清須会議のレビュー・感想・評価
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さすが三谷さん!極上のエンタテイメント
映画は見に行けなかったけど評判がよかったようで気になってました。
昨日テレビで放送してたので見ました。
三谷さんの作品はたくさん見てますが、時代劇も上手い。
配役もぴったりだし(柴勝の役所さんがこんなにハマるとは!大泉さんのサル秀吉の飄々として実は狡猾な感じも上手い!)、笑わせるところは笑わせて、みんなそれぞれ個性がきちんとあっていい。
見たあとにものすごい考えさせられる、とか、なにか感銘を受けるっていうのはあんまりないですが、気楽に安心して楽しめる極上の娯楽作品だと思いました。
豪華な俳優陣も楽しく、新しい人物が出たら「この人は誰だろう?」ってわくわくしながら見てました。
信勝?のバカ殿様が妻夫木くんだってかなり最後のほうまで気がつきませんでしたけど(^^;)
楽しかったです!
精巧でリアルなフィギュアで、一人遊びをする三谷監督
20年以上、脚本家・三谷幸喜のファンだが、その三谷監督の最新作、監督6作目の「清須会議」だ。『The有頂天ホテル』以降、迷走を続ける三谷監督だが、『ステキな金縛り』がやや持ち直した感があったので、期待して初日に観に行った。
が……、結論から言えば、かつて無いほどの凡作だった。
「笑いを期待したから失敗」なんて事は無い。そもそも、近年の三谷舞台は喜劇とは限らない。むしろ、全く笑えない作品も多い。もちろん、「清須会議」を爆笑喜劇だと思って観に行ってなどいない。
清洲会議といえば、いくらでも料理の出来る題材だ。そこに着眼したのは面白い。脚本家三谷幸喜の得意とする展開も十分に期待できる。にも拘らず、まったく面白みがない。
否、もし脚本も監督も三谷幸喜でなければ、星3点くらいあげても良いのかもしれない。しかし、脚本・監督として三谷幸喜が関わっているなら、いくら何でも、この出来はもったいない。
何をテーマに評価しても批判できてしまうくらいに感じているが、例えば、秀吉、勝家、お市の関係性を取り上げてみるだけでも、まったくカタルシスを感じさせない構成に呆れるばかりだ。
○秀吉が固執するほど、勝家は天下に固執していない
○そもそも、秀吉はそれほどお市に惚れてない
○臭くて粗野で気が利かない勝家だが、お市が身の毛もよだつほど毛嫌いしているわけではない
○お市の子供を殺した事について、秀吉は反省も後悔もそれほどしていない
○お市の事を狙う秀吉が、寧との関係悪化に気が気でないという描写も無い
こんな設定では、この3人の奇妙な三角関係について、どんなドラマを視聴者が受け取れば良いと言うのだろうか。
「秀吉は天下を取れた」「勝家はお市と結ばれた」「お市は、勝家に嫁ぐ事で秀吉に対する復讐は遂げた」という結果を見れば、3人とも目的を達成している。「あぁ、良かったね」としか言いようが無い。もちろん、「ハッピーエンドでみんなが幸せ!」という作品を造りたいなら、そういう関係性でも構わないが、この作品はそんなものではない。
「肝心の評定に盛り上がりが無い」という指摘も含め、あらゆる面で面白くも何ともない作品になってしまっている。
監督は、撮影前に「十二人の怒れる男」を見直したと告白しているが、とてもじゃないが、同作のどこを意識したのかサッパリ理解できない。大河ドラマ好きを自称している三谷監督は、過去の数多の安土桃山時代の大河ドラマの、何をインスパイアして映像作家となったのだろうか。群像劇としても、密室劇としても、サスペンスとしても、あるいは人間ドラマとしても、時代劇としても、英雄伝記としても、何一つ良さを見出せない。
この作品の中で唯一の見所は、登場人物のキャラクター造形だ。キャスティングの勝利とも言えるし、それを演じた役者達の力とも言える。衣装や小道具も良かったし、それを実現させた演出も良かった。
しかし、それは映画監督としての三谷幸喜の評価を高める事にはならない。
要するに、この作品は、精巧でリアルなフィギュアを作った三谷監督が、「戦国評定ごっこ」をして遊んでいるような作品なのだ。そうやって見れば、偶然だろうが、ポスターやチラシにずらっと登場人物の顔写真が並んでいるのも、それを暗に示している気がしてきた。
筆者が子供の頃、ゴム人形の仮面ライダーやウルトラマンなどの「ソフトビニール人形」を並べて、「待てショッカー!ライダーキック!!」「キキーーーー!」などと台詞を言いながら、一人で遊んでいたものだ。
女の子がリカちゃん人形やバービー人形で遊ぶのと同じ。大人になっても、ジオラマに小さなフィギュアを並べて遊ぶ人がいると思う。
子供だろうが大人だろうが、一応、自分なりにストーリーを作って、一人で台詞を言いながら遊ぶのは、楽しいだろう。
「清須会議」の三谷監督も、出来るだけリアルに再現化したフィギュアである役者達を自在に動かして、さぞ気持ちいいだろう。しかし、悪いがそこにある肝心の脚本は、まったく面白みがなく、ストーリーに深みも無い。
「喜劇ではない」と言いながら、コメディ要素をソコソコ入れている。キャラクターに思い入れがあるせいか、それぞれの登場人物に笑いの要素を入れてしまい、そこも散漫で空回りしてる。
これまでの三谷作品は、「一つひとつの素材を整理し、脚本を修正すれば、それなりに面白い作品になるのではないか……」という点は感じられた。しかし、「清須会議」のレベルなら、わざわざ凡作の脚本をいじらなくても、脚本から別の人間が作り、別の監督が撮ればいいと思わされる。
脚本家として、間違いなくある才能のある三谷幸喜ではあるが、(舞台についても言いたいこともあるが少なくとも)監督としては迷走を続けている。
どんな才能のある監督も迷走する事はあり得る。しかし、今の三谷監督には、その迷走の出口が見えない。
自分が自信を持てる新作脚本を、他の監督に任せてみるか、あるいは自分が監督するとしても共同脚本を試みてみるか、いずれにしても、このままでは次作以降に期待が持てない。
甚だ残念な作品だった。
三谷さんらしく無い作品・・、これはこれで〜
これはこれでおもろいψ(`∇´)ψ
史実に基づく一作。
この一連の流れは、数々のドラマ等でおなじみよね?
武力から知力へ・・
衝突から交渉へ・・
好人物と描くか?悪人とするか?
なんにしても、大泉さんの秀吉は圧巻☆ミ
役所さん/浅野さん/妻夫木さん/小向さんに佐藤さん〜
名優同士のぶつかり合いは素晴らしかった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
(*天海祐希さんの使い方が贅沢過ぎた♪)
☆評価は・・
DVD100円基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎◎
モ1回見たい度 ◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇
観た後の飲みたいお酒】
日本酒なり焼酎
観た後の食べたい一品】
サザエのツボ焼き
・・三谷さん作品では、王様のレストランと素敵な金縛りとザ有頂天ホテルが好きです(=´∀`)人(´∀`=)
歴史の重みと中身の軽さ
これだけ?
歴史に詳しくない私でも楽しめる、エンターテイメント性の強い歴史モノ...
キャストが面白すぎ!
思いたってみてみたら、面白かった!
はやく観てれば良かった。
清須会議のことはよく知らなくて、こんな面白く描かれて、映画を楽しんだ(。-_-。)♬
キャストみんなが本当にその、歴史上人物にみえて面白かった。
ちょっと柴田勝家がかわいそうに思えた!
秀吉は、さすがだった…大泉洋で良かった。
史実に基づいた歴史作品
さる
大泉さんが好きでみにいきました。
キャラが皆個性的で楽しい!
コメディと心理戦頭脳線が合わさって驚きながらも笑える感じでした。
これが大人社会か…!と思えるくらい(笑)
ここまで考えて動いてるのか!と
これは戦国時代にかかわらず今の自分にも必要なことだな。
と考えさせられました。
思ったよりも小粒
何か違う
三谷映画の過ち
もともと三谷喜劇は好きです。
舞台は必ず観に行きますし、舞台のDVDや戯曲も持っているほどなので、ファンと言っても過言ではないかもしれません。
しかし、氏の映画を観る度に思います。
「映画だと、なんでこうなってしまうんだろう。」
まず、史実をもとにしたとはいえ、あまりにも脚本に構成力がなさすぎる。
「会議」がテーマなので「12人の優しい日本人」くらいのクオリティを望んでいたけれど、それには遠く及ばず。
三谷喜劇特有の会話劇の醍醐味もなく、可笑しみを誘おうとする小ネタの数々は、相変わらずアタケていて、シラケるばかり。
ストーリーの運び方にしても、登場人物が多すぎるせいで、本筋がボケてしまっているし、
無駄なエピソード、無駄なギャグのせいで、切迫感・真剣味が削がれてしまっている。
なにより、「会議という名の戦場」での2人の戦いがあまりにもお粗末。
大泉洋演じる羽柴秀吉が裏で根回ししている間、
役所広司演じる柴田勝家は女にうつつを抜かすだけ。
これでは、観客も勝負の行方を簡単に想像できてしまうし、柴田勝家にも同情できない。
会議によって、世の中が変わるという緊迫感をもっと出すべきだし、もしそこに重点をおいていないのだったら、タイトルを変えるべきだと思う。
いままでのコメディ要素満載のドタバタ映画に比べたら、幾分観れるものになるが、
それでも映画としたの完成度は低いと思います。
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