライトン監督の「コーマ(1978)」は悪徳病院の臓器売買を描いたスリラー映画だったがさしずめその手の近代バージョンなのでしょう、アメリカの金次第の医療制度を見ていると、そう遠くない未来にバイオテクノロジーの倫理的一線を越えた事件がおきてもおかしくは無いから、ある種社会派医療ミステリーの先駆けと言っても良いのだがお金のかかっている割にはB級ティストが漂う・・。
先ずは胡散臭い施設であることはすぐに分かるが、主人公同様、ここはどこ、私は誰?状態が長すぎてイライラする、逃亡が始まってからは怒涛のアクション、大統領のスペアまで居たところをみると国家ぐるみの移植臓器製造工場だと分かるが黒幕までは行き着かないでジ・エンド。
仲間のクローンを解放したのは良いけれどその後が気がかり過ぎて手放しでは喜べない。
ブレード・ランナー風の凝ったシチュエーションを持ち出した割には派手な逃亡劇にしか印象に残らなかった。ビルから落ちてもかすり傷もなしというのはスカーレット・ヨハンソンだからでしょう、美女は強し。
※楽しく鑑賞された方は見る必要の無い駄文
好きなユアン・マクレガーの作品を日々追っている最中、鑑賞。
よくある普通のSFという感想。斬新な設定や
記憶に残るシーンなどは少なかったように思います。
敵側だったアルバートが実はクローンと同じ【人間以下の立場】で最後に協力してくれる所や
そして故マイケル・クラーク・ダンカンの凄い体、連れて行かれるまでの一連の迫力が記憶に残っています。
早い段階でアイランドなどは無く偽りである事、
外に出れば汚染など無くいつもの世界が広がっている事、
などよくある設定や、想像できる範囲内の世界観、特に謎もなく 進む話などワクワク感は無くなってしまいました。
普段は鑑賞中に先のシーンの事など考えないのですが
リンカーン2人が揃った時に「入れ替わるんだろうな」とか
考えてしまった時点で集中力を欠いていたのでしょう…
作品としてのゴール、目標も私個人としてはアガる事が出来ませんでした。
倫理的にクローン達は助けないといけないのですが
映画として考えた時、残されたクローンに感情が入り込めず【あのクローンが居るから助かってほしい】などもなく
終始、作業的に見てしまいました。
下手な文章ですが感想です。
もし目を通していただいた方がいれば、ありがとうございました。
意外と面白い
展開がいくつもあって楽しかった。
謎の建物内の暮らし、
アイランドとはなんぞや?
自分の正体は?
建物の外はどうなってる?
からの
近未来での追いかけっこ。
本当の自分の正体
カーチェイス。
自分と対面。
組織の破壊。
と次から次へと展開して行くので
とても楽しく最後まで観れました。
主人公達の精神年齢が中学生くらいで、
性の目覚めや生への執着も愛しかった。
ユアンマクレガーとスカーレットヨハンソンのコンビも
良い。
ハゲロン毛中学生おじさんも良い味出してた。
面白かった
あまりヒットしなかった作品で全然期待もせず、ただキャストや監督は名の知れた方々なので何気に観たら面白い!お金もかかってる感ありで観て損はありません。
とにかく超ド級アクション。ちなみに黒人の方いいですね。
生きたい、ただそれだけ。
スケールは違いますが『わたしを離さないで』と設定が少し似てるのは置いといて(笑)
、大好きな映画です!「新しい臓器を移植して寿命を数十年延ばせる」という部分だけは興味はあります。劣化した臓器の代わりを造るだけならいいんですが、 でも同じ姿をしたクローンがいるなんて怖い未来です、一線を越えてるというか、できるかどうかではなく、すべきかどうかですよね。 「依頼主に私達が存在することを伝えないの?」「ハンバーガーになる牛を見たいか?」ショックを受けてる場面でしたが上手いこと言いますね。 みんなが着ていた白い服や、生活していたああいう施設は好きです(笑) スカーレット・ヨハンソンが素敵でした(^-^)
配役とあらすじから期待するほどではなかったかな・・・
マイケルベイ監督、ユアン・マクレガー、スカーレット・ジョハンソンという今考えると豪華すぎるメンツですし、あらすじも面白そうなんですが、無駄と思えてしまうシーンが後半はダラけてしまった印象です。前半はテンポがいいのと展開が気になるので楽しめました。
けして侵してはならない
ベースは逃走劇映画ですが、斬新な設定をいかした展開がとても面白かったです。
クローンを創ることはたとえ技術的には出来たとしても、けして侵してはならない神の領域だと思います。
スカーレット・ヨハンソンの美しさとスタイルの良さに目を奪われました。
マイケルベイで近未来SF スカヨハにユアンマクレガーで豪華 って時...
マイケルベイで近未来SF
スカヨハにユアンマクレガーで豪華
って時点で内容もさぞかし…!?
と期待したけど、う〜ん
これにとって変わる作品はいくらでもあるなあ
2019年想定の話だけど、
2005年当初、約15年後にはこんな未来があるんやと
想像してたなら全然世界は同じ速度で進化してないな
リニアもまだ走ってないし
はよあんなバイクに乗れる時代よ来い
なんか具体的にいえないけどどこか薄っぺらい印象で、ちょくちょく引い...
なんか具体的にいえないけどどこか薄っぺらい印象で、ちょくちょく引いて見てしまう自分が現れて、引き込まれず。
色々なSFで使われた題材の寄せ集めで、独自の世界観を築けてない感じがした。
ちなみにこれ2019年の設定なんですね。そこがある意味の感慨深さがある。
未来感はいい感じ
録画。再鑑賞。
以前観たときは、そんなでもなかったけど(どちらかというとイマイチ) 結構面白い。スカヨハ色っぽいし 笑
施設での生活環境とか未来感があってよかったです。外の環境とは多少アンバランスな気はするけど…
ブシェミがいい人というか、かわいそうでした。
ただ終わり方…ラストのドヤ顔が少し鼻につきます。これはいただけない。わざとらしすぎる。
興行的に失敗だったっていうからどんなクソ映画かと思ったら
いや、そんな失敗と言う程か?それとも製作費かけ過ぎて、思ったほど回収できなかっただけ?
確かに金はかかってると一目でわかる映画ですが。もう、最初のシーンで「あ、これある程度金かけてるやつ」とわかりますが。途中からもう、「えっ、これ思った以上に超大作…」と笑ってしまいました。
興行的に大失敗して、スカーレット・ヨハンソンにその責任を押し付けたとまでいうから、B級感ハンパないクソ映画かと思って逆に期待してたんですが、全然でした。超大作でした。金かかってました。ストーリーもちゃんとしてました。そんな「失敗作」とかいって叩かれるほどの映画では全然ないと思います。
内容に特に関係しないネタバレを少々しますと、自分は一番最初にスカーレット・ヨハンソンが、海と交互に映るシーンが一番好きで…
いやー、スカーレットの輝く金髪と、真っ青な海の対比。これが凄く美しい。このシーンのお陰で、開始から数十秒見ただけで「これ全然クソ映画じゃないわ」と気付きました。
風にたなびく布(多分服)が、スカーレットの顔の前に漂い、なかなか顔が見えない。この演出が素晴らしかったです。恐らく、顔が全面出ていたら、人間そちらに目が行ってしまうので、スカーレットの顔を隠したり、目元だけ見せたりすることで、海の青と金髪の美しさが目に焼き付きます。
最初の数十秒、ずっとスカーレットの顔の一部と海だけなんですが、ここだけでも見る価値ありますと言えるくらい(笑)、本当に計算された演出でした。
予告編等は見てないのでどんなふうに宣伝されてたのかわかりませんが、映画サイトなどのあらすじを読んでサスペンスだと思ってた人(ハーイ!)、サスペンスパートはほぼ無いです。
自分は、上に書いた通りスカーレットのWikiを何気なく読んだ際、「興行的に失敗した責任を押し付けられた」と書かれていて、そこから「どんなクソ映画だったんだよw」と興味を持っていたのですが、昨日たまたまGYAO!で無料配信されていたので漸く見ました。
で、見始めた時はその程度の知識しかなく、GYAO!のあらすじには『近未来。大気汚染から守られ、管理の行き届いた安全で快適なコミュニティで暮らすリンカーン。彼やその他の住人にとっての夢は、地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くこと。そしてその抽選会が毎日のように行なわれていた。だがある日、リンカーンは換気口から入ってきた一匹の蛾を見て、ある疑念を抱く。』と、これしか説明がない(いや、ていうか映画.comのあらすじはネタバレし過ぎじゃない?)。
なので、自分は「は~、そんで自分の暮らす場所に疑問を持って、施設内を探索して悪い事やってるのたまたま見付けちゃってついでに暴くとかそんな感じね~」と雑な理解力で見始めたんですが、サスペンスパートは序盤30分くらいで終わります。笑
CMではどうだったか知りませんが、ゴリゴリのアクション映画でした。サスペンスだと思ってたのに、突然めちゃくちゃ金かかってそうな本格アクションが始まったので「めっちゃ走るやん…」と途中から目が点でした。
期待とは全然違ったけど、面白かった!
この作品、確認したら2時間以上あるんですよね。で、ほとんどがアクションパートなので、実を言うと見ていて途中で結構疲れたなーとか思ってしまう部分もありました。
ただ、それも退屈する間もなく色んな事が起きてハラハラするせいなので、特に嫌だとは思いません。
映画.comで見て初めて知ったんですが、監督かなり有名な人だったんですね。それを知ってて、「こりゃスゲェの来るぞ!!」と期待値上げて見てたらもっと評価は低かったかもしれません。でも、少なくとも☆3~4はつけていたと思います。
ストーリーには突っ込みどころチラホラありますが、何しろ演出やカメラワークが良く、迫力がありました。これ映画館で観てたら凄かったんだろうなぁ。逆に、おうちで何かやりながらタラタラ見てると、あまり面白くないかも。
ストーリーはアメリカ映画のまさに王道という感じで、確かに驚きも意外性もなく、かといって泣けるシーンがあるわけでもなく、この辺は物足りない人も多いかも。単にアクションに全振りの映画が撮りたかったんですかね?という印象。主人公たちの苦悩みたいな、こういった内容の映画にありがちな感情に訴えるシーンも少なく、本当にアクション映画撮りたい発作が抑えられなくて作ったくらいの、無駄を削ぎ落としに落としまくったゴリゴリアクションです。
ただ、定番のアメリカ映画を見たい人には、どの方向にも外さないと言って良いほど本当に「王道」。
ちょっとだけエッチなシーンがありますが、これも恥ずかしくなるほどダラダラ続くわけでもないため、割と誰にでもお勧めできます。
一昨日『俺たち喧嘩スケーター』を見たばかりで、こちらも期待を遥かに超えて良かったので「アイランドがクソ映画過ぎて落差が凄かったらどうしよう、最後まで見られないかも…」とか思っていたんですが、2時間以上もあるのにバッチリ最後まで楽しみました。良かった。
珍しくネタバレなしのレビュー。ネタバレなしでこれだけ長く書けるってのも凄いな。文章まとめる才能ゼロ。笑
当時一番夢中になった!ベイ映画でベストの一本!
当時は『宇宙戦争』とか『スター・ウォーズ』が流行っていたけど、ボクは断然こっちだった。こっちの方が大好きだった!
クリーニング技術の倫理をテーマに描いた映画と言えば、察しの良い人だったらすぐに『ブレードランナー』(1982)が浮かぶだろうけど、ベイ監督はそれを上手く回避していて立派だった。自分のカラーや特色だったり、得意分野を把握してると、ブレランに転んでいかない映画になるって教えてくれた。
だから深みを求めてしまうと、辻褄とか違和はある。けど水準を超えた映画にボクはなっていると思う。というかベイ映画の最高傑作だとさえ思う。
今はもう現実自体が空想に追いついている。そんな時にこの映画を見るのは面白いと思う。ベイ映画と侮っていたら、カウンターパンチを喰らったみたいな、そんなビックリサプライズのエンタメ映画があるんですから!
アクション映画を生命倫理でサンド
しており見事に両立させている...かというとそうでもない。
ド派手な戦闘シーンで死傷者多数なためせっかくの生命倫理というデリケートで深淵なテーマがぼやけてしまっている。
また主人公たちはダイ・ハード並みに生命の危機を切り抜けてしまい、生身の生体の脆さや儚さを損ねてもいる。実はアンドロイドネタなのかと余計な詮索をしてしまいそうである。
テーマ的にはラスボスの倒し方も社会的制裁の類のほうがしっくりきたろう。
とまあ他にもツッコミどころ満載である。設定に甘さもみられる。
でも面白いんである。なかなかエグいしキモい。ペーソスもあり。いったいなにが言いたいんだこの映画は(笑)な楽しさもあり。
一番印象的だったのは出産シーンかな。分娩直後のおぞましい展開にゾッとさせられつつも命の意味について考えさせずにはおかない凄みもあり。でもそのあとダイ・ハードな展開が始まるという(笑)
ある意味非常に興味深い作品でした。
もっとシンクロニシティ部分を掘り下げてほしい
個人評価:3.6
使い古された設定の物語。SFモノである以上、ストーリーで魅せてほしかったが、やすいアクションシーンに時間と労力を割き、それが映画のメインになっている。
クローンの生物としてのシンクロニシティをもっと掘り下げてくれれば、あるいは知的な脚本になったかもしれない。
最後の奴隷制度を引き合いにする部分も掘り下げてもらいたかった。
ただスカーレット・ヨハンソンは可愛い。
人は生きるためになんでもする
まだまだ現実は映画の世界になってない。でも技術は追い付いている。
人間の倫理感で、少しずつ未来が変わっているんだろうなって。
命というものは本能で生きるための方法を選ぶんだろう。
好奇心や直感、考えることって本当に重要。
リスクもあるが、射きる目的や意味も見いだしてくれる。
セリフにたくさんの伏線があり、おもしろかった。
神様に愛されてる。生きるということはそういう事だろうと思う
SFによくある
「人間というのは生きるためなら何でもする
どんなことをしても俺は生きたい」
オープニングはなんだこれってなったけどしっかり伏線になってたことがあとになってわかる構成になっていてよかった
これをみている日が20190325で、実際の世界観と比べると空飛ぶ電車とかまだまだ先の話だなぁと思った。あとCG技術というか製作陣が考える未来の施設的な演出や仕掛け、グラフィックがすごい
これは主人公側に立っての視線だから、だんだんと自分がいる理由が判明していき逆襲するって流れはSFにありがちな感じと言われたらそれまでって意見も多そう(マイノリティリポートとかもそんな気がした)
実際にどこかで行われていそう
面白かったです!
実際にこんなことが世界のどこかで行われていても不思議じゃない・・・。
命とはなんなのかを考えさせられるストーリーでした。
話の展開もハラハラして面白く、映像も全体的に近未来でオシャレな感じがしました。
車の横っ腹
今回もやられちゃいました。過去に車の横にぶつけられたことのある人にとっては、一瞬のうちに記憶が甦ってくるのです。『ボーン・スプレマシー』『フォーガットン』『ダニー・ザ・ドッグ』、そしてこの『アイランド』。ぶつけられると、痛いだけじゃなくて、ドアを交換しなくてはならないのです。そして、ドアを交換するとなったら、鍵穴が違うので別の鍵で開けなければいけなくなるのです!もしそうなったら、痛くもない肩を痛そうに押さえて人身事故扱いにしたほうが得策です。保険では別鍵の不便さまでみてくれませんから・・・(と、映画鑑賞中にそこまで考えてしまうんだから・・・泣)。
予告編やあらすじを見ると、ほとんどネタバレ状態のこの映画。それでも、146分もあるんだから衝撃的な展開や面白いひねりがあるのではないかと期待する。しかし、衝撃的な展開といえば、実は「SFのプロットをちょいと拝借しただけのアクション映画だった」ことが気づいたことでしょう。カーアクションは天下一品。しかし、いつもやりすぎ感が残るマイケル・ベイ監督なのです。鑑賞中も、「あまりやりすぎると、またラジー監督にノミネートされちゃうよ・・・」と今回も心配してしまいました。
クローン人間のストーリーでは、手塚治虫著の漫画『火の鳥 生命編』が最も好きだ。最もつまらないのは、ジョン・フランケンハイマー監督の『D.N.A』であろう。そして、マイケル・ベイといえば、このフランケンハイマーの息子なのだそうだ。もしかして、悪しきラジーなDNAを優性保護法(?)によって彼が受け継いでいたとしたら・・・
そんなことより、この映画ではキャスティングがいいですね。ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン、マイケル・クラーク・ダンカン。さて、仲間はずれはだ~れだ?実はショーン・ビーンだけがゴールデン・グローブ賞にノミネートされていない。そして、アカデミー賞、GG賞ともに誰も受賞していないということがわかりました。今回、まともな感想文になってないですね・・・(いつもか?)。
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