劇場公開日 2005年7月23日

「アクション映画を生命倫理でサンド」アイランド(2005) 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクション映画を生命倫理でサンド

2019年8月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

しており見事に両立させている...かというとそうでもない。
ド派手な戦闘シーンで死傷者多数なためせっかくの生命倫理というデリケートで深淵なテーマがぼやけてしまっている。
また主人公たちはダイ・ハード並みに生命の危機を切り抜けてしまい、生身の生体の脆さや儚さを損ねてもいる。実はアンドロイドネタなのかと余計な詮索をしてしまいそうである。
テーマ的にはラスボスの倒し方も社会的制裁の類のほうがしっくりきたろう。
とまあ他にもツッコミどころ満載である。設定に甘さもみられる。
でも面白いんである。なかなかエグいしキモい。ペーソスもあり。いったいなにが言いたいんだこの映画は(笑)な楽しさもあり。
一番印象的だったのは出産シーンかな。分娩直後のおぞましい展開にゾッとさせられつつも命の意味について考えさせずにはおかない凄みもあり。でもそのあとダイ・ハードな展開が始まるという(笑)
ある意味非常に興味深い作品でした。

肉ネ~ム