全米映画ランキング : 2013年4月12日~2013年4月14日

全米映画ランキング:2013年4月16日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2013年4月12日~2013年4月14日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 42 世界を変えた男

42
「42 世界を変えた男」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 27,250,000 27,250,000
2 最終絶叫計画5 1 15,153,000 15,153,000
3 3 クルードさんちのはじめての冒険 4 13,200,000 142,524,100
4 2 G.I.ジョー バック2リベンジ 3 10,800,000 102,426,000
5 1 死霊のはらわた

Evil Dead
「死霊のはらわた」

TriStar Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 9,500,000 41,500,000
6 4 ジュラシック・パーク 3D 2 8,820,150 31,929,315
7 5 エンド・オブ・ホワイトハウス

Olympus Has Fallen
「エンド・オブ・ホワイトハウス」

FilmDistrict
(アスミック・エース)

4 7,283,000 81,889,814
8 7 オズ はじまりの戦い 6 4,923,000 219,444,000
9 6 タイラー・ペリーのテンプテーション 結婚カウンセラーの告白 3 4,500,000 45,421,996
10 15 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命 3 4,079,576 5,464,861

黒人初の大リーガー、J・ロビンソンの伝記映画がV

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、4月15日のジャッキー・ロビンソン・デイに合わせて公開された「42(原題)」が約2730万ドルのオープニング興収をあげて、首位デビューを飾った。

同作は、アフロ・アメリカン初のメジャーリーガーとなった伝説の名選手ジャッキー・ロビンソンの半生を描いた伝記ドラマ。「L.A.コンフィデンシャル」「ミスティック・リバー」を手がけた名脚本家ブライアン・ヘルゲランドが、ロビンソンと彼の才能を見抜きメジャーリーガーとして育てようとするブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキーの心の交流に焦点を当てた脚本を執筆し、自らメガホンをとった。出演は、ロビンソンにチャドウィック・ボーズマン、リッキーにハリソン・フォード。批評家からのレビューもまずまずで、ブラッド・ピット主演「マネーボール」(2011年/約1950万ドル)やロブ・シュナイダー、デビッド・スペード主演の「がんばれ!ベンチウォーマーズ」(1996年/約1970万ドル)を抜いて、野球映画では過去最高のオープニング興収を収めるなど、幸先のいいスタートとなった。

約1480万ドルで2位デビューとなったのは、人気パロディシリーズ「最終絶叫計画」の第5弾「Scary Movie 5」。今回は「パラノーマル・アクティビティ4」「インセプション」「ブラック・スワン」などの大ヒット作がパロディの元ネタになっているほか、お騒がせセレブの代表格チャーリー・シーンとリンジー・ローハンの2人がカップルとして出演し話題を集めたが、オープニング興収はシリーズ最低。人気シリーズも終焉が近いのかもしれない。

今週末は、トム・クルーズ、モーガン・フリーマン初共演のSFサスペンス「オブリビオン」のほか、ロブ・ゾンビ監督のホラー「The Lords of Salem」が公開となる。

2013年4月16日更新 藤井竜太朗

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