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美人がダンナと年増女の浮気を疑う。
この年増は悪女で有名だったが、実は美人の母親だった。
ダンナは密かに年増に金を渡して、消えてくれとお願いする。
その密会を見た美人は誤解して絶望し、国際的プレイボーイの待つ船へ。
それを知った年増はその船へ行き、美人を説得する。
そこへ男達が帰って来て、そこでの話を盗み聞くことになる。
こうしてダンナの純粋な気持ちがわかり、誤解は解けた。
存在がバレそうになったので、年増は美人を逃がす。
これにより泥棒の悪名を着せられ、年増は婚約解消される。
が、娘を守るため、あえてその真実を闇に葬る。
翌日、年増は最後に娘に会いに来た。
真実を葬る年増に、娘は何故そこまでやってくれるのかを問うた。
思わず母である事を話しそうになる年増。
が、娘の中で母が神格化されている事に気付き、あえて何も言わずに去る。
そして金もダンナに返す。
そして飛行機の中、婚約者と再会する。
美人が婚約者に全てを話し、誤解が解けていたのだった。
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「真珠の耳飾りの少女」で見た透明感ある美人がこんなとこにも出ていた。
この人ってアメリカの人やったのね。
ヨーロッパ映画にありがちな、地味にダラダラ続く展開。
しかもTVでの映像が暗くて、かなり我慢しながら見ていた。
90分と短いが、60分を過ぎたあたりから急に話が展開し始め、面白くなる。
我慢して見ておいてよかったと思った。
みな根本的には善人だが、つい流されたり感情的になったり、
それで衝突してしまったりはするが、結局お互いに尊重し合っている。
そういう人生の機微を感じさせてくれるいい映画だった。
もしかしたら映像が明るくて最初からそれなりに入って行けてれば、
4点がついていてもおかしくない内容。