ユルゲン・プロフノウ
独ベルリン出身。デュッセルドルフの劇場でエキストラや照明係を務めた後、フォルクヴァング芸術大学で演技を学び、1966年に卒業する。71年から4年間、ボーフム劇場の劇団員として舞台に立ち、ウォルフガング・ペーターゼン監督の長編第1作「Einer von uns beiden」(74)で映画デビュー。
ニュー・ジャーマン・シネマの立役者のひとりとなり、同監督とも度々タッグを組んで、主演を務めた戦争映画「U・ボート」(81)で国際的な評価を得る。「デューン 砂の惑星」(84)で本格的にハリウッドに進出。「ビバリーヒルズ・コップ2」(87)などで悪役として活躍する一方、ペーターゼン監督の「エアフォース・ワン」(97) や「ダ・ヴィンチ・コード」(06)など、幅広い役柄で活躍。
大ヒットTVシリーズ「24」シーズン8(01)ではロシアの秘密犯罪組織のリーダー役を演じた。ドイツの映画、TVドラマ、舞台にも出演を続け、ハリウッド映画のドイツ語版吹替え声優としての一面ももつ。2004年にアメリカ市民権を取得し、ロサンゼルスとミュンヘンの2拠点で活動を続けている。