全米映画ランキング : 2009年10月23日~2009年10月25日

全米映画ランキング:2009年10月26日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年10月23日~2009年10月25日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 3 パラノーマル・アクティビティ 5 22,000,000 62,500,000
2 ソウ6

Saw VI
「ソウ6」

Lionsgate
(アスミック・エース)

1 14,800,000 14,800,000
3 1 かいじゅうたちのいるところ

Where the Wild Things Are
「かいじゅうたちのいるところ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 14,400,000 54,000,000
4 2 完全なる報復

Law Abiding Citizen
「完全なる報復」

Overture
(ブロードメディア・スタジオ)

2 12,700,000 40,300,000
5 4 南の島のリゾート式恋愛セラピー 3 11,100,000 78,200,000
6 ATOM

Astro Boy
「ATOM」

Summit
(角川映画、角川エンタテインメント)

1 7,000,000 7,000,000
7 5 ステップファーザー 殺人鬼の棲む家 2 6,500,000 20,400,000
8 ダレン・シャン 1 6,300,000 6,300,000
9 6 くもりときどきミートボール

Cloudy with A Chance of Meatballs
「くもりときどきミートボール」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

6 5,600,000 115,200,000
10 7 ゾンビランド

Zombieland
「ゾンビランド」

Columbia
(日活)

4 4,300,000 67,300,000

「パラノーマル・アクティビティ」がついに首位。「ソウ6」は2位スタート

ハロウィーン・シーズンを迎えた全米ボックスオフィス。2本のホラー映画が上位に入った先週末は、深夜限定公開から拡大公開に踏み切り、徐々に順位を上げてきた低予算作品「パラノーマル・アクティビティ(原題)」が約2200万ドルの興収をあげて、ついに首位となった。同作の公開5週間の累計興収は約6250万ドル。1億ドル突破は見えてきたが、10年前に大ヒットを記録した「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(最終興収約1億4800万ドル)の壁は高い。「パラノーマル・アクティビティ」大ヒットの割を食って2位デビューとなってしまったのは「ソウ6」。オープニング興収約1480万ドルと、シリーズ最低のスタートとなった。ハロウィーン・シーズンではすっかりお馴染みとなり、来年は3Dで製作されるという同シリーズだが、さすがに息切れ気味。当然のように批評家からの評価も低い。僅差で3位となった「かいじゅうたちのいるところ」は10日間の累計興収を約5400万ドルに。「鉄腕アトム」の映画化「ATOM」は初登場6位に。声優にニコラス・ケイジ、サミュエル・L・ジャクソン、シャーリーズ・セロン、ドナルド・サザーランド、ビル・ナイなど豪華俳優陣がそろったが、オープニング興収約700万ドルと、まったく振るわなかった。そして、さらに振るわなかったのが初登場7位の「ダレン・シャン」。タイトルと同名作者による児童向けシリーズ小説を「ミスティック・リバー」「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚色し、「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツが監督したファンタジードラマ。サーカス「シルク・ド・フリーク」を見に行ったことから、バンパイアと人間のハーフになってしまった少年ダレンの冒険が描かれる。出演はジョン・C・ライリー、渡辺謙、サルマ・ハエック。タイトルロールには新鋭クリス・マソグリア。その他、圏外11位にオスカー女優ヒラリー・スワンクが伝説的な女性飛行士アメリア・イアハートに扮した伝記ドラマ「Amelia」が登場した。今週末は全世界注目のドキュメンタリー「マイケル・ジャクソン This is It」が公開となる。

2009年10月26日更新 藤井竜太朗

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