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昨年リリースのデジタルシネマカメラ、ハリウッドの新潮流に 有名撮影監督が次々と採用

2016年1月8日 07:30

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「ALEXA 65」で撮影された「レヴェナント:蘇えりし者」
「ALEXA 65」で撮影された「レヴェナント:蘇えりし者」
(C)2016 Twentieth Century Fox

[映画.com ニュース]昨年1月にリリースされたデジタルシネマカメラが、ハリウッド映画のスタンダートになりつつあるとハリウッド・レポーター誌が報じた。

そのデジタルシネマカメラは、ドイツのフィルム撮影機材の老舗メーカーARRIの「ALEXA 65」で、ARRIの人気デジタルシネマカメラ「ARRI ALEXA XT」のハイエンドモデルとなる。スーパー35ミリの3倍となる6K、65ミリの巨大センサーを搭載していることから、有名撮影監督が次々と採用した。

ゼロ・グラビティ」と「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で2年連続アカデミー賞を受賞した撮影監督エマニュエル・ルベツキは、新作「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)の約40%で使用。アカデミー賞を3度受賞した名撮影監督ロバート・リチャードソンも、ベン・アフレック監督の最新作「リブ・バイ・ナイト(原題)」で使用している。

さらに、「スター・ウォーズ アンソロジー」と題したスピンオフ作品の第1弾「スター・ウォーズ ローグ・ワン」(ギャレス・エドワーズ監督)や、トム・ハンクス主演で「ハドソン川の奇跡」を描く「Sully」(クリント・イーストウッド監督)、ベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるマーベルの最新作「ドクター・ストレンジ」(スコット・デリクソン監督)でも使用されているという。ちなみに、同カメラは販売されておらず、ARRI Rentalからレンタルするほかない。

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