チャドウィック・ボーズマンさん死去で「ブラックパンサー」に再び注目
2020年9月2日 19:00
[映画.com ニュース] 米俳優チャドウィック・ボーズマンさんが8月28日(現地時間)、43歳の若さで死去したことを受け、ボーズマンさんが主人公を演じたマーベル映画「ブラックパンサー」(2018)がアメリカで再び注目を集めている。
ボーズマンさんの死去は、家族がTwitterに声明を投稿して公表された。声明によると、2016年にステージ3の大腸がんと診断されて以降、ボーズマンさんは約4年間にわたり闘病しながら、映画に出演していた。ボーズマンさんは病気に関して一切口外しなかったため、「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督でさえその事実を知らなかったと追悼文で証言している。
米ABCは8月30日、急きょ「ブラックパンサー」の全米放映を実施。直後に、追悼番組「A Tribute For a King」を放送した。「ブラックパンサー」の平均視聴者数は610万人、「A Tribute For a King」の平均視聴者数は470万人で、日曜夜の放送番組で視聴者数1位と2位を獲得した。
さらに、米Amazon Prime Videoの映画ランキングにおいて、キアヌ・リーブス&アレックス・ウィンター主演の人気シリーズ第3弾「Bill & Ted Face the Music(原題)」に続き、「ブラックパンサー」が2位に急上昇。米iTunesでは、「42 世界を変えた男」(13)が4位、「ブラックパンサー」が5位、「マーシャル 法廷を変えた男」(17)が8位と、ボーズマンさん主演の映画が3作トップ10にランクインしている。突然の訃報を受けた多くの映画ファンが、ボーズマンさんの勇姿を偲んだようだ。