フレデリック・ワイズマン

英語表記
Frederick Wiseman
誕生日
1930年1月1日
出身
アメリカ/ボストン

米ボストン出身。イェール大学ロースクール卒業後、仏パリでも法律を学び、帰国して弁護士になる。軍隊生活を経験した後、弁護士として働く傍らボストン大学やハーバード大学で教鞭をとった。シャーリー・クラーク監督「クールワールド」(64)のプロデュースを機に映画界に足を踏み入れ、「チチカット・フォーリーズ」(67)で監督デビュー。

1970年に制作会社「ジポラフィルム」を設立し、米国の刑務所や病院、高校といった組織の構造に鋭く切り込むドキュメンタリーを数多く発表する。日本でも「コメディ・フランセーズ 演じられた愛」(96)や「パリ・オペラ座のすべて」(09)などが劇場公開され、アメリカ・ドキュメンタリー映画界の巨匠として知られる。

16年にはアカデミー賞の名誉賞を受賞。ほか、劇映画に「セラフィータの日記」(80)と「最後の手紙」(02)、近年のドキュメンタリーに「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」(17・ベネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)、「ボストン市庁舎」(20)、「至福のレストラン 三つ星トロワグロ」(23)など。

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