【「四畳半タイムマシンブルース」配信記念】森見登美彦アニメ化作品まとめ
2022年9月14日 16:00
本日9月14日からディズニープラスで、アニメ「四畳半タイムマシンブルース」(全6話)の先行配信が順次スタートしました。また、同作を再編集した劇場版が9月30日から3週間限定で全国公開されます。
「四畳半タイムマシンブルース」は、森見登美彦氏による小説「四畳半神話大系」の登場人物たちが、実写映画化もされた劇団「ヨーロッパ企画」による人気舞台「サマータイムマシン・ブルース」の世界で右往左往する青春SFコメディです。森見氏の小説のアニメ脚本を多く手がけてきたヨーロッパ企画主宰の上田誠氏による舞台と小説の世界がクロスオーバーするユニークな作品で、森見氏が描いた小説をもとにアニメ版の脚本は上田氏自らが担当。ヨーロッパ企画のメンバーが声の出演もしています。
森見氏の小説は、今のところ実写映画化されていませんが(※2022年9月14日時点)、「四畳半神話大系」を筆頭にこれまで4つの作品がアニメ化されて人気を博しています。森見氏の小説やヨーロッパ企画のファンの方、アニメ「四畳半タイムマシンブルース」をきっかけに他の作品を見てみようと思う方に向けて、森見氏原作のアニメ化作品を一挙にご紹介します。
湯浅政明監督とマッドハウスがテレビアニメ化した、森見氏の小説の初映像化作品。森見氏作品の表紙イラストでおなじみの中村佑介氏がキャラクター原案、ヨーロッパ企画の上田氏がシリーズ構成を手がけ、その後に続く森見氏アニメ化作品のラインのひとつがこの時点でできあがっています。
京都の大学3回生の男子学生である「私」が、1回生に巻きもどった並行世界で、クセ者ぞろいの友人たちに振り回されながらさまざまな可能性を体験する。映像化のハードルが高そうなこみいった物語が、上田氏による見事な脚色と、最新作「犬王」でもファンを驚かせた湯浅監督の奔放な映像センスで、見ごたえのあるシリーズとなりました。
私役の浅沼晋太郎をはじめ、吉野裕行、坂本真綾ら実力派人気声優が多く出演し、2020年に亡くなった藤原啓治さんも「師匠」役で出演しています。
「SHIROBAKO」で知られるアニメスタジオP.A.WORKSが手がけたテレビシリーズ。「さよなら絶望先生」などで知られる漫画家の久米田康治氏が自作の以外のキャラクター原案を務めたことも話題になりました。
「四畳半神話大系」と同じく舞台は京都。人間、タヌキ、天狗が暮らすちょっと不思議な世界観のもと、タヌキの一家の4兄弟が繰り広げる波瀾万丈の日々や家族愛のドラマがユーモラスに描かれます。第2期が放送された2017年には、作品自体が京都特別親善大使に任命されました。アニメの新たな展開を待ち望んでいるファンも多いはずです。
アニメ「四畳半神話大系」を手がけた湯浅監督と上田氏(脚本)が再びタッグを組み、サイエンスSARUがアニメ制作を担当した劇場アニメ。大学で同じクラブの後輩に恋をしている「先輩(私)」をめぐる青春恋愛ファンタジーが、京都の四季を感じさせる複数のエピソードで展開されます。
原作小説では1年間の物語だったところをアニメでは一晩の物語に変更し、主人公の先輩役を星野源、主人公が思いを寄せるヒロイン役を花澤香菜が担当。主題歌は「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の「荒野を歩け」でした。
第31回日本SF大賞を受賞した同名小説を、石田祐康監督とスタジオコロリドが劇場アニメ化。同作の脚本も上田氏が手がけています。ちなみに石田監督とスタジオコロリドによる長編第2作「雨を告げる漂流団地」が、9月16日から劇場公開・Netflixで全世界独占配信されます。
ペンギンの群れが突如出現した街の秘密をさぐるため、小学4年生のアオヤマ君が歯科医院のお姉さんと“実験”を繰り返す夏の不思議な物語が、色彩豊かなアニメーションで堪能できます。アオヤマ君を北香那、お姉さん役を蒼井優が演じ、宇多田ヒカルによる主題歌「Good Night」が作品を彩りました。
森見氏原作のアニメ化最新作をあらためてご紹介。灼熱の8月の京都を舞台に、故障したエアコンのリモコンを取り戻そうとタイムマシンで過去を改変してしまった「私」たちが、日常を取り戻すために悪戦苦闘する物語です。
劇場アニメ「夜は短し歩けよ乙女」に続いて「ASIAN KUNG-FU GENERATION」が主題歌を担当し、キャストはアニメ「四畳半神話大系」の声優陣が続投。故・藤原さんが演じた樋口師匠役は「夜は短し歩けよ乙女」公開時に代役を務めた中井和哉が演じています。
ディズニープラスでは本日9月14日の第1話を皮切りに、以下のスケジュールで先行配信されます。
9月14日 第1話(配信中)
9月21日 第2話
9月28日 第3話
10月5日 第4話
10月12日 第5話、第6話(※第6話は配信限定の完全オリジナルエピソード)
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