最後の手紙

最後の手紙

解説

1967年のデビュー以降、現代アメリカ社会を独自の視点で見つめ続けてきたドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン監督が、ワシーリー・グロスマンの小説「人生と運命」の1章を映画化した劇映画。コメディ・フランセーズの女優カトリーヌ・サミーのためにワイズマン監督が自ら脚色した。1941年、ウクライナ。ナチによるユダヤ人迫害の恐怖が渦巻く中、年老いた女医アンナがナチの手を逃れた息子に宛てた手紙を口述筆記し、その姿が1人の人間の弱さや強さ、尊厳を浮かび上がらせていく。2011年、ワイズマン監督作を一挙上映する「フレデリック・ワイズマンのすべて」にて日本初公開。

2001年製作/62分/フランス・アメリカ合作
原題:La derniere lettre

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