全米映画ランキング : 2016年7月1日~2016年7月3日

全米映画ランキング:2016年7月4日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2016年7月1日~2016年7月3日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ファインディング・ドリー 3 41,900,542 372,250,144
2 ターザン:REBORN

The Legend of Tarzan
「ターザン:REBORN」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 38,135,000 38,135,000
3 パージ:大統領令 1 30,867,840 30,867,840
4 BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 1 19,584,969 19,584,969
5 2 インデペンデンス・デイ リサージェンス 2 16,500,000 72,657,073
6 3 セントラル・インテリジェンス

Central Intelligence
「セントラル・インテリジェンス」

Warner Bros.
(インターフィルム、REGENTS)

3 12,330,000 91,767,074
7 4 ロスト・バケーション

The Shallows
「ロスト・バケーション」

Sony
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 9,000,000 35,251,647
8 6 ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男 2 4,134,000 15,199,711
9 5 死霊館 エンフィールド事件

The Conjuring 2
「死霊館 エンフィールド事件」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 3,850,000 95,283,538
10 7 グランド・イリュージョン 見破られたトリック 4 2,950,000 58,689,445

「ファインディング・ドリー」V3 スピルバーグ新作は4位デビュー

サマーシーズンの折り返し、独立記念日の週末。全米ボックスオフィスは、3本の拡大公開作がランクインしたが、2週連続首位の「ファインディング・ドリー」が約4100万ドルの興収で首位を守り、V3を果たした。

同作の累計は約3億8100万ドルとなり、今年暫定1位の「シビル・ウォー キャプテンアメリカ」(約4億500万ドル)を上回るのは確実。最終興収は4億5000万ドル近辺になりそう。

オープニング興収約3800万ドルで2位デビューとなったのは、WBが独立記念日興行向けに製作したアドベンチャー大作「ターザン:REBORN」。「ハリー・ポッター」シリーズ後期の作品のメガホンをとったデビッド・イエーツ監督が、エドガー・ライス・バローズによる同名連作小説の一編をアレクサンダー・スカルスガルド主演で再映画化。さらわれた妻を救うためにジャングルに戻った英国貴族のターザンの活躍が描かれる。共演はマーゴット・ロビー、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ワルツ。

約3100万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは「The Purge: Election Year」。アメリカで1年に1度だけ殺人も合法化される「パージ(粛清)」の夜を描く人気ホラーの第3弾。今回は「パージ」に異を唱える女性大統領候補が、身内の裏切りに遭い、ボディガードらとともに12時間のサバイバルを強いられるという内容。レビュー、興行ともにまずまずのスタートとなった。監督は前2作同様ジェームズ・デモナコ。

そして、オープニング興収約1875万ドルの4位という予想外のデビューとなったのが、スティーブン・スピルバーグ監督の新作「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」。「チョコレート工場の秘密」「ファンタスティック・Mr.FOX」などで知られる英児童文学作家ロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」を映画化したファンタジー大作。孤児のソフィーと「巨人の国」からやってきた優しい巨人BFGの友情と冒険を描いた同作は、スピルバーグ監督の過去作「E.T.」「A.I.」の系譜に連なる作品として、興行的成功を期待されていたが、蓋を開けてみるとかなり寂しいスタートとなってしまった。それでも、批評家からは好意的なレビューが多く寄せられているため、今後の奮起に期待したい。出演はスピルバーグの前作「ブリッジ・オブ・スパイ」でオスカー助演男優賞を受賞したマーク・ライランスに、ルビー・バーンヒル、レベッカ・ホール。

今週末は、「ミニオンズ」のスタッフによる新作アニメ「ペット」に、ザック・エフロン主演のコメディ「Mike and Dave Need Wedding Dates」が公開となる。

2016年7月4日更新 藤井竜太朗

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