ハン・ヒョジュ
韓国忠清北道清州市出身。東国大学校演劇映画科卒。
2005年、韓国で人気のシットコム「ノンストップ5」で女優デビュー。翌年、ユン・ソクホ監督による「四季シリーズ」の最終章「春のワルツ」のヒロインに抜てきされ、一躍脚光を浴びる。「空くらい地くらい」(07)、「イルジメ 一枝梅」(08)を経て、09年に主演を務めたドラマ「華麗なる遺産」は、韓国で47.1%の高視聴率を記録。時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督の大河ドラマ「トンイ」(10)ではタイトルロールを演じ、主演女優としての地位を確立する。
その後は「ただ君だけ」(11)や「王になった男」(12)など、話題の映画に多く出演。「監視者たち」(13)では清純派イメージを覆す演技で第34回青龍映画賞の主演女優賞を受賞した。14年には犬童一心監督作「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」で日本映画に初出演し、上野樹里と共演した「ビューティー・インサイド」(15)や、日本統治下の朝鮮を舞台に妓生(キーセン)たちの生き様を描いた「愛を歌う花」(16)などにも出演した。
イ・ジョンソクと主演を務めたラブファンタジー「W 君と僕の世界」(16)で6年ぶりにTVドラマに復帰。21年には感染症を題材にしたパニックドラマ「ハピネス 守りたいもの」で危機に立ち向かう警察特攻隊を演じた。アジアコンテンツ&グローバルOTTアワードで注目を集めた「ムービング」(23)では超能力者を熱演し、キャリア2度目となる母親役を務めた。