国内映画ランキング : 2009年11月21日~2009年11月22日
映画ランキング : 2009年11月25日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2009年11月21日~2009年11月22日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | 上映週 | |
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1 | 初 | 1 | ||
2 | 1 | 4 | ||
3 | 2 | 2 | ||
4 | 3 | 2 | ||
5 | 初 | 1 | ||
6 | 4 | 2 | ||
7 | 6 | 5 | ||
8 | 5 | 5 | ||
9 | 初 | 1 | ||
10 | 7 | 4 |
「2012」が首位、「イングロリアス・バスターズ」は5位スタート
「ディザスター・ムービーの巨匠」ことローランド・エメリッヒ監督の新作、「2012」が好スタートを切った。オープニング週末2日間の成績は、動員45万9768人、興収5億7365万9750円と、最終的に興収30億円以上は確実、正月の粘り次第では40億円台まで頑張れそうな素晴らしい出足。やはり40億円付近まで興収を伸ばしそうな「THIS IS IT」を押さえて首位デビューに成功した。ソニー・ピクチャーズがランキングの1、2位を確保し、3位がディズニーの「クリスマス・キャロル」なので、上位3傑をハリウッド映画が占めるという近頃珍しい展開。ちなみにこの現象は今年は初めてで、遡って調べてみると、何と昨年の1月以来の出来事である。これとは逆に、日本映画が上位3傑を占めた事例は山ほどあるのだが。さて、ランキングに戻って「イングロリアス・バスターズ」は初登場で5位とやや期待はずれのスタート。オープニング成績は、3日間で動員16万8390人、興収2億1789万6800円。最終的に10億円は突破するだろうが、20億円までは難しそうだ。全米では大ヒットした本作だが、日本ではタランティーノも過去の人なのか。と思って過去の日本における実績(興収)を調べてみると、「キル・ビル」が22億7548万円、「同Vol.2」が10億7335万円、「パルプ・フィクション」が4億円と判明(文化通信のデータによる)。まあ、今作は案外健闘の部類ではないかと。その他の新作では、9位に「マクロスF」がランクイン、長澤まさみの「曲がれ!スプーン」は圏外11位にとどまった。
2009年11月25日更新 駒井尚文