「タイタニック」でオスカー受賞のプロダクションデザイナー、ピーター・ラモントさん死去
2020年12月23日 14:30

「007」シリーズや「タイタニック」をはじめとする数多くの大作映画で美術監督・プロダクションデザイナーとして活躍したピーター・ラモントさんが12月18日(現地時間)、死去した。享年91歳。米ハリウッド・レポーターが報じている。007シリーズの公式Twitterが発表したもので、死因などの詳細については明かされていない。
ラモントさんは1929年、英ロンドン生まれ。従軍後、パインウッド・スタジオ専属の製図係としてキャリアをスタートさせた。「007 ゴールドフィンガー」(1964)で007シリーズに初参加して以降、「007 カジノ・ロワイヤル」(2006)まで、同シリーズ全25作品中18作品に携わった。第12作「007 ユア・アイズ・オンリー」(1964)からは、ケン・アダムに替わりプロダクションデザイナーに昇格した。「屋根の上のバイオリン弾き」(71)、「007 私を愛したスパイ」(77)、「エイリアン2」(86)で米アカデミー美術賞にノミネートされた後、ジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作「タイタニック」(97)で4度目のノミネートにして初受賞を果たした。
この訃報に際し、長年「007」シリーズのプロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは共同声明を発表。「ピーター・ラモントはボンドファミリーの愛すべき一員であり、映画界の巨匠でした。『ゴールドフィンガー』以降のボンド映画のデザインと美観は、彼なくして創造し得なかったものです」とで語っている。
このほか、「探偵スルース」(72)、「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」(76)、「ブラジルから来た少年」(78)、「EVE イヴ」(91)、「トゥルーライズ」(94)などの作品で、美術およびプロダクションデザインを手がけている。
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