マチェーテ
劇場公開日:2010年11月6日
解説
「グラインドハウス」(07)のために製作したフェイク予告編をもとに、ロバート・ロドリゲス自身が1本の映画として作り上げたB級アクション。メキシコの麻薬王トーレスを追跡していた麻薬捜査官マチェーテは、トーレスの罠にはまり家族を皆殺しにされてしまう。数年後、米テキサスへ逃亡し、肉体労働者として糊口をしのいでいたマチェーテにテキサス州の上院議員暗殺を持ちかける人物が現れる……。タイトルロールにダニー・トレホ。共演にスティーブン・セガール、ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・アルバ。監督はロドリゲスとイーサン・マニキス。
2010年製作/105分/R18+/アメリカ
原題:Machete
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2022年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 短刀(マチェーテ)の使い手にしてメキシコの敏腕捜査官だったものの、麻薬王トレースに妻子を殺されたマチェーテ(ダニー・トレホ)。
テキサスで日雇いの労働者となっていた彼にブースという男が不法移民排斥を掲げる上院議員マクラフリン(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺を依頼するが、その裏には思わぬ罠があった。ー
◆感想
・マチェーテを演じたダニー・トレホのどこからみても、メキシコ人という風貌が強烈である。で、彼は妻子を惨殺されながらも、顔は怖いが人として立派であり、キャラも強烈である。
・ロバトート・ロドリゲス監督が大好きな、草刈り機や短刀による少し笑える殺戮シーン満載である。
・ストーリーはシンプルで、メキシコとの国境線を不法移民流入を阻止するために強化とする上院議員マクラフリンが手下のブースを使って法に触れた手法で画策する。
・それに対抗する表向きはタコス屋を営むルース(ミシェル・ロドリゲス:こういう作品には、欠かせません。)達。
・麻薬王トーレス(スティーブン・セガール)が、マクラフリンを表面上、手助けするも娘のエイプリルに認められたいとマチェーテの兄の神父に告解していたり、けれどエイプリルは奥さんも含めて、マチェーテと全裸でプールで遊んじゃったり・・。
<メキシコ系の俳優さん、大集合のトンでもムービー。けれども、これが面白いのですよ。
未だに大統領の座を虎視眈々と狙っているトランプに見せたい作品No1である。>
2021年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
勧善懲悪な特撮ヒーロー物を豪華出演陣で作っちゃったロドリゲス、グラインドハウス名義から懲りずに進歩してるんだか、してないんだか!?
ダニー・トレホが主演でセガールとデ・ニーロが同じ映画に、大袈裟だが不可能を可能にしてしまうロドリゲスの行動力に脱帽する人選に当時はビックリ!?
御丁寧にそれぞれが復讐を果たし、二連チャンで報いを受ける可哀想なデ・ニーロに対するリスペクトが足りないようなロドリゲス、脱がないジェシカ・アルバとミシェル・ロドリゲスの二人はヒロイン渋滞、ひとつの役でいけたのでワ??
真面目に作ってるのにふざけて見える映画を真面目に作ってる姿勢が好き。
「あの偽予告映画化したのかよww」って
それだけで十分面白い。みんなでワイワイ見て盛り上がりながら時間をシェアできる素敵映画。
2020年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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『グラインドハウス』の架空予告編として公開された『マチェーテ』。思い起こせば、公開日に観に行ったのに、手違いによって予告編が上映されなかったので、チケットもらってもう一回観させてもらった!冒頭、妻の首をトーレス(スティーヴン・セガール)が斬り落とすシーンはショッキング。こりゃ18禁になるわけだ。
3年後、テキサス。不法移民の弾圧を目論む悪徳議員マクラフリン(デ・ニーロ)を暗殺してほしいと謎のビジネスマン、ブースから頼まれるマチェーテ(トレホ)。彼は焼かれて殺されかけたハズなのに、元気そのものといった感じ。高性能ライフルよりもナタ(マチェーテ)を選ぶトレホが可愛い。マクラフリン暗殺はそのものが罠であり、不法移民警備強化法を推すために彼の人気を上げるためのものだったのだ。タコスを売りながら彼を支援するトラック運転手ルース(ミシェル・ロドリゲス)、不法移民の狙撃犯として彼を追う移民局の捜査官サルタナ(ジェシカ・アルバ)トラック、美人を揃えている。
サルタナはマチェーテが元捜査官だったことを見つけ、彼に協力するようになる。ルースはブースの部下でもある、自警団のボス、ヴォンによって呆気なく殺されてしまうが、ブースの妻と娘を拉致してブースを脅すマチェーテ。そして麻薬王トーレスとブースが繋がっていたことを突き止める。国境を強化して安いブツが入らないように法律を作ろうとしていたのだ。そしてマクラフリンの選挙資金もトーレスが提供していたことが発覚。こうして不法移民たちとトーレスとの壮絶な戦争が始まる。
B級感モロ出し!さすがはロドリゲス。どことなく70年代の雰囲気をも思い起こさせるが、デ・ニーロの役どころなんて今のトランプ大統領も彷彿させる政治家だ。いつの時代もテキサスでは移民を嫌ってるんだな~てのがわかる(笑)。それに加え凄いのが有名俳優の贅沢な使い方。日本刀を振り回す悪役のセガールは最期には切腹みたいな形で絶命。デ・ニーロだってブースの娘に殺されたかと思いきや、さらに自警団によって殺されるというオマケつき。そして死んだと思われたミシェル・ロドリゲスが右目を失いながらエロカッコいい女になって戻ってきた!