全米映画ランキング : 2015年8月14日~2015年8月16日

全米映画ランキング:2015年8月17日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2015年8月14日~2015年8月16日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ストレイト・アウタ・コンプトン 1 56,091,165 56,091,165
2 1 ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション 3 17,000,000 138,136,555
3 コードネーム U.N.C.L.E.

The Man from U.N.C.L.E.
「コードネーム U.N.C.L.E.」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 13,535,000 13,535,000
4 2 ファンタスティック・フォー

Fantastic Four
「ファンタスティック・フォー」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

2 8,000,000 41,961,218
5 3 ザ・ギフト

The Gift
「ザ・ギフト」

STX Entertainment
(ロングライド、バップ)

2 6,500,000 23,577,323
6 5 アントマン

Ant-Man
「アントマン」

Walt Disney
(ディズニー)

5 5,517,000 157,567,253
7 4 お!バカんす家族

Vacation
「お!バカんす家族」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 5,330,000 46,852,065
8 6 ミニオンズ

Minions
「ミニオンズ」

Universal
(東宝東和)

6 5,161,200 312,929,910
9 7 幸せをつかむ歌

Ricki and the Flash
「幸せをつかむ歌」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 4,570,000 14,655,717
10 8 エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方 5 3,836,160 97,955,120

「Straight Outta Compton」がV。「コードネーム U.N.C.L.E.」は3位デビュー

サマーシーズン終盤に入った全米ボックスオフィス。2本の新作がランクインした先週末は、1980年代末に全米でギャングスタ・ラップを大流行させた伝説のヒップホップグループ「N.W.A.」の伝記ドラマ「Straight Outta Compton」が約5600万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作は、1980年代後半の米ロサンゼルス南部の町コンプトンでヒップホップグループ「N.W.A. 」を結成した若者たちの友情や裏切りを描いた実録青春群像劇。「N.W.A.」の中心メンバーだったアイス・キューブとプロデューサーのドクター・ドレがプロデューサーで参加し、キューブが製作総指揮・脚本を務めた「フライデー」(1995)で長編デビューしたF・ゲイリー・グレイがメガホンをとった。8月の公開作では歴代6位となるオープニング興収に加え、レビューも上々で幸先のいいスタートを切った。

キャストはキューブの実子オシェア・ジャクソン・Jr.がキューブを、ドレをコーリー・ホーキンス、イージー・Eをジェイソン・ミッチェルがそれぞれ演じている。その他ポール・ジアマッティがマネージャーのジェリー・ヘラーに扮している。

約1700万ドルの興収で2位となったのは、2週連続の首位だった「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」。17日間の累計興収は約1億3800万ドルと意外に伸びず、シリーズ記録(「M:I-2」の約2億1500万ドル)の更新は厳しくなってきた。

そして、オープニング興収約1350万ドルで3位デビューとなってしまったのがヘンリー・カビル&アーミー・ハマー主演の「コードネーム U.N.C.L.E.」。CIAとKGBのエリートスパイコンビの活躍を描く1960年代の人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」をガイ・リッチー監督が大作映画として現代によみがえらせたが、爆発的なヒットにはならなかった。

今週末は、ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート主演のアクションコメディ「アメリカン・ウルトラ(原題)」に、ジェイソン・ブラム製作のヒットホラー「フッテージ」の第2弾「Sinister 2」、人気ビデオゲームを再映画化した「Hitman:Agent 47」が公開となる。

2015年8月17日更新 藤井竜太朗

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