トゥルーライズ

劇場公開日:

解説

妻や子にも正体を隠し、家族思いの父親と凄腕の秘密諜報部員という二重生活を送るヒーローの珍無類の活躍を、アクションとユーモア豊かに描いたスパイアクション・コメディ。1億2000万ドルの巨費を投じ、「ターミネーター2」のジェームズ・キャメロン監督とアーノルド・シュワルツェネッガーが3度コンビを組んだ超大作。米海軍の協力でハリアー戦闘機の実機が使用されたのをはじめ、アクションシーンの見せ場はたっぷり。フランス映画『La Totale』に目を付けたシュワルツェネッガーがキャメロンに企画を持ち込み、彼の監督・製作・脚本で実現。共同製作は「T2」でも監督と組んだステファニー・オースティン。撮影は「ハード・ターゲット」のラッセル・カーペンター、音楽は「T1」「T2」に続き、監督とは3作目のブラッド・フィーデル、美術は14本の「007」シリーズに参加し、「エイリアン2」に続いて監督とは2作目のピーター・ラモント。「アビス」以降、キャメロン作品に参加しているジョン・ブルーノがSFXスーパーバイザーを務め、特殊視覚効果はキャメロンが設立したデジタル・ドメイン社が担当。名コメディエンヌぶりを発揮した「マイ・ガール2」のジェイミー・リー・カーティスほか、「ライジング・サン」のティア・カレル、「コーンヘッズ」のトム・アーノルド、「トゥームストーン」のビル・パクストンらが共演。

1994年製作/144分/アメリカ
原題:True Lies
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1994年9月10日

ストーリー

政府の最高機密機関オメガ・セクターの諜報員ハリー・タスカー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、相棒のギブ(トム・アーノルド)と共に、スイスの兵器商人の邸宅からコンピュータ・ファイルの情報を奪うことに成功。彼の正体は極秘であり、家族にはコンピュータのセールスマンということになっていた。夫がスパイとは夢にも思わぬ妻のヘレン(ジェイミー・リー・カーティス)は15年目の結婚生活に退屈さを覚え始め、14歳の娘デイル(エリザ・ダシュク)は不良少女になりかけている。ハリーの入手したファイルから、武器商人よりアラブ系のテロリスト集団″紅のジハド″へ1億ドル以上もの使途不明金が流れていることが判明。上司のトリルビー(チャールトン・ヘストン)は、リーダーのアジズ(アート・マリク)の身辺を洗うよう命じる。敵には国際的な古美術商と名乗る謎めいた美女ジュノー(ティア・カレル)も加わっていた。ハリーとギブは追跡を開始するが、ショッピングモールで敵に襲撃される。ハリーは馬を駆ってアジズをホテルの屋上に追い詰めたものの、逃げられてしまう。一方、ヘレンはサイモン(ビル・パクストン)という男と密会を重ねており、妻の浮気を疑うハリーは、公私混同で組織の力を総動員して2人を追跡。彼は顔を見られぬようにヘレンを軟禁して尋問に及んだところ、彼女は夫を愛していると答えた。ハリーは妻の真意を試すため、言葉巧みにホテルの部屋に誘い出すが、その場に踏み込んできたアジズ一味によって妻共々捕らえられる。彼女は夫がスパイだと初めて知って驚く。テロリストたちは米国内で核弾頭を爆発させる計画を進めていた。ハリーはヘレンとの連携プレイで敵を倒し、核弾頭の米国内での爆破をくい止めた。だが、逃走したアジズはデイナをさらい、残る1個の核弾頭と高層ビルに立てこもる。ハリーはハリアー戦闘機を操縦して現場に急行。アジズとの死闘の末に、爆破は未然に防げた。一年後、夫婦でスパイ活動に励むタスカー夫妻の姿があった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第18回 日本アカデミー賞(1995年)

ノミネート

外国作品賞  

第67回 アカデミー賞(1995年)

ノミネート

視覚効果賞  

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

受賞

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ジェイミー・リー・カーティス
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映画レビュー

3.5こんなお金の掛け方

2023年7月17日
iPhoneアプリから投稿

核爆発もハリアー戦闘機もありのド派手ホームドラマ。おバカ映画をジェームスキャメロンとシュワルツェネッガーというT2タッグがふんだんにお金を使ってくる。馬とバイクのチェーシング、歯止めのかからない公私混同と職権濫用、嫁のセクシーダンスを長尺で愉しむ悪趣味夫、階段とマシンガン、極めつけは悪役のあんな死に様。酷すぎるが、振り切れている。

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Kj

4.0レンタルで見ました。

2023年6月7日
Androidアプリから投稿

もう30年位経ったんですね。
それでも色褪せることのないアクションとコミカルの程よくマッチングした面白さ。
シュワちゃんのいちばん油の乗っているとき、そして共演のジェイミー・リー・カーティスのお色気とコミカルな演技の相乗効果。文句ありません。彼の出演作品でいちばん好きな作品です。

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ユウコ

4.0続編、みたかったぜ

2023年4月6日
Androidアプリから投稿

続編、みたかったぜ

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タンテイ

4.0大好きな映画。難しく考えないで見られる

2023年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ハードかつソフトに。ハラハラドキドキして笑える。
命がけで国家に尽くすエージェントも、家に帰ればダメ亭主。という、二面性をすべてのキャラクターに閉じ込め、まるで作戦行動のように、妻の浮気を疑ってしまうシュワルツェネッガーは、おかしくも最強。彼の演じたキャラクターの中で、もっとも好感の持てる主人公だろう。

映画としての見せ場もたっぷりある。ハリアー戦闘機でアクロバティックなアクションをこなすシュワちゃんは必見。個人的には、キャメロンと、シュワちゃんのタッグで実現した最高傑作だと思う。ストーリーとか、設定のこだわり、シリーズ化されたかなど、映画の成功の物差しはいろいろとあるだろうが、なんと言っても「楽しめるかどうか」という意味においてこの映画ほど徹底した娯楽作品は他にないと思うのだ。

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