全米映画ランキング : 2014年12月6日~2014年12月9日

全米映画ランキング:2014年12月8日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2014年12月6日~2014年12月9日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス 3 21,600,000 257,700,000
2 2 ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー

Penguins of Madagascar
「ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー」

20th Century Fox
(20世紀フォックス ホームエンターテイメントジャパン)

2 11,100,000 49,590,500
3 5 モンスター上司2 2 8,600,000 36,075,000
4 3 ベイマックス

Big Hero 6
「ベイマックス」

Walt Disney
(ディズニー)

5 8,130,000 177,548,000
5 4 インターステラー

Interstellar
「インターステラー」

Paramount
(ワーナー・ブラザース映画)

5 8,000,000 158,657,000
6 6 帰ってきたMr.ダマー バカMAX! 4 4,168,800 78,080,535
7 7 博士と彼女のセオリー 5 2,668,000 13,613,000
8 8 ゴーン・ガール

Gone Girl
「ゴーン・ガール」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

10 1,500,000 162,861,000
9 9 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 8 1,150,000 18,919,500
10 10 ヴィンセントが教えてくれたこと

St. Vincent
「ヴィンセントが教えてくれたこと」

The Weinstein Company
(キノフィルムズ)

9 1,085,000 40,766,076

「ハンガー・ゲーム」第3弾が3週連続の首位に

サンクスギビング連休を終えた全米ボックスオフィス。新作も少なく、全体的に低調だった先週末は大ヒットシリーズ第3弾「ハンガー・ゲーム モッキングジェイ パート1(原題)」が約2200万ドルの興収で首位を守り、V3を果たした。

同作の17日間の累計興収は約2億5900万ドル。「ハンガー・ゲーム」の第1作、第2作が記録した4億ドル超えはさすがに厳しいが3億ドル超えは確実になった。グロス(最終興収)は3億3000万ドル辺りになりそう。

2位はドリームワークス・アニメーションの「Penguins of Madagascar」。こちらの累計興収(12日間)は約4900万ドル。グロスは9000万ドル近辺となりそうで、スタジオとしてはやや不満の残る成績だろう。

3位は前週から2ランクアップの「モンスター上司2(仮題)」。2011年にグロス約1億1700万ドルの大ヒットを記録したR指定コメディ「モンスター上司」の続編だったが、今回は12日間の累計が約3500万ドルと苦戦。シリーズ存続は厳しくなってきた。

その他圏外15位には「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・バレ監督がアカデミー賞女優リース・ウィザースプーンとタッグを組んだ「Wild」が登場。母親の死やパートナーとの別離などを経て自暴自棄になっていた女性が、自分を変えるために一念発起し、アメリカ西海岸を南北に縦走する長距離自然歩道「パシフィック・クレスト・トレイル」の踏破に挑む姿を描いた実録ドラマ。シェリル・ストレイド氏の自叙伝を元に映画化した作品で、批評家から好意的なレビューが多く集まり、女性版「イントゥ・ザ・ワイルド」と評判になっている。主演のウィザースプーンは本年度アカデミー賞主演女優賞のノミネートが確実視されており、賞レースでも要注目の作品となっている。

今週末は、巨匠リドリー・スコットが旧約聖書の「出エジプト記」を題材に映画化したスペクタクル巨編「エクソダス:神と王」(クリスチャン・ベール、ジョエル・エドガートン主演)に、クリス・ロック監督・脚本・主演のコメディ「Top Five」が公開となる。

2014年12月8日更新 藤井竜太朗

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