スカーフェイス

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

 1980年、キューバからアメリカ・マイアミへ渡ったトニーはコカインの取り引きに携わる。その働きが認められたトニーはマフィア組織の配下に収まった後、ボスを殺害。無一文の身からマイアミ暗黒街の頂点へと上りつめ、さらにはボスの愛人エルビラも手に入れることに。しかしその栄光は長く続かなかった……。ハワード・ホークス監督作品「暗黒街の顔役」の現代版リメイク。主演アル・パチーノの鬼気迫る演技、そしてバイオレンス描写も凄まじいアクション・ドラマ。

1983年製作/169分/アメリカ
原題または英題:Scarface
劇場公開日:1984年4月

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 ゴールデングローブ賞(1984年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) アル・パチーノ
最優秀助演男優賞 スティーブン・バウアー
最優秀作曲賞 ジョルジオ・モロダー
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0面白い

2025年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

昔、深夜番組11PM水曜日でこの映画が紹介されていました。チェンソーのシーンが結構ショッキングでした。トニー役のアル・パチーノが妙にやさぐれていて言葉汚く罵ってばかりで、こんな映画観たくないなぁと思いました。

当時パチーノといえば「ゴッドファーザー(以下GF略)」のマイケルのイメージがあり「スカーフェイス(以下SF略)」では、どちらかというとソニー(ジェームス・カーン)やモー・グリーン(モデルはカジノ生みの親バグジー・シーゲル)に近いですね。「クルージング」にも出ていたときは、そんなに違和感はなかったです。では彼にどのような変化があったのでしょうか・・・

スタローン主演「ランボー」は最初パチーノにオファーがあり彼は結構ノリ気でガッチリとパチーノ版ランボーを仕上げました。ところが、あまりに過激すぎたせいか映画会社の重役から却下で降ろされました。その役づくりのエネルギーがSFに一役買ったのではないでしょうか。

先月デビッド・リンチ追悼上映で「ロスト・ハイウェイ」を観たばかりにロバート・ロジアが、ここでもボス役フランクをやっているのには思わず笑ってしまいました。設定までいっしょて・・・美しい愛人を盗られて殺される。とてもキャリアの長い俳優さんなんですね。石橋蓮司に似ている。

「アマデウス」のサリエリ役の人がボスの右腕オマール役で驚愕!

印象に残ったシーンがトニーがフランクと汚職にまみれたバーンスタイン刑事を撃ち殺す場面。バーンスタインが一発撃たれたあと“俺はコップ(刑事)だぞ!”と絶叫し二発目で射殺される。GFでのマイケルがソロッツォとマクラスキー警部(スターリング・ヘイドン)を射殺するシーンと重なるなぁ。

スタッフが豪華 撮影はジョン・A・アロンゾ(チャイナ・タウン) 美術はフェルナンド・スカルフィオッティ(ラスト・エンペラー) 音楽はジョルジョ・モロダーでMTV時代の作曲家というイメージがあります。「キャット・ピープル」の主題歌「プッティング・オブ・ファイヤー」(デビッド・ボウイ)が好きで当時シングル買いました。ボウイのアルバム「レッツ・ダンス」にもこの曲が収録されてますがモロダー版じゃなくガッカリした憶えがあります。「イングロリアス・バスターズ」ではモロダー版を使っており、さすがタランティーノ分かってるじゃん👍

エンタメ作品なのに3時間弱て!?よくカットもされずに公開されたな・・・リドリー・スコット「ブレード・ランナー」はグダグダだったのとは対照的。あとから◯◯カット版とか出てくるし。SFはどういう訳か長さを感じませんでした。

アンチ・ヒーローものとしては抜群の出来でした。女・子供に手は出さないといのが彼の仁義でしたが、それが命取りになってしまいましたね。

個人的に最後の弟分のシーンはホークス版を踏まえなくても良かったんじゃないかと思いました。いい奴だったのに・・・悲しすぎます。

最後に出てきた殺し屋が古尾谷雅人に似てるなぁと思ったのは私だけ!?

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naoki

5.0悪党にはなりきれなかった男

2025年5月5日
Androidアプリから投稿

アル・パチーノ演じるトニーは殺人や薬物など数々の悪行を重ねてギャングの世界で成り上がっていきます。しかし、仕事のためとはいえ子どもは殺せず、たった一人の妹を溺愛したがゆえに転落していきました。人間臭い一面のある悪党を演じたアル・パチーノの演技に脱帽。

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van

4.0若いアルパチーノ。。

2025年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

キュウバからの移民からフロリダでヤクの密売で成り上がる内容で、最後は組織、妹等と共に死する。成り上がって太く短く人生を駆け抜ける姿はある意味清々しい。

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windfukuchan

5.0たまにはこういう血の沸き立つ映画もいかが?

2025年3月26日
PCから投稿

たしかにゴッドファーザーは名作中の名作だけど、アル・パチーノの魅力は本作や狼たちの午後など、バイオレンスなキャラクターの方が似合う。ひたすら成り上がりを目指すトニー・モンタナのギラギラした目つきは他の役者には出せない。他の80s映画にはない、ゴテゴテ・ギラギラした街の雰囲気や、凄惨なチェーンソーの拷問シーン、尋常じゃないほどのコカイン摂取量、Fワードの連発や「子宮が腐ってる」などの暴言もたまらないし、最後まで激しく抵抗していたトニーがあっけなく逝ってしまうのもいい

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アヤックス