早乙女カナコの場合は

劇場公開日:

解説・あらすじ

柚木麻子の小説「早稲女、女、男」を、橋本愛を主演に迎え、「三月のライオン」「ストロベリーショートケイクス」の矢崎仁司監督が映画化。自意識過剰で不器用な主人公カナコの10年にわたる恋愛模様を中心に、彼女と周囲の人々が自分を見つめ直していく姿を描く。

男勝りで過剰な自意識から素直に甘えられない不器用な早乙女カナコ。大学進学と同時に友達と2人暮らしをスタートさせた彼女は、入学式で知り合った演劇サークルで脚本家を目指す長津田とそのまま付き合うこととなった。就職活動でカナコは念願の大手出版社に就職が決まるが、3年の付き合いとなった長津田は口ばかりで脚本を最後まで書きあげることはなく、大学を卒業する気もなさそうな状態だった。カナコと長津田の口ゲンカが絶えない日々が続く中、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。編集者になる夢に向かって着実に進んでいくカナコと長津田の生き方に、徐々にすれ違いがうまれていく。

カナコ役を橋本愛、長津田役を中川大志がそれぞれ演じ、山田杏奈、臼田あさ美、中村蒼らが共演。また、本作と同じ柚木麻子原作の映画「私にふさわしいホテル」でのんが演じた主人公の作家・有森樹李が登場する。

2024年製作/119分/G/日本
配給:日活、KDDI
劇場公開日:2025年3月14日

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(C)2015 柚木麻子/祥伝社 (C)2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会

映画レビュー

4.5この男はバカだ、でも、私はもっとバカだ

2025年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

10年に渡り、二転三転する恋と人生の行方は。やはり、割れ鍋に綴じ蓋が、いいのかな。

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DnaH

4.5池に溜まるばかりの小石。

2025年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

萌える

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共感した! 10件)
SAKURAI

1.5薄っぺらいバカしか出てこない群像劇

2025年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

実際のところ、人間なんてこんなものなのだろう。
本当に薄っぺらいし、バカしか出てこない。
その薄っぺらさや、バカさ加減に悩みもがく姿が愛おしかったり、美しかったりするのが青春なのでは?
本気で悩んだり、もがいたりしない物語を見せられてもイライラするしかない。
中川大志の演じる男が突き抜けたバカで魅力的でないと成り立たない話なのに、そうなっていないのが致命的。
これだけの役者陣が誰も輝いてないのも逆に凄いと思う。
いや!吉岡睦雄だけは輝いていた!

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ケージ

3.5かけがえのない大切な人の存在を表現した感じの作品。 今本年度ベスト級。

2025年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

中川大志&橋本愛&山田杏奈さん目当て。
ロン毛姿で登場した長津田役の中川大志さんは、最初は誰だか全く解らず(爆)
山田杏奈さんのこれまで見たことのない鮮やかなファッションやメイクも新鮮で印象的だった!
のんサンも売れっ子作家としてチョイ役だけど登場。
チョイ役だけど存在感が凄かった。

大学卒業を目前にしても脚本を書こうとしない演劇サークルの長津田。学生時代からの憧れの出版社でアルバイトを経て念願の就職を果たした早乙女カナコを中心に展開するストーリー。

恋人同士の長津田と早乙女。
価値観のずれから徐々に距離が生まれていく感じ。
そんな中、サークルの新入生である麻衣子(山田杏奈さん)と長津田の距離が近づいていく一方、出版社で働く早乙女もまた、会社の上司との関係性を深めて行く展開。
さらに、その上司の元カノが登場。
一気に人間関係が複雑&泥沼化していく予感に引き込まれる(笑)

意外にも恋敵同士である麻衣子と早乙女が、それぞれの想いを語り合い心を通わせていく展開は斬新。
従来の恋愛映画とは違う感じが面白かった!

本作は「替えの効かないもの、人」の存在を描いた作品だって感じ。
長津田と早乙女の関係性を通して象徴的に描かれる一方、毎年同じ手帳を使い続けていた出版社の先輩である上司の元カノが、真っ白な新しい手帳に変わることで、過去を乗り越え、新たな一歩を踏み出す姿も印象的だった。

ラストシーン。早乙女が何かを決意したように走り出すシーン。
一体どこへ向かっているのか?
観る者の想像力に委ねられた感じだけど自分には想像も出来ず(笑)
でも彼女の未来への希望を感じさせる印象的なラストって感じ。

池に小石を投げるシーンのエピソート。
思わず笑ってしまいました( ´∀`)

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イゲ