ダンケルクのレビュー・感想・評価

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ダンケルク

劇場公開日 2017年9月9日
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苦しい戦時体験とカタルシスのバランス

クリストファー・ノーランは、戦争についてのイデオロギーは極力排し、観客に戦場を体感させることに主眼を置いた。英雄賛美も戦争反対の大きな声も手垢がつきすぎてしまった現代で戦争を語ることの困難さがこの映画には溢れている。
暗くどぎついことの連続である浜のシーンで、人は戦場の苦しさを嫌というほど体感するだろう。しかし、観客に与える苦しみは「サウルの息子」ほど徹底されず、救助の民間船のエピソードでは、希望やヒロイズムが謳われる。
戦場を体感させたい、しかし苦しみを強いるだけの鑑賞体験では観てもらえない。ノーランはそのジレンマに向き合った。
机上の空論を振りかざすことをやめ、生々しい戦場に向き合わなくてはならない。しかし、映画としてのカタルシスなくして、多くの人に訴える力があるのかどうか。
非常に難しいバランス感覚だが、見事にこの困難な戦時体験映画を商業映画として成り立たせ大ヒットに導いたノーランの手腕は見事だ。

ローチ
ローチさん / 2017年9月30日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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言われたくないだろうけれどぜひ大阪IMAXレーザーで。

正直、普通の映画館で観た時はピンとこなかったが、フィルムにこだわりIMAXを推奨するノーランが可能な限りIMAX70mmで撮ったのだから、ノーランが本来想定しているであろう1.43:1のアスペクト比で観てみようと、唯一1.43:1で上映している大阪エキスポシティのIMAXレーザーに行ってみた。

結論を言うと、別物、まったくの別物だ。フィルム時代のIMAXを知る人は、デジタルIMAXであの時の衝撃を味わえず歯痒い思いをしたことがあると思うが、デジタル上映とはいえフィルムのIMAXの持っていた広大な空間の広がりを、三度目のIMAXレーザーで初めて感じた。

大仰に思えた音響もこの巨大なスケールだとピタリとハマる。ストーリー的な不満は解消されたわけではないが、IMAXレーザーの「ダンケルク」、観られるうちにぜひ一度とお勧めしたい。最安だと東京からだと深夜バスで平日片道約3000円。その価値はあると思います。

バッハ。
バッハ。さん / 2017年9月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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戦争映画に「時間」の概念を絡ませた異色作 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

もぬけの殻となったダンケルクの市街地を抜け、海岸線がスクリーンいっぱいに広がった瞬間、これまでに感じたことのない映像の深遠さが胸を貫いた。そしてここから陸・海・空の3つのタイムラインを駆使したダンケルクの撤退作戦が展開するなんて誰が予測しえただろう。

さすがノーラン作品には「時間」という概念が密接に関わってくる。『インセプション』と同じく3つの異なった時間の尺度を展開させる手法には舌を巻くばかり。その結果、各々のテリトリーが交錯する「点」にて運命がスパークするわけだが、この語り口はもはや戦争アクションを超えた、緻密なるサスペンスの域と言えるだろう。

ちなみに、本作ではトム・ハーディが操縦する戦闘機内に響く無線音声の中でマイケル・ケインのカメオ出演がある。かつてケインが『空軍大戦略』で空を滑空していた映画史を押さえておくと、ノーランの密かなこだわりをさらに深く咀嚼することができるはずだ。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2017年9月20日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮
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ラスト20分のカタルシスも映画のリアリズム!

強烈な閉塞感が神経を虐め続ける。容赦ない爆撃から身を守ろうとして砂浜にへばり付く兵士たちは、地上という行場のない牢獄で、はたまた閉じ込められたまま沈没していく船内で、遙か眼下の海原を見下ろすコックピット内で、その身を拘束されたまま時間に弄ばれているかのよう。個人の視点から見れば、戦争とは、戦場とは、なんと全体像がつかめない怪物如き存在であることか!?従来の戦争映画が当たり前のように駆使してきた想像の域を出ないCGI仕様の俯瞰映像を頑なに拒絶して、クリストファー・ノーランが提示する新リアリズム。それが映画的な快感と呼べるかどうかは甚だ疑問だ。しかし、延々と続いた怪物からの逃避行が、やがて達成感に変わるラスト20分のスタルシスは、画面の形状に関係なく、観客の心を強く掴み取って離さない。それもまた、映画のリアリズムだと思うのだ。

MP
MPさん / 2017年9月18日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 知的
  • 鑑賞方法:試写会
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可能ならIMAX版を観るのが吉

第二次大戦期の英戦闘機スピットファイアを3機も飛ばすだけでもすごいのに、さらにその操縦席後部にIMAXカメラを設置してコックピットからの視点で写すという、ノーラン監督らしいこだわりの映像を満喫できる。敵機との空中戦や、沈没しかかった船から海に飛び降りる兵士たち、浸水し転覆した船内で溺れそうになる若き兵など、縦幅の長いIMAXの画角を活かした構図もふんだんにある。通常の上映はIMAX版の映像の上下をカットして映すので、大げさに言えば「まったく別の映像体験」。

IMAX版でも、フィルム>レーザー>デジタルという映像品質の差があるのだが、残念ながら「ダンケルク」の日本公開は主要な外国よりも1カ月以上遅れているため、これから外国で観ようと思っても場所がごく限られるはず。IMAXフィルムは日本になく、IMAXレーザーは大阪のみ。厳しい状況だが、それでもIMAX版で観る価値は間違いなくある。

AuVis
AuVisさん / 2017年8月31日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:試写会
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カオスが過ぎる。 難解でした。

カオスが過ぎる。
難解でした。

sakahiro
sakahiroさん / 2018年2月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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たまたま観てはまった

アカデミー賞だし配信で観ておこうかなと思ったら、期間限定でIMAXで上映していたので観にいきました。
映画のこともこの作戦のこともほとんど知らずに観たので、何が起こるのか、果たして成功するのかもわからず、まさに登場人物と同じような気持ちで一喜一憂しました。
スピットファイアかっこいいですね

mk
mkさん / 2018年2月14日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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気怠るくてカッコいい ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

戦争映画っていうと感傷的になったり説教っぽくなったりするものが多いけど、
この映画にはそういうメッセージ性は全くない。

もう、ただ気怠い。
ずっと、ずっと気怠い。
どん詰まりで、何やっても徒労で、希望が見えてもすぐ消えて、犠牲ばかりが増える。
その気怠さがリアルだと思った。

救出された後も気怠い。
本土に帰って歓迎されても、
「ただ生き残っただけだよ」
って。

最後、新聞に書かれたチャーチルの言葉を読み終わった後の若い兵士の、皮肉とも安堵とも呆れとも取れる、なんとも言えない表情が好き。

ダンケルク自体がタダでカッコいいような英雄話なので、このくらいのテンションで進むくらいがちょうど良い。
この英雄話をこんなに気怠いテンションで書き上げるのがにくい。
カッコいい。

銀蠅
銀蠅さん / 2018年2月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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リアルさを追求し過ぎ?

リアルさを追求し過ぎた割に、ストーリーが単調で、おもしろみに掛ける残念な作品!

ikemiya
ikemiyaさん / 2018年2月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ノーランの映画

この映画は美しい
ビラが空から落ちてくる。その背景に静かな音楽。
本当にすべてがうつくしい映像。
ノーランってそうした映像作家だと思う。
だれともちがうその場の視点をもっている。
バッドマンシリーズ以降の彼らしい映画。だって、背景は現代のビル群。それを隠しもしない。
あえて当時の風景を復元しもしない。ふしぎな映像だ。
過去と現在が交差する。
英国の当時の飛行機編隊がうつくしい。
ダンケルクを逃れようとする兵士、いっぽうで愛国心の英国人のヨットオーナーがダンケルクへ向かう物語が心情を添える。
正義と欺瞞は、次第に暗転する。どちらものだ。それが戦争の現実なのかもしれない。
彼は、物語における現実主義者なのだ。

砂浜に潮が満ちてくる。浅く、それでいて昨日のサーフィンをした潮のように。
まるで自然の日常の中で、意味もなく兵士達が死んで行く。
海のまっただ中でも、ひとりひとりがおぼれて行く。
最後の希望は英国のヨットマン達の無数な船だ。

これも彼の思想を反映している映画だ。

そんぼ
そんぼさん / 2018年2月9日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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ダンケルク狂詩曲

観に行くつもりはなかったけど、人生に必要な出来事は起こるべくして起こるんだと不思議な経験をした。
一度観た時は意味がわからなくて、気付いたらもう一度観ていた。そしたらなんと自然な作り込みの細さよ。数少ない台詞の一言ひとことの重み、画面の1ミリも物語の1秒も無駄がない。無駄がないって微妙な表現だけど。
授業中も友だちといる時も家族といる時もこの映画のことで頭がいっぱいだった。こんなことになるとは思ってなかったし、考えるのをやめようと思ったら逆に考えちゃう。(インセプションでこんな感じの台詞があったよね)
登場人物一人ひとりのことなんて言葉でわかりやすく語られないのに、それぞれの台詞でどんな人なのかわかってしまう、とても細かく。
戦場の兵士たちにとって大切なのは生き延びること。
今どこの国がどこまで来ていてどんな状況なのか、これからどうなるのか、なんてわからない。ただ目の前の敵から逃げ、生き延びるだけ。少なくともこの映画で語られるダンケルクの撤退はそうだった。
潮がいつ満ちるのかという、桟橋にいる二人の情報の相違も恐ろしかった。

話したいことはもっとたくさん、大事なことがあるはずだけど出てこない。

Mary
Maryさん / 2018年2月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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思っていた感じと違った。 だけど、戦争で生き残るために必死になる姿...

思っていた感じと違った。
だけど、戦争で生き残るために必死になる姿や、助けようとする人たちの様がよくわかった。
戦争で命を助けること、助かること
生きて帰ることが大切な事だなぁ。

Mi-ku
Mi-kuさん / 2018年2月6日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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死に忖度はない。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

戦争は国のイデオロギーの戦いの結果、国民に死が降りかかる。互いの正義のぶつかり合いの最前線にいる人間には死が降りかかりそれは誰にでも平等である。戦争で誰が死ぬか。敵、味方、関係無い。ただ運が良かった。それだけ。死には忖度がない。その中で生きるか死ぬか分からない状況下で、生きようともがく、悪あがきする話だと思った。
でも、それが生きるって事なんだと思う。

イギリス兵が助けに来てくれた少年を(事故的にとは言え)殺してしまった場面がこの映画を象徴する場面だと思う。
死の不条理さ、普遍さ、平等さ。個人は関係なく存在する死。
それに抗う人間の話。だから戦争映画で人を殺すのでは無く、救出する、生き残るということを描いていると感じた。

サスペンス描写もドキドキしました。面白かったです。

一点、助けてくれたフランス兵を殺してしまうのはどうかな…。少年の死同様、死の不条理、平等さを描くのは分かるが、彼、主人公助けてくれたし…

ヒロ
ヒロさん / 2018年2月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 興奮 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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極限状況の群像劇

歴史なんか詳しくなくても良い

敗残兵がひしめき合って互いに生き残りをかけて
ときに協力、ときに裏切る
そこにはヒロイズムが介在せず
極限状況に置かれた人間の行動が描かれる

その一人一人の人生が描かれるわけではないが
端的に描かれる人間性は物語を十分に演出できている

卓越した映像と短めの作品であること
あっさり見れる点でおすすめできる。

tabletap
tabletapさん / 2018年2月3日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 怖い 興奮
  • 鑑賞方法:VOD
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恐ろしい

まるで本当に戦場にいるかのような臨場感に、恐怖した。映画の中のできごとで、自分の身に起きていることではないと分かっているのに、それを忘れてしまう恐ろしさ。
観客を恐怖させるというのも凄いことだと思う。

彬
さん / 2018年2月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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映像美

「一人殺せば悪党で
100万人だと英雄です
数が殺人を神聖にする」

あまりにも有名なセリフです

あのパイロットも
海岸の兵士たちも
敵のドイツ兵も
下級兵も上級兵も
国民も国家もみんな同じ
英雄と呼ばれたひとでさえかわらない

そんな思いで観ていたら、辛くなってきた
映画だよ と思っても本当にあった事なのだからね

カルヴェロ1952ll
カルヴェロ1952llさん / 2018年1月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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音響がでかい

映画見てから時間経ってますが書いときますと…
クリストファーノーランが描く戦争映画はどんなものだろうとワクワクして見ました
キャストがイケメンばかりなのは趣味なのか!笑
それにしてもスピットファイアの美しいフォルムは戦場の空に映えてました。

陸海空三視点で敵からの逃走劇が静かに描かれていて、終始ドイツ兵の姿は見えませんでした(最後にちらっと)
ですが、そこも見えない恐怖というものでしょうか。時計の針の音が緊張を高め、死へのカウントダウンなのかとハラハラしました。
ちなみにクリストファーノーラン監督の時計の音を使っているという事で、監督のこだわりがあって良かった。

あと、銃の音が大きいですね、監督も臨場感出そうとして大きくしたようですが…最初びっくりしました笑

ボルシチ
ボルシチさん / 2018年1月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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臨場感あふれる映像

第二次世界大戦 フランス北部ダンケルクでのドイツVSイギリス・フランスの戦い実話

クララ
クララさん / 2018年1月23日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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臨場感 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

実際に戦場にいるかのような演出がとてもリアルで緊迫感があった。燃料が尽きるまで戦い、自分よりも自国の兵士達の救出を優先した空軍の姿はまさに英雄だった。また、セリフが尚更戦場のリアルさを表していると感じた。

まさすた
まさすたさん / 2018年1月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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素晴らしい

作品を観てからレビューを書き洩らしていたので遅くなりましたが記載します。
素晴らしい出来でした。 同時進行的に進む物語でしたが
飛行機のシーンが特に印象的。

あまじん
あまじんさん / 2018年1月21日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  楽しい 興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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