42 世界を変えた男

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劇場公開日:

42 世界を変えた男

解説・あらすじ

史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交流を軸に描いたドラマ。1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていく。「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚本・監督。リッキー役のハリソン・フォードは、キャリア初の実在の人物を演じた。

2013年製作/128分/G/アメリカ
原題または英題:42
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2013年11月1日

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(C)2013 LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

映画レビュー

5.0声にならない声に、姿で応えた男。

2025年5月6日
PCから投稿

泣ける

興奮

ドキドキ

映画『42〜世界を変えた男〜』

「目の前の“理不尽”にどう立ち向かうか。」

そんな問いに、ここまで真っ向から向き合い、闘い抜いた人がいただろうか。
映画『42〜世界を変えた男〜』は、メジャーリーグ初の黒人選手として歴史を塗り替えたジャッキー・ロビンソンの実話を描いた作品だ。

僕がこの映画に胸を熱くさせられたのは、彼が成し遂げた「記録」ではない。
どれだけ罵声を浴びせられようと、卵を投げられようと、チームメイトに無視されようと――一切、やり返さず、ただ“実力”で黙らせていった彼の姿勢、その「信念を貫く生き方」に心を打たれたからだ。

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正しさは、いつだって孤独から始まる

1947年、アメリカでは黒人が白人と同じ球場でプレーすること自体が“ありえない”時代だった。そんな中、ブルックリン・ドジャースのゼネラルマネージャー、ブランチ・リッキーが、黒人リーグからジャッキー・ロビンソンをスカウトする。肌の色ではなく“実力”で選んだ、たった一人の男を。

ここから始まるのは、美談なんかじゃない。

ジャッキーは、あらゆる角度から「潰されそうになる」。
記者から、観客から、相手チームから、時には味方の選手からも「黒人なんか野球をやるな」という目にさらされ続ける。
でも、彼は言い返さない。暴れない。言葉ではなく、プレーで証明していく。

「やり返したら、そっちが負けだ」

そう言い聞かせるブランチの言葉が、彼の胸に突き刺さる。
そう、これは“闘わないことで闘う”物語なのだ。

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信念を貫き、成果で黙らせる

この映画を観て、僕はふと自分の会社員時代を思い出した。
新しいことをやろうとすると、必ず反発が起きる。
周りに「できるわけがない」「それは無理だ」と言われる。
でも、そこで感情的にやり返しても、何も変わらない。むしろ、「ほら見たことか」と言われて終わる。

ジャッキーがすごいのは、感情に飲まれそうな瞬間でも、「目的」を見失わなかったことだ。
目の前の一人に勝つんじゃない。
“未来の無数の誰か”のために、この一歩を踏みしめる。
それを理解していたからこそ、耐えて、走って、打ち続けられた。

その結果、ジャッキーはチームに欠かせない戦力となり、ドジャースはワールドシリーズ進出を果たす。そして、アメリカ全土に「黒人でもメジャーリーグで通用する」という事実を突きつけた。

彼は、言葉じゃなく「成果」で世界を変えたのだ。

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声高に叫ばずとも、背中が語る

僕はこの映画を観終わったあと、「自分もまだまだやれるな」と背筋が伸びた。
熱さや正しさを前面に出すことも、時には必要だ。
でも、もっと大切なのは、「結果で示すこと」「生き様で語ること」なんじゃないかと。

人から否定されることを恐れて、自分の信じる道を曲げるのは簡単だ。
でも、それでは何も始まらない。
時代を動かすのは、声の大きい人じゃない。
誰よりも“静かに貫いた人”の足跡が、未来の誰かの道を照らすのだ。

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まとめ

『42〜世界を変えた男〜』は、単なるスポーツ映画ではない。
これは、「信念を持って生きるとは何か」を突きつけられる作品だ。
人と違う道を選びたいと願うすべての人に、僕はこの映画を強く勧めたい。

自分の人生を、誰かの“常識”で終わらせないために。
周りにどう言われようとも、自分の信じた道を貫いていくために。

いつだって、歴史を変えるのは「覚悟を決めた一人の人間」なのだから。

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植田仁

5.0たくさんの偉大さを感じられます。

2025年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

驚く

癒される

ネタバレ! クリックして本文を読む
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コータロー

4.0⭐︎4.2 / 5.0

2025年4月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

4月18日(金) @ AP映画(2013)
42 世界を変えた男
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「奴らは無知なんだ」先人達の間違った常識を是とし"知る事"を怠るから差別は生まれる🙄「苦しみを共に分かつ」心を持ちたい!
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まー。

5.0信じ抜く力が人財を育てる!

2025年1月1日
PCから投稿

泣ける

悲しい

興奮

人種差別が激しかった時代に立ち向かった人物の実話を描いた作品です。
どんなに意志が強い人でも一人では乗り換えることは難しいと感じつつ、どんな状況でも最後まで信じ抜いてくれた人がいたからこそ、時代を変えることができたのだと勉強させられました。
私も関わる方々のことを信じ、幸せな人生にできるように人財を育てていきます。

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海野甲太郎