レオナルド・ディカプリオ主演。
アメリカ人大好き!罠猟師ヒュー・グラスの半生を描いた『蘇った亡霊:ある復讐の物語(The Revenant: A Novel of Revenge)』を映画化。
【ストーリー】
毛皮ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟団と息子のホークともに、攻撃的な先住民の脅威を避けて困難なルートでの撤退を余儀なくされていた。
だが子づれのグリズリーに遭遇し、重傷を負ってしまう。
手遅れと判断した隊長は、グラスを置いてさらに撤退の判断をくだす。
埋葬役としてのこされた3名の1人フィッツジェラルドは、さっさと片づけようとグラスを殺そうとするが、ホークに見つかり失敗、ホークを殺して逃げる。
グラスはホークへの復讐を誓い、その背を追う。
生々しい物語です。
寒そうで痛そうでしんどそう。
雄大な自然の中、際立つのはアナログなデジタル撮影。
グラスが襲われるシーンは、男性2人がかりでディカプリオの首すじをつかんでめっちゃくちゃにふり回すという荒々しい撮り方をした素材に、CGエフェクトをかけたもの。
見ただけで首がおかしくなりそうな、危険な撮影手法です。
その甲斐あって本当にこのクマこわい。ガブってされたら死にそう。
ですがそのおかげで、舞台となった西部開拓時代のアメリカ北西部プラット川流域の自然のワイルドさを、十分に表現してくれてます。
この作品でついに念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したディカプリオ。
男としては、ロマンチックな女顔イケメンよりも断然こっちの男臭い復讐譚に反応しちゃう!ビクンビクン!
な、力のこもった映像です。