劇場公開日 2017年9月9日

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ダンケルクのレビュー・感想・評価

全724件中、41~60件目を表示

3.5あまりピンとこなかった

2022年5月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

戦争を史実に合わせて映画にしていると思うが、私はあまりピンとこなかった。
CGも使われていただろうが、本物と思わせるち密さに施されていただろう。

今日の戦時下を考えると、平和の大切さを考えさせられる。

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かずじー

1.5うーん…

2022年5月1日
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良さが、何故この題材にしたのか、テーマが俺には分からなかった…

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aaaaaaaa

4.0民主主義の勝利

2022年4月15日
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(このレビューは、2017年9月に劇場鑑賞した直後に執筆したものです。感想は今でも変わりませんので、当時のまま、掲載させていただきます)

「ダークナイト」や「インターステラー」など、傑作を次々と生み出しているクリストファー・ノーラン監督が、実話をもとに新作を発表したというので、期待しながら、鑑賞に臨みましたが、期待を全く裏切ることのない、秀作でした。

題材となった「ダンケルクの戦い」ですが、これは、第二次世界大戦中、1940年5月から6月にかけて起こった戦いです。
別名、「ダンケルクの奇跡」とも呼ばれるこの歴史的事件は、当時、ドイツ軍の猛攻撃に、フランス・ダンケルクに追い詰められてしまった英・仏の兵士たち40万人を、駆逐艦のみならず、民間船も動員して、救出に向かわせ、実際に、多くの兵士が生還を果たすことができた、というものです。

私は、フィクション作品の場合は、予備知識はあまり仕入れずに鑑賞しますが、本作品のような歴史的に有名な実話を扱っている場合には、Wikipediaなどで、その内容を把握したうえで、鑑賞しています。
それは、実話に基づく作品は、どうなったのか、という結果よりも、その結果がどうやって導かれたのか、その間のドラマが見どころだと考えているからです。

本作品では、観客がダンケルクの救出劇を疑似体験できるように、工夫が凝らされています。それは、3つの視点で、物語を展開していることです。
すなわち──
1. 陸:ダンケルクの防波堤で、救出が成功するように、必死に行動する青年兵士。
2. 海:救出のため、民間船でダンケルクへ向かう、年老いた船長。
3. 空:ダンケルクへの攻撃を阻止するため、英軍戦闘機の操縦桿を握るパイロット。
これらが、交互に描かれることで、ダンケルクの戦いが立体感を保ちながら、観客に迫ってくるのです。
さらに、不安感をかき立てるような、BGMが、緊迫感を増幅させます。
また、台詞を最小限に抑えていたことも、一役買っていたように思います。

この映画は、反戦というよりも、民主主義の勝利を描きたかったのではないでしょうか。
救出に向かった船のうち、民間船は、船員も武器を持たない民間人であったわけで、かなり無謀とも言えるでしょう。
それでも、使命感を持って救出に向かったのは、ナチス・ドイツの独裁政権に立ち向かうということを国全体の方針で決めたのだから、一次的には撤退するけれど、連合軍が勝利を導くような行為であれば、積極的に行おうという国民の総意があったからではないかと思います。

これまでの戦争を題材とした映画とは、ひと味違った作品となっており、クリストファー・ノーラン監督の力量の高さを実感しました。

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悶

3.020世紀を著す戦争の時代映画

2022年4月13日
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鑑賞方法:VOD

怖い

単純

寝られる

内容は歴史上最も厳しかったと言われるフランスはダンケルクでのフランス軍とイギリス軍の撤退戦を群像劇で描く作品。好きな台詞は『あの子は大丈夫か?』『ああっ』で親子が顔を見合わせる場面。境遇や立場では仏軍兵士と英軍兵士との出会いと別れも素晴らしい。凄いスケールで撮影された驚きの絵の連続にもっと大きい画面で見たくなりました。もの凄い映画だとは感じますが観る人を選ぶ作品で、面白くは無いと思うのは自分だけでしょうか?!

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コバヤシマル

4.5迫力溢れる映像と音楽で戦場を再現

2022年4月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

本作は、リアリズム溢れる映像による圧倒的な臨場感で、観客に戦場を体感させてくれる極めて独創的で迫力十分の傑作戦争映画である。

本作は、第2次世界大戦で有名なダンケルクの戦いを描いているが、ドイツ軍が英仏連合軍40万人をダンケルクに追い詰めた程度の大雑把な説明だけで詳細説明は殆どない。冒頭、ダンケルクの海岸で只管救助を待つ40万人もの兵士達。その中に、主人公であるイギリス兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)もいた。これから何が起きるのか、どうなるかは全く展開が読めない。当時の一般兵士がそうであったように、観客にも情報を与えない。ドイツ軍の顔も見えない。戦力もわからない。相手が分らない程に恐怖は高まるとう人間心理を巧みに利用した設定である。

物語は、防波堤(救助艇):一週間、海(民間船):一日、空(飛行機):一時間、という三ヶ所の異なる時間軸で進行していく。三ヶ所の出来事が巧みにシンクロしながら、ダイナミックに結実していく手法は見事であり、見応え十分。リアルな映像で、我々観客は戦場に放り込まれた感覚に陥る。民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)、イギリス空軍パイロット・ファリア(トム・ハーディ)の寡黙な生き様、活躍が奏功して、脱出を試みる主人公達の視点ばかりではなく、救出する側の視点もしっかりと描かれ、平面的ではなく、立体的で奥行きのある物語に仕上がっている。

救助艇からの救出を待った主人公達は、救助と沈没の繰り返しであり、修羅場の連続である。突然のドイツ軍の襲撃に主人公達は右往左往するばかり。しかし、それでもなお、彼らは、祖国への帰還を目指して、懸命に生きようとする。画面に大写しにされる、修羅場での彼らの必死の形相に、形振り構わず生きようとする彼らの想いが凝縮されている。

あくまで、カメラは主人公達をリアルに追いかけていくので、台詞は少なく、戦争ドキュメンタリーを観ているような緊迫感がある。時計の秒針音のような背景音が絶え間なく聞こえてくる。迫りくる時間を表現した音とも理解できるが、場面が切迫する程に、背景音は強まり、兵士達の高鳴る心臓の鼓動を象徴しているようでもある。

ラスト。救出作戦は、史実通りの結末を迎える。生き残った兵士たちに老人が呟く、生きてくれただけでいいんだよ、という台詞が本作の主題である“生きる”を示唆していて意義深い。本作は、戦争映画でありながら、“生きていることこそ尊いということ”を強く主張した作品である。

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みかずき

4.5最前線にいるのは、いつも名もなき庶民

2022年1月30日
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鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

いきなり戦場に放り込まれる。
空から降ってくる降伏への呼びかけ。
そして突然背後から、空からの銃撃が迫りくる。
やっとの思いで逃げ込んだ先には、自分と同じ立場の40万人の兵士。広々とした空と海。
その場所とて安全ではない。否、同じ立場ではない。さりげなく所属部隊による差別がある。
赤十字の旗を掲げた船でさえ沈没。
そんな中での、生死をかけた行動。
やっと乗りこめた船でさえ…。
海が嫌いになりそうだ。
閉所恐怖症にもなりそうだ。
空が、こんなに美しくも怖いところだったとは。

映画の途中交わされる将校たちの会話。「3万助けられればいいと本部は言っている」と。
見捨てられた? 事実カレーにいた兵士は見捨てられたらしい(Wikiより)。
戦力を、どこでどう使うかによって戦争の勝ち負けが決まって、史実としてみれば、その判断は正しいのかもしれないが、
すでに、砂浜を、海をネズミのように右往左往する兵士にどっぷり感情移入している身にとっては…。

そんな中で再び交わされる会話。
「何が見える?」「祖国が」

ダンケルク・スピリット。
生き延びようとする、きれいごとではすまされない兵士の想い。
そして、危険にさらされながら、助けようと地獄に向かうもの。
あまりにもあっけなく死ぬもの。
引き潮・満ち潮。自然は容赦ない。
あと数十センチ。生死を分かつ。

試写会で鑑賞。普通の映画館で、これだけ映画の中に没入するなら、IMAXだったらどんな体験になるのだろう。

惨敗しての撤退。ひたすら逃げてきた人々に、盲目の老人が言う。「生きていりゃいいんだよ」

日本と違うなあ。
人間魚雷・特攻。本土決戦では竹やりでたたかわせようとした日本。
捕虜となるくらいなら、自爆テロででも、相手を駆逐するのが大和魂と強制した日本。

あなたが生きている、それが一番尊いことだ。
そんな思いを強くした。

☆ ☆ ☆

(蛇足の追記)
チャーチルの戦意高揚に使われたというレビューがあったけれど、
それは終わってからの政府の施策。意味づけ。
渦中にいた人たちは、助かろうという思いと、助けたいという思い、それだけ。
言葉巧みな人(この場合、耳障りの良いことを言う政治家)に騙されてはいけない。

ラストのトミー・アレックス・ピーター、それぞれの表情が、それぞれ印象に残る。

☆ ☆ ☆

(蛇足の追記2)
 確かに、血の描写は激しくないけれどね…。
 溺死しそうな描写とか、一難去ってまた一難。どこから何が来るかわからない。ぬれねずみのような姿…。充分リアリティあると思うが…。
 戦争の実態も知らずに従軍させられた青年兵。
 これは戦争の一場面を取り上げたのだろうが、災害に巻き込まれた人々にも見えて…。
 助かると思っていた手段がダメになってしまった時の失望感。
 希望の見える瞬間。
 心が揺さぶられる。
 でも、やはり災害と違って、戦争は人災。こんな思いは繰り返させたくないのだが。

☆ ☆ ☆

(蛇足の追記3)
CGに頼らず、実写にこだわって制作された本作。
トム・クルーズ様とこだわりの方向性が同じ。
手を組んだらどんな映画になるんだろうと思う。
けれど、組まないだろうなあ。
追い求めるエンタメの方向性は違う。
内向的なノーラン監督と、外交的なトム様。
知的に緻密さに強迫的なノーラン監督と、興奮・エモーションを追い求めるトム様。
ノーラン監督映画でのトム様を見たい気もするけれど。
キングとキングのぶつかり合い。水と油になりそう。
残念。

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とみいじょん

4.0戦争における考え方

2021年11月16日
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ハンバーグ

3.0場面展開が

2021年9月27日
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鑑賞方法:VOD

オープニングの街の中を歩き回るシーンから、海辺のシーンまでは必要?呑気に歩き回って皆殺しにあいかけて必死で逃げる。
海辺からの脱出劇。一方的にやられるだけ。
飛行機の空中戦がひとつの見せ場だけど、それも場面転換が細かくて全体像がわからない。
敵は撃ってくるけど、姿は見えない。ドイツ兵って出てきたっけ?敵飛行機だけ?

この監督の作品はあまりよくわからない。

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かずっち

2.5戦争映画が見たいなら見るべき

2021年9月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争映画に興味がない人にはお勧めできない

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taiyakikun

3.5体験する映画

2021年7月17日
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とにかく大規模な作品で、エキストラの多さが戦争のリアリティを増していました。それに加えて、ド迫力な演出やそれにマッチした音楽が素晴らしく、戦争を体験した気持ちになりました。

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SA

3.5臨場感、緊張感が凄い映画だが

2021年7月17日
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ジョニーデブ

4.0基礎知識を勉強してから観ましょう

2021年7月10日
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ダンケルクは欧米人には常識なので、背景などの説明はありません。少し調べてから観ないと意味がわからないので、とりあえず最低限の知識のみ。

時期は大戦初期、大陸を西に侵攻する圧倒的なドイツ軍に英仏連合軍が挑みますがボロ負けに次ぐボロ負けで仏北岸ダンケルクに追い詰められます。ダンケルクの戦いとは、ノルマンジーのように「攻める作戦」ではなく、ボロボロのイギリス兵を本国に船に乗せて逃げ帰らせる「敗残の作戦」であり、まだアメリカも参戦してないのでイギリスは殆ど死にかけ状態です。更にじり貧のイギリスは救出用の船舶も不足しているので、民間の船舶まで徴収して救出に向かうのです。

空中戦に登場するのは、ゼロ戦と並ぶ第二次大戦の名機、イギリスのスピットファイアとドイツのメサーシュミットですが、イギリス反撃の契機をなすバトルオブブリテンはこれより数か月後の話です。

映画としては、説明しなくても欧米人はわかるのでセリフも最小限。映像は海上と空中と陸上(上陸地)の各場面が交錯してサスペンスフル抜群です。

単なるドンパチだけではない良質の戦争映画です。

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越後屋

3.5時間軸での物語の魅せ方がとにかく上手い。

2021年7月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

難しい

内容は至極普通で史実に基づいているが、戦争のリアルをテーマに生と死を体感する、そんなサスペンスに近い。
''死''という事をかなり近くに感じられる作り。臨場感はほぼワンカット撮影の映画【1917】と対照的で、時間軸の切り替わりが斬新でとても面白い。

陸=1週間
海=1日
空=1時間

と最初に字幕で説明があるが、やはり難しい。頭の中でこの時間軸の断片を組み立てて、理解していくのを''楽しく''感じるか、''苦痛''に感じるか。ここが「評価」が大きく分かれる部分。

変に誇張せず、淡々と''死の恐怖''を表現。不本意にも関わらず命を賭してまで行う、戦争の意味とは何か。その戦争においての"退却"という判断を、軍部上層部、当事者と、無事を待つ人達、それぞれの考え方、その素直な反応。

血や残酷なシーンは限りなく少なくし、且つ死体に対する"慣れ"の怖さ。鑑賞者に、"死"と"戦争の意味"を至極静かに時間一杯に問う、新しいアプローチが斬新で良い。

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アル

3.5時間と音の静と動

2021年6月19日
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鑑賞方法:VOD

時間と音を操るノーラン作品。
戦争なんて全然カッコよくない、皆、生きる事に必死である事を静かに訴えてくる。
これはIMAXで観たかったな…

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Iwarenkon

低音を++にすると迫力満点💯

2021年4月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

低音を++にすると迫力満点💯

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ホンマサ

3.0クローズアップシーン多くどこが見どころなのか。

2021年4月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

全編通して美しい映像、陸海空の見どころあり、映像としては素晴らしい。

ただ、展開飛び飛びでクローズアップシーンごとに、自身の感情がついていけない、また、少し展開に端折りがあり、なぜ?がでる。

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ho

2.5ずっと苦境

2021年3月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

実話が元だから仕方ないけど、ずっと絶望的で好きじゃなかった。

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bigsuke

3.0緊迫感溢れてた

2021年3月1日
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鑑賞方法:映画館

怖い

戦争映画は嫌いで観ないほうですが、ノーランさんの作品とのことで鑑賞。
戦争背景もあったけど人間1人1人のドラマとして鑑賞したら観られました。

緊張がこちらにも移ってきて橋のシーンは1番印象に残りました。
戦争映画はどれも同じだと思っていたけど他の戦争映画も観てみようかなと思わせてくれた作品だった。

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yuu

2.0戦意高揚、国民皆兵を推薦する思慮浅さ。

2021年2月10日
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戦争でなく海難もの。
ならば「タイタニック」に軍配。
戦争に市民も協力しマスコミ美談で尚良し、との戦意高揚、国民皆兵を推奨する思慮浅さに寧ろ驚いた。
煽られて自国兵に情が湧いても、戦争協力を冷徹に命懸けで拒むのが私達市民の反戦と思う。
凡打。

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きねまっきい

4.5期待通り

2020年12月19日
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ゆい