ロマン・コッポラ
フランス生まれで、父は映画監督フランシス・フォード・コッポラ。父コッポラが監督・製作した「ドラキュラ」(92)の視覚効果班監督として映画のキャリアを開始し、同じく父コッポラ監督の「ジャック」(96)、「レインメーカー」(97)などに第2班監督として携わる。90年代には自身の製作会社「The Directors Bureau」を設立してMVやCMの監督として活躍し、 1969年のパリを舞台に若き映画製作者の日々を綴った「CQ」(01)で監督デビュー。07年にはウェス・アンダーソン監督作「ダージリン急行」の製作と共同脚本を手がけ、同監督と再び共同脚本を務めた「ムーンライズ・キングダム」(12)で第85回アカデミー脚本賞にノミネートされた。以降はアンダーソン監督の右腕として「犬ヶ島」(18)の原案や「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(21)と「アステロイド・シティ」(23)の原案、製作総指揮を務める。