山逢いのホテルで

劇場公開日:

  • 予告編を見る
山逢いのホテルで

解説

「ボレロ 永遠の旋律」「バルバラ セーヌの黒いバラ」などで知られるフランスの俳優ジャンヌ・バリバールが主演を務めた大人のラブストーリー。スイスの壮麗な山々と湖畔に囲まれた実在のホテルを舞台に、息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れ動く女性を描く。

スイスアルプスをのぞむ小さな町で仕立て屋として働く女性クローディーヌは、障がいのある息子をひとりで育てている。毎週火曜日になると彼女は白いワンピースをまとって山の上のリゾートホテルを訪れ、一人旅の男性客を選んではその場限りの関係を楽しんでいた。もう真剣に恋をすることなどないと思っていたクローディーヌだが、ある男性との出会いによって彼女の人生は大きく揺さぶられる。

ファッションデザイナーとして活躍してきたスイス出身のマキシム・ラッパズが長編初メガホンをとった。「トリとロキタ」「その手に触れるまで」などダルデンヌ兄弟監督作を手がけたブノワ・デルボーが撮影を担当。

2023年製作/92分/R15+/スイス・フランス・ベルギー合作
原題または英題:Laissez-moi
配給:ミモザフィルムズ
劇場公開日:2024年11月29日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
マキシム・ラッパズ
製作
ガブリエラ・ブスマン
ヤン・デコペ
カミーユ・ジュノー
脚本
マキシム・ラッパズ
マリオン・ベルノー
撮影
ブノワ・デルボー
美術
イバン・ニクラス
レカ・ミュサル
衣装
クロディーヌ・ティション
編集
カロリーヌ・ドトゥルネー
音楽
アントワーヌ・ボドソン
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15

(C)GoldenEggProduction | Paraiso Production | Fox the Fox 2023

映画レビュー

4.0ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地

2024年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

女性は子を産んだ瞬間から女を捨て母親にならなければならないという呪縛

障害のある成人した息子を一人で育てているシングルマザー
週に一度、白のシンプルなワンピースを着て山間部にあるホテルで短期滞在の一人客を選び出身地の話しを聞き出し、女であることを愉しむ
帰りに世界中を飛び回ってる父親のふりをして息子に手紙を出した時には母親に戻っている
こんなことを繰り返していたある日、転機が訪れる

ラストはもちろんポジティブにも受け取れるし、いろんな受け止め方があるだろうけど
私は泣いてしまった
これは呪縛が解けた時の開放感と数十年分の苦労や喜びや虚しさと、いろんな感情が一気に押し寄せてきて、ただただ泣けた

障害の有無関係なく子育て経験のある人はもちろん、ない人も、若い人にも見てほしい

とても良かったので監督にチェック入れたいのに入れられないんだけど何故?

日仏最速先行上映にて

コメントする (0件)
共感した! 1件)
m m