全米映画ランキング : 2010年9月10日~2010年9月12日
全米映画ランキング:2010年9月13日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2010年9月10日~2010年9月12日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | Resident Evil: Afterlife | 1 | 27,700,000 | 27,700,000 | |
2 | 2 | Takers | 3 | 6,100,000 | 48,105,000 | |
3 | 1 | The American | 2 | 5,896,000 | 26,731,000 | |
4 | 3 | Machete | 2 | 4,200,000 | 20,822,000 | |
5 | 5 | Going the Distance | 2 | 3,835,000 | 14,000,000 | |
6 | 7 | The Other Guys | 6 | 3,600,000 | 112,694,000 | |
7 | 4 | The Last Exorcism | 3 | 3,450,000 | 38,190,000 | |
8 | 6 | The Expendables | 5 | 3,250,000 | 98,490,000 | |
9 | 9 | Inception | 9 | 3,015,000 | 282,425,000 | |
10 | 8 | Eat, Pray, Love | 5 | 2,900,000 | 74,633,000 |
「バイオハザードIV アフターライフ」が首位デビュー
9月2週目の全米ボックスオフィスは、低調なチケットセールスのなか、ミラ・ジョボビッチ主演の「バイオハザードIV アフターライフ」が約2770万ドルの興収で首位デビューを飾った。
同作は、人気TVゲーム「バイオハザード」を映画化した大ヒットSFアクションスリラーの第4弾。今回はジョボビッチの夫で、第1作のメガホンをとったポール・W・S・アンダーソンが監督に復帰したが、米マスコミ向けの試写を行わなかったせいか、レビューには厳しい意見がちらほら。それでも、IMAXや3D上映も手伝って、第1作(02年/約1770万ドル)、第2作(04年/約2300万ドル)、第3作(07年/約2360万ドル)を上回る、シリーズ最高のオープニング興収を記録した。日本をはじめ、海外でも好調な滑り出しをみせており、どこまで数字を伸ばすか注目だ。
2位は同じくソニー/スクリーン・ジェムス配給の犯罪アクション「テイカーズ」。公開17日間の累計で約4800万ドルの興収。業界の予想を超えるヒットとなっており、6000万ドルも見えてきた。前週首位のジョージ・クルーニー主演「The American」は前週比約55%ダウンで興収は約600万ドル。10日間の累計は3000万ドルに満たず、最終的には4000万ドルあたりに落ち着きそう。完全に大人の観客向けのマーケティングをしたため、この成績は致し方なしか。
4位「Machete」の10日間の累計興収は約2000万ドル。07年の「グラインドハウス」とほぼ同じ成績で、最終興収も「グラインドハウス」同様、2500万ドルあたりになりそう。
8位「エクスペンダブルズ」は1億ドル突破を前に足踏み。9位にしぶとくランクインの「インセプション」は、やはり3億ドルには届かず、2億9000万ドル台で終わる可能性が大である。
今週末は、ベン・アフレック監督・主演の「The Town」、学生向けロマンティックコメディ「Easy A」、アニメ「Alpha and Omega」が公開となる。
2010年9月13日更新 藤井竜太朗