リチャード・アイオアディ

英ロンドン出身で、母はノルウェー人、父はナイジェリア人。ケンブリッジ大学で法学を学び、名コメディアンを多く輩出したことで知られる学生主体の演劇クラブ「フットライツ」の部長を務める。

在学中から舞台脚本の執筆を始め、監督と共同脚本を手がけた舞台がチャンネル4でTVドラマ化された「Garth Marenghi's Darkplace」（04）で出演と演出も兼ねて頭角を現す。TVコメディシリーズ「ハイっ、こちらIT課！」（06〜13）に俳優として出演して注目を集め、「サブマリン」（10）で長編映画監督デビュー。

ベン・スティラー主演「エイリアン バスターズ」（12）などに出演する一方、監督としてもドストエフスキーの小説を映画化した「嗤う分身」（13）など、精力的に活動を続ける。

近年は声優としての仕事も多く、スタジオライカの「ボックストロール」（15）、アカデミー長編アニメーション賞を受賞したピクサーの「ソウルフル・ワールド」（20）、ドリームワークス・アニメーションの「バッドガイズ」（22）などに参加している。